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Coach Interview

夏休み最後の試合ということ、「鯱の大祭典」最後の試合ということで、選手も気持ちが入っていました。前半から締まった試合ができたという意味では良かったと思います。ただ、良くなかったのは勝ち切れなかったことです。連敗を止めたのは半歩(進んだ)というふうに思います。最近は前半で失点を重ねるゲームが多いなか、今日も15分ぐらいまでは「大丈夫かな」と心配しながら見ていたんですが、何とかうまくやってくれました。もちろん、前半にあったチャンスで決め切れれば良かったですが、セットプレーにも工夫の跡が見られて、久しぶりに点を取ることもできました。いい形でリードすることができたんですが、勝ち切る力が足りなかったのかなと。(失点シーンは)ピサノ(アレクサンドレ幸冬堀尾)のミスではあると思いますが、前半に決定機を止めてくれました。彼なりに苦しんだなかで今日の試合に入ったと思いますし、成長の跡が見られたのかなと思っています。ここから10試合、より大事なゲームが続いていきますが、ピサノの成長にも期待しています。チームとしてはこういう締まったゲームを続けていくことが勝利につながっていくと思っています。グランパスファミリーには熱い声援を送ってもらい、その気持ちは十分に我々に伝わっていました。選手も想いを持って試合に臨んでくれたと思います。勝利を届けることができなかったことを申し訳なく思いますが、引き続き気持ちの入った試合をしていきたいと思っています。あと10試合、頑張ります。

  • 天皇杯のサンフレッチェ広島戦から、最終ラインのメンバーを総入れ替えしました。その狙いと評価を教えてください。

    促す作業がうまくいかなければ、変えるという決断をするしかないと思いました。藤井(陽也)は1週間トレーニングを積んだので「やれるだろう」と。フレッシュなメンバーで臨む決断をしました。トレーニングの日数は少なく、連戦に出ていない選手たちでしたけど、最低限の準備はできたんじゃないかということで送り出しました。藤井は危機察知能力というか、カバーリングが速いなと。落ち着いてビルドアップもしてくれたので、また調子を上げてくれればと思っています。

    藤井選手はコンディションを上げてきたかと思います。この1週間の経過をどのように見ていましたか?

    試合前の会見でも藤井の状態を聞かれましたけど、メディカルやフィジカルとも相談しながら、どうやって彼をいい状態に持っていくのか、話していました。川崎(フロンターレ)戦は45分間と限定してプレーさせましたけど、試合をやりながら試合勘を戻していくしかないと。心肺系は向こうでもやっていたみたいなので、あとは試合勘が足りていない部分でした。水曜日のゲームにも入れたかったですが、彼の状態を上げていくことを考えると、天皇杯はスキップさせて、週末のゲームに合わせたほうがよりいい状態になっていくんじゃないかなと。今日も最後まで持つかどうか少し心配していましたが、「ギリギリ持ちました」、「前半の残り10分は本当にしんどかったです」と。2試合を終え、しっかりリカバリーをしていけばさらに状態が上がっていくと思います。

    今日のような手堅い戦い方が今後のベースになるのでしょうか?

    前のめりになりすぎた部分があったと思うので、締めるところは締めながら、いくところはいくと。今日もいっていなかったわけではありませんが、そこのメリハリがつけられるような試合ができればなと思っています。後ろがもう少し落ち着いてくれば、前もいくと思います。今日は後ろが初めての組み合わせということもあり、前の選手は後ろ髪を引かれながら、という感じだったと思います。こなれてくればもっともっとアグレッシブになっていくと思います。

    今日手にした勝点1は、他会場の結果を踏まえても大きな意味を持つかと思います。勝点1をどのように捉えていますか?

    もちろん、ホームですから「3」を狙って闘いました。とはいえ「0」よりは「1」のほうがいいわけで、まずは連敗を止めなければいけないと思っていました。終盤は選手もそういった頭でプレーしていたと思います。

Player’s Comment

13 藤井 陽也 藤井 陽也

  • 3バックは初めて組むメンバーでしたが、どんなことを意識していましたか?

