「2022シーズン名古屋グランパス新体制発表会」レポート

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1月15日(土)、豊田スタジアムにて「2022シーズン名古屋グランパス新体制発表会」を開催しました。

発表会ではクラブを代表し代表取締役社長の小西工己より新年の挨拶とルヴァンカップを獲得した昨シーズンのファミリーのみなさまの絶大なサポートに対する感謝を伝え、新シーズンの展望とチームスローガンを発表いたしました。また、今年クラブ創設30周年を迎えるグランパス。それを記念するさまざまなイベントや企画、取り組みを専務取締役の清水克洋よりスタジアムに集まったファミリーのみなさま、公式Appを通し生配信をご覧いただいているファミリーのみなさまへ伝えさせていただきました。

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小西工己代表取締役社長

本日はこのように沢山の方々に豊田スタジアムまで足をお運びいただき本当にありがとうございます。

さて、名古屋グランパスの2022年のシーズンがスタートしました。今シーズンのスタートを告げる新体制発表会を、こうしてグランパスファミリーのみなさまと共に迎えられることを非常に嬉しく思っています。

昨シーズン、念願だった一つのタイトルがクラブの歴史に加わりました。みなさまと共に勝ち取った四つ目の輝く星。スタジアムを包んだみなさまからの温かい拍手や手拍子は選手たちの背中を力強く押してくれました。そして9年ぶりのアジアの舞台、過酷な環境下での闘いは新たな経験と自信をもたらしてくれましたが、それと同時に非常に悔しい思いもしました。我々は再びあの舞台に立ち、アジアの頂きを目指さなければいけないと強く思っています。

昨シーズンのホームゲームには23万人近いみなさまにスタジアムへご来場いただきました。コロナ渦でさまざまな制限がされた中ではございましたが、2年連続でJリーグ最多の来場者を記録することができました。多くの方にご来場いただきましたこと、また安心・安全な試合運営にご協力いただきましたことに熱く御礼申し上げます、ありがとうございました。

迎えた2022年シーズン、名古屋グランパスにとってはクラブ30周年という特別なシーズンになります。この30年間、グランパスファミリーのみなさまをはじめパートナー企業のみなさま、自治体のみなさま、ホームタウンのみなさまなど、多くのみなさまに支えられながらクラブは歩んでまいりました。あらためまして、グランパスに関わる全てのみなさまにこの場を借りて感謝申し上げます。

それでは、クラブ30周年を迎える今シーズンのスローガンを紹介させていただきます。

数多の壁が行く手を立ちはだかった昨シーズン。
"超え"続けた末に、11年ぶりの栄冠を勝ち獲った。

栄光と挫折を繰り返し、たどり着いた30年目。
新たな星を胸に刻むべく、前へと突き進む。

グランパスファミリーの皆さまと共に紡いできた伝統と誇りを継承し、
光り輝く未来への道を切り拓こう。

こうした強い願いを込め、今年のスローガンを「未来へ」とさせていただきました。

チームは新たに長谷川健太監督を迎えました。Jリーグでも屈指の実績を持つ長谷川監督ならば、アグレッシブかつダイナミック、そしてグランパスファミリーのみなさまを熱くさせる熱量を持ったチームを作り上げてくれるものと確信しております。新たな選手も加わり昨シーズン届かなかったリーグタイトルはもちろん、全ての大会においてタイトルを目指し闘いたいと思います。

さて、シーズンを闘う選手たちが身に纏うユニフォーム、今シーズン新たなユニフォームパートナーに加わっていただきました。興和株式会社様です。新たにパンツの右後ろパートナーとなっていただきました。また、昨シーズンは胸に「GR YARIS」のロゴ掲出をいただき闘いましたが、今シーズンは「GR86」ロゴとなります。

2022シーズン開幕は約1ヶ月後となります。新型コロナウイルスの影響が続く中ではありますが、サッカーのある日常がみなさまの生活を彩り、笑顔につながることを心より願っています。名古屋グランパスが強く魅力的なチームであるために、街一番のクラブであるために我々は歩みを止めず進化し続けていきたいと思います。

今年もよろしくお願いします、ありがとうございました。

清水克洋専務取締役

グランパスファミリーの皆さん、こんにちは。名古屋グランパスの清水です。

2022年、名古屋グランパスはクラブ創設30周年を迎えます。1992年5月にチームが始動してから30年の節目となる今シーズン、スタジアムの内外で行っていく30周年記念事業についてご説明させていただきます。

まずはこちらのムービーをご覧ください。

30周年記念事業のテーマは「紡いだ歴史と新たな未来」です。1995年、99年の天皇杯優勝、そして2010年J1リーグ優勝、2016年のJ2リーグ降格と一年でのJ1復帰、そして記憶に新しい昨年2021シーズンでのルヴァンカップ優勝。みなさまと喜び、笑い、時には悔しい思いをしながら分かち合ってきた数々の思い出は、決して色褪せることはありません。紡いできたこれまでの歴史を振り返ると共に、2022年がこれからの未来を彩る新たなスタートとなりますように、そんな想いを「紡いだ歴史と新たな未来」というテーマに込めさせていただきました。

