明治安田J1リーグ 第29節:
ファジアーノ岡山 vs 名古屋グランパス
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GOAL
Coach Interview

最後の時間は疲れました。選手、グランパスファミリーの「勝ちたい」という思いが、風を吹かせてくれたと思っています。
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前半は守備を重視し、後半に勝負を仕掛けるゲームプランだったかと思います。
全くそういうわけではありません。前半は主導権を握られ、なかなか押し返せない展開でしたので、「これはこれで仕方ない」と。ホームでのファジアーノは、立ち上がりから非常にアグレッシブにきますし、今日もそういうメンバーを組んできたのかなと。ルカオを使わないということは、柏レイソル戦のようなサッカーをしたいんだろうなと思っていました。立ち上がりに自分たちのサッカーができないということは、ある程度織り込み済みでした。後半は狙いどおりのサッカーができ、そのなかでセットプレーから取ることができました。前半をしっかりしのげたことが後半につながったと思います。
今日はピサノ アレクサンドレ幸冬堀尾選手ではなく、武田洋平選手を先発起用しました。次節からピサノ選手が不在になることも踏まえた判断だったかと思いますが、武田選手を含めた守備陣の出来をどのように見ていましたか?
最近のパフォーマンスを比べ、武田のほうが良かったので。練習試合でも武田を使っていましたし、「この試合は武田でいこう」と思っていました。もちろん、ピサノが世代別日本代表に入ることも想定していましたけど、パフォーマンスを見て決めました。ピサノもプレッシャーを感じていましたし、前節もミスをしてしまっていたので、もう一度武田にバトンを渡すタイミングなのかなと思い、武田を起用しました。
無失点で試合を終えた価値をどのように捉えていますか?
こういう締まったゲームをしていかないと、勝点獲得につながっていかないと思います。8月はあまりにも安い失点が多かったので。前節はピサノのミスこそありましたけど、守備全体としては悪くなかったと思います。こういう試合を続けていくことが勝点を挙げていくことにつながると思います。守備陣だけでなく攻撃陣も含めて、しっかり理解してやってくれていると思います。
相手のゴールが取り消された場面についてお聞きします。判定を待つ間、どのような心境でしたか?
勝点1を得ることも大事だと思っていました。ゴールが認められたとして、ショックを受けて連続失点した記憶もあるので、それだけはないように、近くにいた(稲垣)祥や浅野(雄也)、(和泉)竜司に声をかけました。「どういう判定になっても、残り2分間をしっかり集中して闘え」という話をしました。
リーグ戦では6月28日の第22節サンフレッチェ広島戦以来となる7試合ぶりの勝利となりました。
長かったです。前節は先制したものの、何もないところから失点してしまったので、今日も最後まで何が起こるか分からないと思っていました。みんなが集中して勝ち切ることができたと思います。一番悩んだのは、加藤(玄)と小野(雅史)をどう起用するかというところです。(森島)司は引っ張れば何とかなったかもしれませんが、中山(克広)は足をつっていました。加藤を使ったのはある意味で賭けでもありました。「勝てるかどうかで今後の9試合が変わってくる」と思いながら、加藤を使いましたので。そういう意味で加藤を入れて勝ったのは大きかったです。
Player’s Comment
16
武田 洋平
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3月15日の第6節東京ヴェルディ戦以来、半年ぶりの出場となりました。いろいろな思いがあったかと思いますが、どういう心境でピッチに立ちましたか?
チームが勝てていない流れだったので、とにかく自分が声を出して盛り上げることを強く意識していました。
終了間際にVARにより判定が覆りましたが、一時はファウルの判定となったプレーをどのように捉えていましたか?
後ろから見ていたら完全に押していたので。(藤井陽也が)絶対に触れるボールだと思っていたので、「ファウルやろ」と思っていました。
VARが介入するまで少し時間があったかと思います。そのときの心境は?
嫌な気持ちというかドキドキはしていましたけど、陽也も俺も絶対にファウルだと思っていたので。良かったです。
序盤は押し込まれる展開になりましたが、粘り強い守備から流れを引き寄せていきました。
やられずにいけたから良かったと思います。7月、8月はやられてしまうことが多かったので。いろいろと反省すべきところはありますけど、粘り強くやれたのかなと思います。
個々のチャレンジ&カバーがしっかりしていたのでは?
それはあると思います。もっと細かくラインの上げ下げをしていかないといけませんが、とりあえず良かったです。
3
佐藤 瑶大
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試合後には倒れ込んで大の字になっていました。久しぶりの勝利の味はいかがでしたか?
「勝つって本当に難しいな」と思いながら寝ていました(笑)。
ホッとした感じでしたか?
良かったというのが率直な気持ちです。得点というのもありますけど、あのゴールはチームのオーガナイズで取ったものです。僕的には、後半の飲水タイムが終わってからちょっと集中力を保てなかったというところがあって、そこは最後やり切れなかったと感じているところです。
ゴールシーンは稲垣祥選手が折り返して、誰かが押し込むという狙いだったのでしょうか?
いや、祥くんがそのまま決めるような形でオーガナイズしていました。祥くんが打つときは何かあるだろうなと思って、練習から詰めるようにしているので、それで勝手に足が動いていました。
前節も含めて、セットプレー時のゴールへの嗅覚が光っていると思います。
逆に僕が点を取るパターンはああいうところしかチャンスがないので(笑)。チャンスをモノにしたいですし、得意なところでもあるので、より得点の匂いがするところにいくように意識はしています。
これまではセットプレーからゴールを奪えない時期もありましたが、どういったところが良くなっていると感じていますか?
チームのオーガナイズがあるなかで、選手一人ひとりが役目を全うするところと、僕的にはボールの質がすごく良くなったなと。そう言うと上から何を言っているんだという感じですけど(笑)。今までも悪かったわけではないですけど、より狙いとするところに合ってきたというか。今までは、キックの質が良くても中が入れていなかったり、中が入れているけど質が良くなかったりという、狙いとしているところに入れていない、蹴れていないというところがありました。でも、今回は狙いに対してしっかりとボールを蹴れているし、みんなが役割を分かってちゃんと潰れるところは潰れるというのをしっかりとできている証拠だなと思います。
武田選手・佐藤選手のコメント全文、中山選手・稲垣選手のコメントは、
INSIDE GRAMPUSにて掲載しております。
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