第105回天皇杯全日本サッカー選手権大会 3回戦:
名古屋グランパス vs ロアッソ熊本
HOME
-
AWAY
-
-
--:-- KICK OFF
− | 前半 | − |
---|---|---|
− | 後半 | − |
GOAL
Coach Interview

熊本は素晴らしい監督の下、素晴らしいサッカーをしています。熊本は先週末に試合があり、我々は先週末に試合がなかったものの今週末に試合が組まれているという日程の違いがありました。そういうなかで熊本をしっかり分析して臨めたことが大きかったと思います。例えば我々が中3日で試合を組まれていたとしたら、もっと難しい展開になっていたと思っています。熊本の試合を見ることができ、準備する時間があったからこそ、一度は追いつかれながら決勝点を取ることができたと思います。選手たちは最後まで集中力を切らさずに闘ってくれました。交代して入った選手もしっかりと自分の役割を理解して闘ってくれたからこそ、次のラウンドに駒を進めるという結果につながったと思っています。熊本は素晴らしい選手やスタッフ、サポーター、スタジアムも含め、素晴らしいサッカーをしてくれたと思っていますし、そういう相手に勝てたことがチームの自信につながると思います。しっかりと切り替え、次のJリーグに向かいたいと思います。代表参加により疲れている選手もいると思うので、全体でしっかりリフレッシュして、週末のゲームに備えていきます。
-
「相手をしっかり研究して臨むことができた」と話されていましたが、今日の試合で最もうまく対応できた点を教えてください。
対応できたかどうか分かりませんが、三島(頌平)選手が左のウイングバックで出たとき、ダブルボランチのようにプレーしてくることは分かっていました。3バックの左は違いますが、(ヴァンフォーレ)甲府戦と同じような形でやっていたので、彼が出た場合の狙いを整理できていました。熊本は選手の特徴により狙いが変わってくるチームだと思います。前節は途中から左サイドにいい選手が入っていたので、それも予想していました。今日は違う選手が出てきましたが、1点目は狙いどおりの得点だったと思います。オフサイドで取り消しになった幻の2点目も、狙っていた形で外を崩すことができました。相手を分かっていない状況だと、ハメにいくと言ってもウイングバックのポジションにいる選手がいくのか、シャドーとウイングバックの受け渡しが発生するのか、細かいところまで中3日で落とし込むことができなかったかもしれません。期間があったなかで試合をできた点は、我々にとってプラスだったと思います。
ゴールを決めたキャスパー ユンカー選手は得点を挙げられずに苦しんでいたかと思います。彼の評価を教えてください。
キャスパーはずっと苦しんでいたなか、今週の練習で少しずつ状態が上がってきていたので、「もしかしたら点を取ってくれるのではないか」と期待していました。キャスパーらしい点を取ってくれたと思います。今シーズン、Jクラブを相手に点が取れなかったので、一つのきっかけにして、自信を持ってリーグ戦に臨んでもらえればと思っています。
森壮一朗選手は、アシストを含めていい動きを見せました。今日の評価を教えてください。
素晴らしいアシストだったと思います。本人も「やってやろう」という気持ちが強かったと思いますし、そのなかでしっかりとしたプレーを見せてくれたというのは、チームにとっても非常に大きいと思います。
浅野選手のプレーをどのように評価していますか?
彼にもことあるごとに「早く点を取ってくれ」と声をかけていました。ルヴァンカップでは点を取りましたけど、リーグ戦では得点がない状況でしたから、これをきっかけにしてもらいたいです。彼の活躍は今後のポイントになると思うので期待したいです。
日本代表の活動に参加した稲垣祥選手は疲労を溜めている状態で、GKについても人選に頭を悩ませることになるのではないかと思います。
状態を見ながら楢崎(正剛トップチームGKコーチ)と話して、週末のメンバーを決めたいと思います。2人とも元気に戻ってきたと報告を受けていますので、明日はしっかりリカバリーをして、明後日から準備をしていきたいと思っています。
Player’s Comment
77
キャスパー ユンカー
-
ユンカー選手にとって久しぶりのゴールになったかと思います。今の率直な気持ちを教えてください。
「もうすぐゴールを決められる」という感触がずっとありました。今日ゴールを決めることができてうれしいです。
森壮一朗選手のパスをゴールに流し込みました。
いいパターンで決めたゴールだったと思います。僕たちがトレーニングでやっているようなことを表現できて良かったです。いいパターンをもっとゲームで表現していかないといけないと思っています。
ゴール後、森選手とはどういったコミュニケーションを取りましたか?
純粋に称賛すべきプレーだったので、それを表現しました。ウイングバックにはああいうプレーをすることが求められています。彼は若い選手ですが、やるべき仕事をやってくれたと思います。
ユンカー選手がゴールを決めたことで、森選手にアシストが記録されました。
トレーニングでも「俺にボールをくれ」と言っています。「ボールを出して、もしそこにいなかったとしたら俺の責任だ」と伝えた上で、とにかく「ボールを出してほしい」と。お互いのタスクを理解し合うというのはそういうことだと思っています。ウイングバックというのはチャンスを作り出さなければいけないポジションです。そして僕の仕事はチャンスの場面にしっかりと顔を出すことだと思っています。
44
森 壮一朗
-
アシストを記録した先制点の場面を振り返ってください。
(山岸)祐也くんがあそこで受けたら収まるというのは、プレーしているなかで分かっていたので、信じて走ればボールが来るかなと思いました。ああいうシーンは前回の練習試合でもありましたし、予測して走れました。いいところにボールが来て、ドフリーだったので運ぶか、キャスパー(ユンカー)も隣を走っていたので迷いましたけど、キャスパーの決定力を信じて出しました。うまく決めてくれたので良かったです。
後半の立ち上がりに裏へ抜け出した場面ではシュートを選択しましたね。
アシストをしたシーンで「いけたかな」という気持ちもあったので(笑)。ボールが出てきた瞬間に相手DFと1対1の状況だったじゃないですか。あとから祐也くんに「横走ってたぞ」と言われたんですけど、全然見えていなくて。相手とボールとキーパーしか見えていませんでした。決め切るところは自分の課題だと思いますけど、あそこに走っていいボールが来たので、そこはどんどん続けていきたいなと思います。
同学年の神代慶人選手もスタメンで出場していました。意識する部分があったのでは?
直近の6試合で4得点とすごく調子がいいですし、神代とは代表で一緒に活動していて、すごくいい選手というのは分かっていました。J2ですけどカテゴリーなんか関係なくて、結果を残している選手が評価される世界なので、「自分も結果を残さないと」と刺激を受けていました。そういったなかでスタメンで出られて、そこでアシストできたというのは、自分が思い描いていたというか、結果を残すことにフォーカスしていたので良かったです。
今日の試合を迎えるにあたって、自分のサッカー人生においてターニングポイントになるということを口にしていました。
ちょっとずつプレータイムが延びているなかで、今回の試合はスタメンで出場できて、チャンスは本当に少ないと思うし、ルヴァンカップではチャンスをつかみきれなくてメンバーに定着することができなかったので、ここが少ないチャンスの一つだと思ってずっと準備してきました。覚悟を持って臨んだので、それがプレーに出て、結果を残せたので良かったです。
ユンカー選手・森選手のコメント全文、椎橋選手・シュミット選手のコメントは、
INSIDE GRAMPUSにて掲載しております。
MATCH