アカデミーU-18選手が多文化共生に向き合う 名古屋グランパスSDGsアカデミー2024「在留ブラジルキッズプロジェクト」第3回アイデアセッション レポート

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2021年から開始した「名古屋グランパスSDGsアカデミー」。今年は在留ブラジルキッズを中心とした外国ルーツの方々とともに、異なる文化の人たちがお互いに住みやすい社会の実現に向けて取り組みます。ステークホルダーの方々とアカデミー選手がともに共創を通して学び、考え、実践いたします。
※企画概要および5月30日(木)に行った目標設定セッションはこちら
※8月20日(火)に行った初回インプットセッションはこちら
※9月16日(月・祝)に行った第2回交流セッションはこちら


10月27日(日)SDGsアカデミーの第3回アイデアセッションが行われました。場所は初回から本活動にご協力いただいている独立行政法人 国際協力機構 JICA中部の会議室をお借りして実施しました。本セッションでは、前回の交流セッションで感じたこと、学んだことを改めて振り返りながら、アカデミーU-18の選手たちが在留ブラジルキッズの子どもたちのためにできることをアイデアを出し合いながら考えていくことを目的としています。

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はじめにJICA中部 愛知デスクの木村有里様より、JICAの取り組みについてのご説明いただきました。世界の情勢について触れつつ、JICAでは海外協力隊の取り組みも行っており、その中ではスポーツ隊員もおりスポーツの力で様々な支援活動を行っていることを教えていただきました。
また、国内でも多文化共生における取り組みを積極的に行っており、「多文化SHIZUカップ」という静岡県で開催されたサッカー大会についてもご説明いただき、U-18の選手たちはお互いの文化・コミュニティを知る機会を持ち、お互いを知る意識を持つことの重要性を学びました。

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次に、アカデミーのパートナー企業でもあるAZAPA株式会社取締役 宮田豊様がファシリテーターとなり、アイデアセッションのグループワークに入りました。
まず、前回のブラジルキッズとの交流を通して嬉しかったこと、逆にもっとこうすればよかったと思ったことなど、感じたことを各々挙げていきました。

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各自で付箋に書いた内容を、今後は3~4人のグループの中で共有しながら、意見を層別していきました。グループ内で交流セッションで感じたこと、課題として感じたことを集約し、その後全体発表を行いました。交流セッションの時に「子どもたちと楽しく触れ合うことが出来て楽しかった」「前回食べたブラジル料理が美味しかった」「アカデミーのプレミアリーグの試合に子どもたちが応援に来てくれて励みになった」という意見や、「もっと最初から積極的にコミュニケーションを取ればよかった」「ポルトガル語を習得してもっと話せるようになりたい」という前向きな課題も多く出てきました。

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全体発表の後は、今後ブラジルキッズと共にやりたいことを個人で挙げていきました。その後、グループ毎に【すぐに実現できること】、【将来的にやりたいこと】に層別し、各グループの意見を互いに見せ合いながら、よかったアイデアにマークを付けていきました。
「U-18プレミアリーグの試合で子どもたちがエスコートキッズになり一緒に入場する」「ポルトガル語と日本語をお互いに教え合う勉強会を開催する」「保見団地の子どもたちにサッカー教室を行う」という意見や、「アカデミーの練習場にブラジルの街を作る」といった斬新なアイデアも出てきました。

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本日のアイデアセッションでは、前回の交流セッションで実際に子どもたちと触れ合ったことでよりブラジルキッズとの今後の取り組みを具体的にイメージすることができ、U-18の選手たちから積極的にたくさんのアイデアが出てきました。

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アイデアセッションはこれで終了となりましたが、JICA中部の1階には「なごや地球ひろば」という様々な国や文化が体験できるコーナーがあり、選手たちは展示物を見て触れて体験することで多文化共生に対する意識をより高めることができました。

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今回のアイデアセッションの感想として、西森悠斗選手(3年)は「今日出たいろいろな意見をこれからどう実行していくのか、普段の日常でもどう活かしていけるのか考えていきたい」と語り、杉浦駿吾選手(3年)は「みんな考える力はあると思うので、どれだけ実現できるのかが重要で、SDGsアカデミーをやらせていただいている意味になってくる」と語りました。

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今後は11月4日(月・祝)に再び集まり、今回出たアイデアをさらに深掘りし、12月の施策実現に向けて検討を進めていきます。