    練習でも合わせる時間は数日しかなかったですけど、ディフェンスラインはしっかりと声をかけることが大事なので、常に内田(宅哉)選手と佐藤(瑶大)選手と90分間声をかけ続けてやれたのはすごくポジティブかなと思います。クリーンシートで終わりたかったですけど、今日できたことを継続して、しっかりと意識高くできればと思います。

    カウンターの場面では少ない人数で守り切らなければいけないような状況もありました。

    攻めているときの後ろの形がすごく大事なゲームになって、そこで隙を突かれることもありました。攻めているときでも後ろは集中力を絶対に切らしてはいけないので、リーダーシップであったり、声をかけるところをもっと自分に求めていきたいです。

    相手には個の能力が高い選手が多かったですが、やられる場面は少なかったと思います。

    正直、まだ自分のコンディションは100パーセントではないですけど、上がってきていますし、夏に加入した自分に求められていることは理解しているので、そこの基準をもっと上げていきたいです。自分はもっともっとやれると思っているので、攻守においてもっとチームに貢献したいです。

    難しい時間帯に失点して、今までの流れだったら連続失点してもおかしくなかったと思います。失点後はどういったことを考えていましたか?

    ああいうミスからの失点というのはメンタル的に少しキツかったですけど、そこで何とか逆転されなかったのは良かったと思います。ただ、逆転できるチャンスもありましたし、ピンチもありましたけど、ホームでこれだけのグランパスファミリーが来てくれていたので、勝利を届けたかったです。

27 中山 克広 中山 克広

  • 「手堅く戦おう」という強い意識が見られた試合でした。

    みんなすごく集中してプレーしていたと思います。やることが明確になっていたことも含め、同じ方向を向いてプレーできていたと思います。

    引いて守る選択をしたわけではなかったかと思いますが、前に出ていけなかった場面も多くありました。

    後ろで構えるのではなく、前からハメていくという自分たちのサッカーをやろうと。前半は左サイドのほうがうまくハマりませんでしたが、途中でいろいろと修正してうまくやることができたかなと思います。

    相手に数的優位を作られ、前進を許す場面も見られました。

    「内側を締めよう」と話していました。また、内側をとおされてしまっても、後ろでしっかりと守ることができればいいと思っていたので、そこまで大きな問題ではなかったです。

3 佐藤 瑶大 佐藤 瑶大

  • 勝ち切りたかったという思いが強いと思いますが、まずは連敗を止めることができました。今日の試合結果をどのように受け止めていますか?

    「勝ちたかった」という言葉に尽きますけど、ポジティブに捉えるしかないので。負けなかったことをプラスに考えたいです。もっと点を取れたというのが正直な感想で、いい形もできているので、それを得点という結果につなげるしかないのかなと。後ろは新しい3人でしたけど集中してやっていたと思うので、これが最初だけにならないように、今日みたいにいっぱい声をかけてやっていくしかないかなと思います。

    新しいディフェンスラインで臨んだ今日の守備についてはどう感じていますか?

    新しいメンバーということもあって、いつもより多く話せたかなと思います。誰がチャレンジして、誰がカバーに入るのかとか、(藤井)陽也も遠慮なくずっと話してくれていたので、僕もすごく助かりました。陽也は帰ってきて2試合目で、試合勘というところを心配している方もいると思いますし、彼も身体的に少しキツかったと思いますけど、僕たちも声をかけたりとか、みんなで助け合ってできたかなと思います。

    最終ラインで共にプレーした藤井選手の印象は?

    賢い選手だなと思います。能力も高いです。また、攻撃が好きなんだなと感じました。今日はセンターバックだったのであまり上がっていくことはなかったですけど、サイドではガンガンいきますから。真ん中でもスパスパとパスを刺せるので、僕としてはありがたい存在です。

    チームとして苦しい試合が続いていましたが、佐藤選手はどう見ていましたか?

    失点のシーンを見返して、「ここはこうだったな」とたくさん考えていました。どうやったら失点を減らせるかというところで、ピッチに入ったときにいかに原則に沿ってできるかを落とし込んでいたので、今日のシュートブロックを含め、表現できたのかなと思います。

佐藤選手・中山選手・藤井選手のコメント全文、
ピサノ選手・和泉選手・永井選手のコメントは
INSIDE GRAMPUSにて掲載しております。

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