有松連携施策「SHIBORI Tシャツ」プロジェクト進行中!

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2021年の「鯱の大祭典」より本格的に連携が始まった有松において、昨年の「SHIBORIフラッグ」プロジェクトに引き続き、2025年の新たな連携として「SHIBORI Tシャツ」プロジェクトが進行中です。

「SHIBORI Tシャツ」のコンセプトは「Wind of Nagoya」。
3月24日ではグランパスのファッションリーダーである山中亮輔選手も有松を訪れ、デザインの検討に参加しております!

さらに、このプロジェクトで制作される「SHIBORI Tシャツ」のデザインは、皆さまの投票によって決定していく予定です。投票で決まったデザインは6月7日(土)「第41回有松絞りまつり」にてお披露目される予定ですので、ぜひご期待ください。

■「SHIBORI Tシャツ」プロジェクトについて■

有松絞り産業が縮小するなか、この伝統を未来へとつなぎ、有松を盛り上げるため、今年41回目を迎える「有松絞りまつり」との連携施策として、有松とグランパスが共に取り組んでいくプロジェクトとなります。「SHIBORI Tシャツ」プロジェクトを通して、有松絞りの伝統とグランパスのホームタウン活動が密接に結びつき、有松の職人の皆さまや学生たちと一緒に地域に新たな風を吹き込むことを目指します。

■SHIBORI Tシャツ コンセプト■

~Wind of Nagoya~
有松とグランパスがこれまで以上に"つながり"、大きな"風"を起こすことで、双方がさらに盛り上がる。
そして、各々が周囲を巻き込み連携を深めていくことで、その風から生まれる熱量を高め、"上昇気流"をおこし、有松とグランパスに関わるすべての人々がより活気づき、愛知や世界中で有松とグランパスをより身近に感じられるようになる――そんな願いを込めたデザインを目指します。

■有松絞りまつり実行委員会コメント■

「縮小する繊維産業を乗り越えるために、絞りの技術を次世代へ継承しつつ、今回グランパスと連携することで新しい価値を創出することを目指しています。2025年に有松では学生との産学連携が始動しており、次世代を担う若者たちの力も借りながら、「Wind of Nagoya」というテーマを掲げることで、伝統の継承とともに地域に新たな風を吹き込むことを目指しています。このプロジェクトが、単なるイベントを超え、地域全体の未来を形作る大きな一歩となることを期待しています。」

■3月24日(月)山中選手有松訪問の様子

3月24日(月)「SHIBORI Tシャツ」プロジェクトに参加するため、山中選手が有松を訪問し、Tシャツのデザイン案を検討している学生の皆さんとともに絞体験、そしてデザイン案の検討を行いました。

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まずは学生の皆さんや有松の方々とご挨拶。自己紹介をした後、まずは絞体験に伺いました。

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絞体験では赤や黄、藍などの様々な色を組み合わせて絞染めや模様を出すことができ、山中選手も興味深くお話を聞きながら体験を行いました。

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先生のお話を伺いながら有松絞りへの知識を深めました。塗料の量や技法により唯一無二の模様が生まれ、徐々に色が鮮明になる有松絞りの奥深さを感じることができました。
山中選手はグランパスカラーの赤と黄のカラーを選択し、美しい柄が出来上がりました。

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絞体験後は資料館にて、有松絞りについて学びました。山中選手は昨年製作いただいた有松絞りのビッグフラッグを興味深く拝見し「ものすごい技術なので他の選手にも近くで見せてあげたい」とお話もありました。

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そして、「SHIBORI Tシャツ」のデザイン案の検討にうつりました。「~Wind of Nagoya~」のコンセプトに基づき学生の皆さんが100以上のデザイン案から絞ったデザインを見せていただき、デザインに込めた想いをお話してくださりました。
普段使いできるか、有松絞り・グランパスらしさが出ているか、など議論を深めました。

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次回のステップであるグランパスファミリーの皆さまの投票によって決定いただくためのデザイン案を今回で決める予定でしたが、山中選手からも「どれも良くて決められない」とお話もあり、後日他の選手にもデザインを見てもらいその上で最終案を決定することとなりました。

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本日のプログラムを終えた山中選手は「自分も今回初めて有松に来て、絞体験をさせてもらった。子どもとも楽しめますし絞りもとてもオシャレに感じました。まずは今回のTシャツプロジェクトで多くの皆さんに有松絞りのことを知っていただけたらと思います。」とお話しました。

これまでの名古屋グランパスと有松との連携の詳細はこちら