明治安田J1リーグ 第21節:
名古屋グランパス vs 清水エスパルス
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--:-- KICK OFF
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− | 後半 | − |
GOAL
Coach Interview

本当に悔しい、もったいない試合だったと思います。前半はお互いに堅い試合をして、後半にいい形で先制することができました。その後に何回かチャンスがありましたので、そこでもう1点決められるかどうか。また、ここ2試合はセットプレーでやられています。逆にあれしか危ないシーンはなかったので、しっかりと「0」で終えることができれば勝点を上積みできると思います。あのあたりに甘さがありますので、修正して次節に向けてしっかり準備していきたいです。たくさんのグランパスファミリーの皆さんが来てくれたなか、「何とか勝利を」という気持ちで選手たちは最後まで闘ってくれたと思います。勝つ姿を皆さんに見てもらえるように、我々も一緒になって闘っていきます。
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引いて守る形から先制点を奪ったことも含め、相手を引き込んでいた印象でした。
全くそんなことはありません。清水は(マテウス)ブルネッティ選手がリーグ戦初先発となりましたが、天皇杯では前半にウイングバックをやり、後半に3バックの左でプレーして、前節のガンバ大阪戦でカピシャーバ選手に代わってウイングバックに入ったと。日本ではそのぐらいの情報しかありませんでしたが、スロバキアではサイドバックをやったこともあると聞いていて、フィードに長けた選手という情報を持っていました。清水の左サイドが前節と変わっていたこともあり、いい形で前からプレッシャーをかける場面が少なかったと思います。清水にうまく回避されたところもあると思います。引っ掛けて速く攻めることを狙っていたわけではありませんが、お互いにそういった展開になりました。(得点シーンは)マテウス(カストロ)の個の力で割っていき、いい形でファストブレイクが決まったんじゃないかなと思います。
山岸祐也選手が途中出場から3分後にゴールを決めました。
後半は先手を取れるようになって、自分たちが狙った形からシュートを打てるようになりました。あの時間帯ぐらいから祐也を入れればいい仕事をしてくれるのではないかなと期待して入れました。しっかりと点を取る仕事をしてくれたと思っています。
セットプレーからの失点が続いています。どのように改善していこうと思っていますか?
お互いにメンバーが変わったなかで、千葉(寛汰)選手が決めました。藤枝(MYFC)から戻ってきたということもあり、彼の情報は多くなかったのかなと。マークについていた浅野(雄也)が少し外してしまいました。また、ストーンが(永井)謙佑から祐也に変わりましたが、あのシーンでは祐也がもう少しボールに対してチャレンジできていれば変わっていたのかなと思います。ゾーンでやってもマンツーでやっても、2ストーンでも3ストーンでも、必ずストロングとウィークがありますので、しっかり修正していきたいと思います。
前半はシュート1本に終わりました。前半をどのように見ていたかと、ハーフタイムにどういった修正をしたのか教えてください。
前半は狙った形を作れませんでした。後半はシャドーを入れ替えて、マテウスを左に、(森島)司を右にし、試合前にやろうとしていたことができるようになったのかなと思います。マテウスが右、司が左でも狙いはあったんですが、それをなかなか出せませんでした。ハーフタイムには狙いをしっかり伝えて、後半に向けて整理しました。選手たちはすっきりした状態で闘ってくれたんじゃないかなと思っています。
やること自体は変わらなかったのでしょうか?
そうですね。ポジションを入れ替えたぐらいです。
前節のヴィッセル神戸戦と同様に、相手はグランパスの長所を消すために分析してきているかと思います。どのように感じていますか?
点は取れていますし、追加点を取るチャンスもあったと思いますので。もちろん、お互いに相手の長所を消して、自分たちの長所をどう生かすのか、というところだと思いますけど、消されたときはメンバー交代をしながら相手の狙いを逆手に取ることもできていると思います。相手はうちの長所を消すような戦い方をしてくるものだと思いますが、今は前線の選手が元気なので、消されたとしてもメンバー交代を含め、相手のディフェンスラインをこじ開けるところまでいけています。前節の神戸戦でも点を取れていて、その後のチャンスの数は多くなかったですけど、なくはなかったと思います。先制点を取り、追加点も取れれば、勝利に近づくものです。今シーズン、2点目を取れた試合は負けていないので、次の1点を取れるかどうかがポイントになると思います。
Player’s Comment
70
原 輝綺
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試合を振り返ってください。
自分たちにとっては難しいゲームになりましたけど、しっかりと耐えて1点を取りました。これまでは簡単に失点してしまっていましたけど、結果的にセットプレー以外では「0」で抑えることができています。少しずつ勝負強くなっているとは思いますけど、とはいえ最後のところで失点しているので。2試合連続でセットプレーから失点していて、今日は終盤で勝点3を勝点1にされてしまいました。自分たちの試合ではなかったですけど、それでも勝ち切るだけの力が僕らにはなかったのかなと思います。
前半はいい形でボールを動かせなかった印象です。
僕にボールが入る回数が少なかったですよね。何とかボールを受けようと工夫していましたけど、相手に握られる時間があり、自分たちでミスをして失ってしまうこともあり、なかなかリズムをつかめずに前半が終わってしまったなと思います。
ボールを持った後、前の選手に要求するシーンがあったかと思います。
押し込んだ状態で僕が持ったとき、相手はかなり中を締めてきたので、もう少し立ち位置で工夫して相手をつり出したりしたかったです。前の選手の立ち位置で隙を作れれば差し込もうと思っていました。
11
山岸 祐也
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先制点を挙げたシーンは冷静にシュートを打てましたか?
そうですね。マテちゃん(マテウス カストロ)が前を向いた瞬間に、「自分が追い越せばチャンスになる」と思ったのでスプリントをかけました。最後はキーパーの動きを見て冷静にということだけを意識して、うまく決められたかなと思います。
ドリブルで上がっていく選手を追い越し、DFもいる状況で、どういう角度でボールを受けるか、どこにポジションを取るかというのは難しい部分だと思います。
左に(永井)謙佑くんがいたので、右側にいけばうまく数的優位を作れるなと思いました。ああいうところでスプリントをかけないといけないと思うし、点を取れるなと思って右側に抜けたらマテちゃんからいいボールが来ました。冷静にキーパーを見れて、最初はファーに蹴ろうかなと思っていたんですけど、ニアがチャンスだなと思ったので、ニアに蹴りました。試合後に(稲垣)祥くんからは「祐也はあの場面でニアに打つよな。俺がキーパーだったら止められる」と言われたので、「そうしたらファーに打ちますよ」と言っておきました(笑)。スプリントをかけたあとで、ああいうときに慌てて、息があがっている状態で打つと外すことが多いんですけど、冷静にキーパーを見てうまく決められたかなと思います。
脇を抜いた形でしょうか?
そうですね。(アビスパ)福岡のときにも何回かああやって脇を抜いて決めていますね。
原選手・山岸選手のコメント全文、
稲垣選手・三國選手・ピサノ選手のコメントは
INSIDE GRAMPUSにて掲載しております。
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