MATCH
EUROJAPAN CUP 2022:
名古屋グランパス vs ASローマ
Coach Interview
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前半から、スペースを作って攻撃にうつる展開が見られましたが、試合を通しての評価をお聞かせください。
相手がプレッシャーをかけてくるなかで奪われるシーンもありましたが、自分達でクロスを上げてのチャンスも演出することができました。そこは非常に良かったと思いますが、課題である最後の部分が良くありませんでしたので、そこを来シーズンは結果を出せるよう、しっかりとキャンプから取り組んでいきたいと思います。
ASローマにこれだけ戦えたことは、自信にもなったのではないでしょうか?
そうですね、メンバー構成もありましたが、これぐらいはできなければいけない試合だったと思います。
モウリーニョ監督とは何か言葉を交わしたのでしょうか?
(センターライン付近まで)わざわざ来てくれたので、お疲れさまというようなことは話しましたが、それだけです。
最後は若い選手にもチャンスを与え、この経験を来シーズン以降にいかしてもらいたいのではないでしょうか?
若い選手は、海外の選手と戦う機会が、代表で活躍するような選手ならありますが、そうでない選手にはなかなか機会がありません。間合いや手の使い方など、そうしたところはコンタクトして初めて感じる部分だと思いますので、(出場時間が)短い時間の選手もいましたが、彼らに少しでも肥やしとなって今後の成長に繋がってくれればと思っています。
後半はスペクタクルな試合となりましたが、監督が常々期待している若い選手にとって、大きな経験となったのではないでしょうか?
後半になってメンバーを代え、ローマも一瞬、本気になって勝負を決めにきた状況での闘いを感じることができたと思います。相手がモードに入らないまま終わってしまったら意味のない試合になってしまいましたが、少しでも相手が襲いかかってくる時間帯、展開に持ち込んだことは大きな収穫だったと思います。そのなかで若い選手が自分達のプレーというところ、時間と共に自信を持ってプレーする状況を作り出してくれたと思いますので、そこはやってはじめて、このプレーは通用する、こういう持ち方ではだめだということを闘いながら彼らで修正してくれたと思います。
倍井選手や行徳選手など、来シーズン以降の加入選手が出場し、監督としても試合でのプレーは初めて見たかと思いますが、どのような印象でしょうか?
エリートリーグでプレーしている選手もいますし、そういう意味ではもう名古屋の選手です。こういう機会をまた大学や高校へ持って帰り、大学でさらなる成長を遂げ来シーズン以降、名古屋へ還元してくれればと思います。(行徳選手は)3バックは変えられないかなと思っていましたが、行徳は水曜日にU-18プレミアリーグの試合があり1週間で3試合目となる厳しい状況でしたが、楽しんでプレーしていたと思います。ヘディングで競り合うシーンもありましたし、いろいろと感じてくれたと思います。
今シーズン最後の試合となりましたが、今日の試合で来シーズン以降、若い選手に期待を感じたのではないでしょうか?
今日は吉田温紀が想像以上にやってくれたと思います。あの時間帯からアンカーで使うことも考えましたが、起用してみないとわからないし彼の成長にもならないと考え起用しましたが、意外と落ち着いてプレーしてくれました。プレーのエリアが限定されている選手でしたが、今日は動く距離も多く、いろいろな場面に顔を出して落ち着いてプレーができていたと思います。
ASローマの選手で印象に残った選手がいればお聞かせください。
やっぱりマティッチ選手ですね。懐の深いプレーといいますか、終わったあとの選手達も「マティッチ選手はすごい」と話していましたが、手で押さえられただけで懐に入れないという感触があったみたいです。やはり、あの選手はレベルが違ったのではないかと思います。
ASローマと名古屋グランパスでパートナーシップの締結が発表されましたが、今後具体的にどのような広がりがあるとお考えでしょうか?
クラブとしてASローマと提携し、いろいろな情報やモウリーニョ監督もレクチャーをしてくれるようです。なかなかヨーロッパの情報はJリーグのクラブまで入ってこないです。横浜F・マリノスはマンチェスターシティーの傘下にありいろいろな情報は入りやすいと思いますが、他のJクラブはヨーロッパの細かな情報は入りづらいと思います。こういう形でASローマと提携し、いろいろなコミュニケーションの中で、情報を得られれば、名古屋にとっても、Jリーグのクラブにとってもプラスになると思います。
海外のクラブとこうやって試合をする意義を監督自身、どうお考えでしょうか?
こうした機会は限定されていると感じています。コロナ禍ということもあり海外との行き来がしづらいこともあって、なかなか試合をする機会が今はありません。昔はヨーロッパのチームもアジアツアーという形で多く日本へと来ましたが、今はそうした試合も減ってきて、実施するとしても限定したクラブだけの機会となっています。今回は自分達がその機会でしたが、先ほども話したとおり、若い選手には実際に対戦してみて、いろいろとわかることがあると思いますので、非常に良い機会をいただいたと思います。
Player’s Comment
13藤井 陽也
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大きな選手、速い選手とのマッチアップはいかがでしたか?
単純に背の高い選手が多くて、体が強いというのはヨーロッパでは当たり前だと思うんですけど、自分もそういった基準に達しなければいけないと感じました。やれたこともあったので、試合を観て振り返って、次につなげたいです。
相手のそれぞれの特長をどう感じましたか?
僕が1対1でやり合う場面があまりなかったので、もう少しやりたかったというのが正直な気持ちです。ただ、FWの(タミー)エイブラハム選手は大きいけどスピードがあってテクニックがあって、ああいう選手はJリーグになかなかいないので、ああいった選手でも対応できるように僕自身もっとレベルアップしないといけないと思いました。
攻め上がってシュートを打つ場面もありました。
積極的にいこうというのは考えていました。まだまだなので攻撃面もしっかりと練習しなければいけないと感じました。
4中谷 進之介
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海外クラブと対戦することは貴重な機会だと思います。試合を振り返ってみていかがですか?
相手のコンディションがあまり良くなかったと思うので、そこまで驚きがあったわけではないですけど、いい経験をできたと思います。
世界との差を感じたところは?
速いし、強くて、グランパスの選手は球際でほとんど勝てていなかったと思うので、そこは違うなと思いましたね。
あのサイズでスピードがある選手は世界ならではですよね。
ドイツ代表の(アントニオ)リュディガー選手もそうですけど、海外ではあの大きさでスピードがあるのがノーマルなのかなと改めて感じました。
藤井選手・中谷選手のコメント全文、
長澤選手・マテウス選手・永井選手・永木選手・石田選手・吉田選手・甲田選手のコメントは、
INSIDE GRAMPUSにて掲載しております。
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