U-18選手が多文化共生に向き合う名古屋グランパスSDGsアカデミー 今年も「在留ブラジルキッズプロジェクト2025」がスタート!

前のページに戻る

2021年から開始した「名古屋グランパスSDGsアカデミー」。2024年からは在留ブラジルキッズを中心とした外国ルーツの方々とともに、より住みやすい社会の実現に向けて取り組んでおります。
2025年も、ブラジルキッズが抱える課題に対して我々は何ができるのかを考え、ステークホルダーの方々とアカデミー選手がともにプロジェクトを通して学び、考え、「在留ブラジルキッズプロジェクト」へ継続して取り組みます。
プロジェクトに先立ち6月25日(水)にキックオフミーティング並びに目標検討セッションが行われましたので、そちらの様子をお届けいたします。

2024年のSDGsアカデミー「在留ブラジルキッズ」プロジェクトについてはこちら

企画概要

タイトル 名古屋グランパスSDGsアカデミー『在留ブラジルキッズプロジェクト2025』
共創
パートナー
株式会社マイナビ
AZAPA株式会社
特別協力 特定非営利活動法人 多文化共生リソースセンター東海
特定非営利活動法人 希望の光
協力 豊田市、独立行政法人国際協力機構(JICA)中部センター、日本赤十字社愛知県支部、名古屋出入国在留管理局
内容 ブラジルキッズがこのまちでより活躍できることを目指し、U-18選手を中心に共創する企業、団体と共に検討・実施していく。

スケジュール(案)

※日程・内容は変更になる可能性があります。

6月25日 目標設定セッション レポート

目的 課題と現状を把握し、今後の方向性、今シーズンU-18選手と共に目指すゴールの方向性を決定する
日時 6月25日(水)13:30~15:30
場所 STATION Ai
内容 ブラジル人コミュニティの状況を学ぶ講演_NPO法人 希望の光 山家 ヤスエ氏
目標決定セッション_ファシリテーター:AZAPA株式会社 取締役 宮田 豊氏
参加者 株式会社マイナビ、JICA中部、日本赤十字社愛知県支部、テレビ愛知、NPO法人多文化共生リソースセンター東海、名古屋出入国在留管理局、名古屋グランパス(スタッフ)

6月25日(水)にSTATION AiにてSDGsアカデミー「在留ブラジルキッズプロジェクト2025」のキックオフミーティングとして目標決定セッションを実施しました。
日ごろから多文化共生に取り組まれている、NPO法人多文化共生リソースセンター東海、JICA中部、日本赤十字社愛知県支部の皆さま、共創パートナーとしてご参画いただいた株式会社マイナビ様、AZAPA株式会社様にお集まりいただき、U-18選手が参画する前に、あらためて昨年度の振り返りとブラジルキッズの現状把握、今後の目指す方向性や今年目指すゴールについて話し合いました。

昨年に引き続き、NPO法人希望の光の山家ヤスエ様を迎えて講演とワークショップを行いました。
豊田市保見地区で育ったご自身の経験を踏まえ、ブラジルキッズが地域社会の中での日常をポルトガル語の模擬授業や参加者をブラジルキッズの立場に置き換えたワークショップをあらためて実施していただきました。
また、現在抱える課題に対して「このまちで社会参画できるブラジル人の少なさ」や「ブラジルキッズが普段の生活において安心できない日常があること」をご共有いただき、今後多くのブラジル人キッズが社会参画を目指す中での現状をご説明いただきました。

続いて、AZAPA株式会社 取締役の宮田 豊様によるファシリテーションのもと、まずは豊田市の多文化共生施策の現状の把握。その後、2グループに分かれてワークを行いました。2024年、「交流促進」や「相互理解」、「個性の尊重」をキーワードに「交流イベントによるコミュニティ形成」を実施した中で、前述の山家様の講演/ワークショップを受けて
「ブラジルキッズがこのまちでより活躍できるようになるために、SDGsアカデミーが、U-18選手が、今できることは何か」、「将来から逆算して2025年はどのようなゴールを目指したら良いのか」を考え付箋に記入し、共有しました。

2025年の共創パートナーとしてご参加いただいている株式会社マイナビ様から、名古屋グランパスU-18 そしてトップチームOBの磯村亮太様にもご参加いただき、ご自身の経験から様々なご意見を熱くお話しいただくなど限られた時間の中でしっかりと議論を行いました。

25日に集まった意見を、今後のSDGsアカデミーにてU-18 選手に共有し、U-18選手、共創パートナー各社、ご協力いただく皆様とともに、共生社会の実現に向けて学び、考え、企画し、実践する中で継続的な取り組みを見据えて活動してまいります。