明治安田生命J1リーグ 第3節:
名古屋グランパス vs ガンバ大阪
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GOAL
Coach Interview
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前節と同じく前半に先に先制され、追いつき、逆転する展開となりました。立ち上がりの脆さという部分は今後、どう修正したいとお考えでしょうか?
二試合、三試合、四試合と毎回同じ失点を同じような時間帯で繰り返しているようでしたらチームの悪い癖、見直すところはあると思います。もちろん、そういうことが無い方が良いと思いますし、二試合続けて前半のうちに失点してしまいましたが、特に今日なんかは、フリーキックの中から少し運のない方向へ飛び、相手もああいう形での得点を意識して用意したプレーではなかったと思います。グランパスの選手が触り、それがバーに当って(相手に)という。このチームは前半の頭に失点する癖があるなと、そこまで大袈裟に捉える問題ではないと思っています。それよりも、長い時間良いプレーを、二試合を通しできたということを大事に、より確実に勝てる方向へ力を入れた方が良いと思っています。どちらかと言えば、最初の失点よりも、二失点目の方が明らかに防ぐ方法があったと思いますし、偶然あそこにというより、狙われた通り、こちらとしても予測できた通りの形で決められていますし、そこに関しては修正ができる部分だと思っていますし、作業をしなければいけません。
もちろん良いプレーも多く、後半は相手を封じ込めている時間帯もありました。そういった部分はどう分析されているのでしょうか?
半分以上、約一時間(60分)くらいはグランパスがこのゲームを支配していると見ていました。ただ先ほども話しましたが、90分間ずっと試合を支配するだけの体はまだできていません。どうしても(準備期間の)二週間というハンデ、これは言い訳になってしまいますが、我々として自分たちを分析したうえで、そういう理由はあると思います。そのうえで、どう試合を終わらせるかというイメージを持っていたはずなのですが、じゃあこれから残り1分、2分でどういうプレーをするべきかという練習をするよりも、疲れた状態でも最後の数分で別の力が出せるはず、それは精神的な部分だったりしますが、なぜそれが出せなかったかということが今日は残念です。
今日はシャビエル選手をトップ下、阿部選手を左サイドで起用しましたが、その意図をお聞かせください。
チーム全体の狙いとして、前線の選手にボールが入った時、我々がボールを奪って運ぶ時、押し込む時にクオリティのある試合をしたいという狙いがありました。シャビエルの特徴として、彼は真ん中に置くことで良さが出ますし、その狙い通りにプレーしてくれたと思います。ゴールのシーンも素晴らしいプレーでした。チームバランスを考えた時、今日はそういう配置、シャビエルを真ん中とし、阿部は色々なポジションでプレーできるのでサイドに配置しバランスを取ってもらいました。
後半の選手交代でシミッチ選手を入れボランチを三人としました。この試合は守り勝つという意図だったのでしょうか?
狙いとしてもちろん、相手の攻撃がハイボールとなってきたことを理解したうえでシミッチを投入、単純に高いボールに対して戦える選手を入れたということもありますが、深い場所まで突破されマイナス方向へのクロスを狙われるようなシーンもそれほどありませんでした。どちらかと言えば、自分たちのゴールを背中にし、正面からくるハイボールをどう処理するかというシーンが多くありました。そのうえで、最後の失点のようなシーンがなぜ起きてしまったのか、この対策で対応できると思っていたのですが。もちろん、相手が良かったということもありますが、(今週は)ガンバ大阪、セレッソ大阪という素晴らしいチームと続けて闘うなかで、我々がまだ未熟で、勝ち続けるチームとしてはまだ足りていないということがわかると思います。最初のうちにそういうチームと対戦することでしっかりと自分たちの足元を固めチーム作りをしていくしかないと捉えています。
Player’s Comment
10 ガブリエル・シャビエル
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本日の試合を振り返ってください。
湿度の高い中で、暑さに負けずに闘いました。先制点を許した時には悔しい思いをしましたけど、そのあとに逆転することができました。チームとしては60パーセントから70パーセントほど、試合をコントロールできていたと思いますが、最後に失点してしまいました。負けたかのような引き分けになってしまったと思っています。
今シーズン、リーグ戦初出場を果たし、初ゴールを挙げました。得点シーンを振り返っていただけますか?
自分に(得点の)可能性がある時に貢献できるよう、毎日全力を尽くしながらトレーニングをしています。この試合で100パーセントを出しきりました。残念ながら勝つことができませんでしたけど、チームに貢献できたと思っています。
本日はトップ下でプレーしました。前線のコンビネーションはいかがでしたか?
オフェンス面でのポテンシャルはすごく高いチームだと思っています。素晴らしい選手たちばかりですからね。マテウス、途中出場となった(前田)直輝、累積警告により欠場した相馬(勇紀)など、誰が出てもいい結果を残せるようなポテンシャルがあります。どの相手に対してもいい試合ができると考えています。
グランパス加入以降、トップ下でプレーする機会はなかったかと思います。トップ下でプレーした感触を教えてください。
トップ下はすごくプレーしやすいポジションだと感じています。(相手)ボランチの後ろでプレーすることが好きですからね。ただし、これまでのようにサイドでも攻撃につながるようなプレーをすることができます。とはいえ、自分が好きなポジションでプレーできるのはうれしいですね。もっともっとチームに貢献できると考えています。
次節に向けて意気込みを聞かせてください。
今日はしっかりと休み、頭をリフレッシュします。明日から次の対戦相手を考えながら準備していきたいと思っています。トレーニングをする日数が短いですが、しっかりと練習をして準備していきます。
3 丸山祐市
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試合を振り返っていかがですか?
最後まで守りきれなかったことが残念ですし、チームの力不足を感じます。また、こちらがもう1点取っていれば勝ちきれていた試合でした。攻守両面で課題が出てしまったと思います。
再開後2試合を終えて1勝1分けという結果です。チームとして、また個人としてどのような手応えを感じていますか?
負けなしという結果はいいことで、ポジティブに捉えないといけないと思います。チームとしてできていることは多くありますが、密に話しあわなくてはいけない部分も多くあると思います。その部分は次の試合に向けて取り組んでいきたいです。個人的には疲労がありますが、その中でもうまくコンディションを上げていきたいと思っています。
現状で感じている課題を具体的に教えていただけますか?
全部です。攻撃ではゴールまで行けていないことが多くあり、シュートまで行ききることが重要だと思っています。守備では前半の立ち上がりにやられてしまったことが反省点です。
後半はいい時間帯を長く作れていた印象です。
そういった時にもう一点を取れていれば、という思いがあります。攻撃の選手だけの責任ではありませんが、あそこで決めきることがとても重要だと思います。
終盤に投入されたパトリック選手と渡邉千真選手のプレーで同点とされました。
最後のところでパトリック選手に合わせて来るのはわかっていました。相手のストロングを消せなかった、というのは事実です。僕が(競りに)行っても良かったと思います。秋山(陽介)の責任とは思っていませんが、ピッチ上でもう少し冷静に対処できた部分はあったのではないかと思っています。
次節に向けて意気込みをお願いします。
先制点を許したこと、最後にやられてしまったことは反省点として残っています。前半の入りや最後の部分はもう一度全員で意思統一をして、次の試合に臨んでいきたいと思います。
稲垣選手、中谷選手のコメントはINSIDE GRAMPUSにて掲載しております。
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