MATCH
第102天皇杯全日本サッカー選手権大会ラウンド16:
セレッソ大阪 vs 名古屋グランパス
Coach Interview
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難しいチームマネージメントを求められた状況での試合で前半は若手を中心に、後半は選手を入れ替えるという展開でした。あらためて、今日はどのような戦略を考えられていたのでしょうか?
時間は、中2日でアウェイでのゲームなので、フルに選手を使うということはできないと思います。それはお互い、どちらのチームもそうだったと思います。休ませる選手は休ませながら、起用する選手は時間をある程度お互いに決めながらという状況で、最終的にあの時間帯に、どちらが点を取るかというゲームだったと思っています。
失点のシーンはシンプルなクロスから一発で決められましたが、自分達で点を取りにいきながらのリスクマネジメントという部分では、どう考えていたのでしょうか?
1点目は、新しく入った選手の位置を突かれ、難しいクロスへの対応でした。もう少しキーパーとディフェンスラインで声の連携ができれば防げた1失点目だったと思います。2失点目は若干、森下の絞りが遅れてしまったかと思っています。
最初の失点が難しくしたかと思いますが、前半の45分、今日のメンバーでよく耐えたのではないでしょうか?
貴田にしても、豊田にしても、吉田晃にしても、なかなか試合に出る機会のない選手がゲームを作ってくれたと思っています。ああいう(先制点の)取られ方をして、テンパってしまい2点目、3点目をとられてもおかしくない時間帯に先制はされましたが、そのあとはしっかりとゲームを作って交代の選手に渡してくれたことは大きかったと思いますし、この展開で勝てていたらと思っています。
後半、交代でピッチへと入る選手にはどのような言葉をかけられたのでしょうか?
あの時間帯からいく選手には、交代することは伝えていたので「お前たちで決めてこい」という話をしました。
また中2日でリーグの川崎フロンターレ戦ですが、選手たちにはどう準備をさせるのでしょうか?
切り替えて、次の試合からは新加入の選手も起用できるので、疲労の具合を見ながらメンバーを考えたいと思います。
Player’s Comment
42 貴田 遼河
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トップチームでデビューを飾りました。
試合前は緊張していました。(10日の清水)エスパルス戦の時も、阿部(浩之)さんから「この舞台を楽しんだもん勝ちだし、楽しんだ分だけ経験になるから、緊張していたら損だぞ」という言葉をいただきました。阿部さんの言葉を思い出したら緊張がほぐれたというか、いい状態でピッチに入ることができました。試合中はあまりボールを受けることができなかったんですけど、ボールを受けた時はしっかりキープしたりだとか、思っていた以上にやれたところもあったので、手応えはあります。これからアカデミーに戻るか、トップで継続するかわからないですが、どちらにせよ高みを目指してやっていかないといけないと思います。トップの質はすごく高かったですし、試合前の意識、練習での意識にも違いを感じました。今のままでは今後詰まってしまうと感じたので、もっともっと見習って高みを目指していきたいと思います。
シュートを打った場面を振り返ってください。
阿部さんがマイナスにボールをくれました。受けた瞬間は思ったよりも落ち着いていて、股を狙ったんですけど、プロは甘くなかったです。もう少し落ち着いて見られればと思います。
どういった選択をするのがベストだったと思いますか?
受けてからシュートを打とうと思っていましたが、距離もあったし、カットインしてファーを狙ったりできれば。(体の)開きが甘かったと思います。ファーに打つフリをして股抜きシュートを打つとか、そういうプレーも選べたかなと思います。
32 豊田 晃大
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今日の試合で意識していたことを教えてください。
「試合をやりながら」と考えていたので、試合前はなにも考えずにいました。左サイドの選手が中に絞る選手ではなかったので、(仙頭)啓矢くんが下がって、レオ(シルバ)さんが中盤にいれば自分のスペースが空くと思いました。前を向けることもあったし、作れた場面もあったので、そこは良かったなと思います。
シュートを放ったシーンを振り返ってください。
枠内に入れなくてはいけません。
シュートまではいい流れでした。
運べたところまでは良かったんですけど、あそこで決められるかどうかで今後が変わってくると思います。もっと練習するしかないと思います。
貴田選手・豊田選手のコメント全文、中谷選手・河面選手のコメントは、
INSIDE GRAMPUSに掲載
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