30周年記念事業の取り組みとして本日は四つの企画を紹介させていただきます。

一つ目は30周年記念試合です。恒例となった夏のイベント「鯱の大祭典」に続く、秋頃の開催を予定しております。
公式戦ホームゲームにおいて、30周年記念試合と銘打った冠イベントを実施したいと思います。またこの試合では、特別な30周年記念ユニフォームを見に纏い試合を闘います。試合の日程、ユニフォームのデザインなどにつきましては、決定次第発表させていただきますので、ぜひご期待ください。

二つ目に、スタジアムに加えホームタウン各所での30周年を記念したフラッグ、のぼりなどを掲出したシティドレッシング、そして30周年記念イベントを行いたいと思っています。イベントにおいてはホームタウンの自治体、団体のみなさまと協力しながら、特に昨年より連携している名古屋市交通局様の100周年や名古屋港水族館様の30周年など、同じタイミングで記念すべき時を刻むみなさまともコラボレーションをしたいと思います。

三つ目の取り組みは、こどもスマイルプロジェクトです。この2年間、未曾有のコロナ渦の中でこども達も制限のある生活を過ごしてきました。ホームタウンのこども達に少しでも笑顔になってもらえる機会を提供したい、プロジェクトにおいては参加者10,000人の規模で幼稚園、保育園、小学校でのサッカーキャラバンを行い参加したこども達にプロジェクト記念Tシャツをプレゼントしたいと考えています。また、愛知県のこども達とグランパスOBが戦うスペシャルドリームマッチも開催したいと思っています。

最後に四つ目はの取り組みは、SDGs活動により一層取り組んでいきたいと思います。その中でも本日は、グランパスSDGsアカデミーについてもう少し詳しく説明させていただきたいと思います。

グランパスSDGsアカデミーは、名古屋グランパスU-18アカデミーの選手と企業、自治体のみなさまが連携し世代や立場を超え、持続可能な地域作りを行うことを目指し昨年の8月にスタートしました。プロジェクトを共に作る共創パートナーとして御参画いただいた日本財団 海と日本PROJECT愛知県実行委員会様、ミズノ株式会社様、そして自治体からご参画いただきました名古屋市環境局様と一緒に活動を行ってきました。U-18の選手達自らもどのような活動をするか考え、パートナーのみなさまと議論し企画するところからスタートしました。Jリーグのクラブでも、アカデミーと企業、自治体との共創を通しSDGsアクションを作ることは初めての取り組みとなります。

その最初の活動として来週、1月23日(日)には日本初のサッカー×プロギングのプロトタイプイベントを名古屋市内にて実施いたします。プロギングとは、ジョギングをしながらごみを拾う、新しいSDGsフィットネスとなります。スエーデン語で「拾う」を意味する「plocka upp」と英語で「走る」を意味する「jogging」を合わせた造語でプロギングという活動となります。共創セッションを重ねる中で、せっかく企画するなら楽しくSDGsに関わることができ、さらに参加する方々の健康増進につながるスポーツという側面も持ったものにできればという議論を続け、このアイデアに辿り着きました。今回はこのプロギングにさらにサッカーの要素を加えグランパスSDGsアカデミーらしい活動にしたいと思います。

今回のU-18選手達を含むメンバーのみなさんによる企画から実行までのチャレンジを経て、30周年を迎える今年のクラブとしてこの最初の企画をしっかりと育て広げる、またさらに新しい取り組みにもチャレンジをする。グランパスSDGsアカデミーとしてより本格的な活動にシフトさせたいと思います。SDGsアカデミーの活動を通しクラブとアカデミーの選手、賛同いただく企業のみなさま、自治体のみなさまがそれぞれの得意分野を持ち寄り社会に新しいアクションを起こしメッセージを届けたいと思います。グランパスの次世代と共に未来を作る、さらに新しいパートナーのみなさまのご賛同もお待ちしております。

本日ご紹介させていただいた四つの取り組みのみではなく、シーズンを通してグランパスファミリーのみなさまと一緒に、さまざまな30周年記念事業に取り組んで参りたいと思っています。クラブ30周年をきっかけとしファミリーのみなさまとより広く、深く心で繋がっていきたい。沢山のみなさまと繋がりを広げ絆を深めていきたいと思っています。ぜひ今シーズンもみなさまとご一緒に、グランパスの新しい物語を作りましょう。どうぞ、よろしくお願いします。

続いては山口素弘GMから今シーズンのチーム方針の紹介や長谷川健太新監督も登壇し、ファミリーのみなさまへ最初の挨拶とシーズンへの抱負が語られました。

パートナー企業紹介、2022シーズンのチアグランパスメンバーの発表、サポートソングを歌うQaijffのメンバーによるビデオメッセージと続き、その後はアカデミーから昇格した吉田 温紀選手、豊田 晃大選手、甲田 英將選手、そして移籍加入の酒井 宣福選手、仙頭 啓矢選手、河面 旺成選手がそれぞれ登壇し、ファミリーのみなさまへ自己紹介の挨拶と新シーズンの抱負も語りました。(チアゴ選手とレオシルバ選手はビデオメッセージ出演)

約1時間半の発表会となりましたが、最後は入国後の隔離措置などの関係で不参加となる外国籍選手選手をのぞく全選手がステージに登場し、新ユニフォームを披露。YO!YO!YOSUKE氏から数選手にオフの過ごし方や新シーズンに向けた意気込みなどのインタビューを行い、長谷川監督も加わったフォトセッションを行い終了しました。

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