明治安田J1リーグ 第7節:
名古屋グランパス vs 横浜FC
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GOAL
Coach Interview

こういう状況のなか、たくさんのグランパスファミリーの方が応援に来てくれたことに感謝していますし、そういう気持ちに選手が応えてくれたと思っています。正直に言えば、長かったなと。勝つために一つずつやっていかなければいけないということで、選手たちは根気よく付き合ってくれたと思っています。その積み上げが今日の勝利につながりました。勝ったとはいえ、最後に失点しています。選手の口からもそういう声が出ていますし、これで満足しているわけではありません。ここからが自分たちのスタートという思いで、今後も闘ってくれると思っています。中3日という短い期間ですが、次の試合で勝てるようにしっかりと準備していきたいです。
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今日の試合は球際で相手を上回った印象です。
コンパクトに、アグレッシブにいかなければ勝利をつかむことができません。それはずっと言ってきたことではありますが、選手たちも「ベーシックな部分で相手を上回ろう」という気持ちでしっかり試合に入ってくれました。ミラーゲームということもあり、一つひとつの球際がゲーム展開を左右します。イエローカードが多く出た試合になりましたが、厳しくいった結果が先制点にもつながったと思います。90分の中には相手の時間帯もありましたけど、うまく自分たちの許容範囲の中でプレーできました。ベーシックな部分で闘えていたことが大きく影響していたと思います。
和泉竜司選手が先制ゴールを挙げました。キャプテンとして難しい時期を過ごしていたかと思いますが、どのように見ていましたか?
責任を感じていたと思いますが、トレーニングを含めて先頭に立ってやってくれていました。今日は最後までピッチに立たせたいと思っていました。気持ちに応えて先制点を取ってくれて、その後も背中で引っ張るようなプレーを見せてくれたと思います。
前半で4枚のイエローカードが提示されました。リスク管理も含め、ハーフタイムでの交代も検討していたのでしょうか?
考えましたが、一番ベストなメンバーでいこうということで「クレバーに闘え」という話をしました。それ以上は特に言っていません。
リーグ戦初出場を果たしたシュミット ダニエル選手の評価、ディフェンスラインの出来を教えてください。
最後に1点を取られたものの、みんな安定したプレーを見せてくれたと思っています。シュミットは終盤に危ない場面を防いで、チームに安心感を与えてくれたと思います。また、彼のフィードがチャンスになりかけるシーンもありました。彼の復帰はチームにとって非常に大きいです。ディフェンスラインはシュミットが後ろにいるということで、安心してプレーできたんじゃないかなと思います。
Player’s Comment
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小野 雅史
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約10カ月ぶりのメンバー入りとなりました。どんな想いでスタジアムに入りましたか?
まずはチームの勝利が一番だと思っていました。思っていたよりも早かったですが、入ったからには全力でやろうという想いを持っていました。こうして勝てたことは本当に大きかったなと思います。
状態は何パーセントぐらいですか?
全体練習に合流して1カ月も経っていないですし、練習試合もほとんどやっていないので、体力も含めて半分ぐらいかなと思います。それでも今日出られたことは自分にとって大きな一歩になったと思います。
久しぶりにピッチから見た景色はいかがでしたか?
戻ってこられて本当に良かったと思いましたし、自分はこのために1年間やってきたんだなと感じました。
自身のプレーを振り返っていかがですか?
練習でウイングバックをやったのは今週が初めてで、それまではずっとボランチをやっていましたが、それでも去年から通じてずっとやってきたし、プラスアルファ見てきたので、不安感はあまりなく入れたと思います。もっともっとできると思いますが、自分の特長であるつながりを持ったりとか、今持っているものは出せたのかなと思います。
ピッチに入ったときにはスタジアムから大きな拍手が送られていました。
正直泣きそうになりました。本当にありがたかったというか、一段と覚悟を持って試合に臨もうと思いました。
試合前のウォーミングアップでは、自分のコールをしっかりと聞いて、終わってからお辞儀をしてアップを再開していたと思います。
ちょっと真っ白になったんですけど、「本当に帰ってきたんだな」と実感しました。
7
和泉 竜司
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いろいろな葛藤があったなかでの勝利だと思います。あらためてこの勝利はいかがでしょうか?
チームとしても、個人としてもすごく苦しみましたけど、僕自身のゴールもそうですし、このホームで勝利できて、また一つチームとして前向きな部分が出てきたなと感じています。先週のルヴァンカップも含めて、チームとして助け合いながら全員で闘っていくんだという強い想いが試合に出ていると思うので、そこをベースとして持ちながら、よりいいサッカー、強いグランパスを見せていけるように、みんなで頑張っていきたいなと思います。
リーグ戦の勝利まで長かったですね。
そうですね。ただ、ここからだと思っています。まだ7試合終わっただけでまだ31試合残っているので。もっともっとやらなければいけないですし、今日に関してもしっかりと「0」で終わらなければいけない試合だったので、チームとしてもっと声をかけ合ったりして、集中力を切らさないようにやっていきたいです。ただ、一つ勝つというのがチームにとって重要な部分だったので、一つ勝てて、しかもホームだったのであらためて良かったと思います。グランパスファミリーと一緒に喜べる回数をもっともっと増やしていけたらなと思っています。
キャプテンに就任してから勝利が遠く、悔しいし、苦しいし、相当悩んでいたのではないかと思います。
個人としてはやるしかないと思っていました。当然苦しいですけど、弱音を吐いていても仕方がないので、やり続けるしかありません。やっていても結果が出ないときもありますけど、そういうときはそれ以上にやらなければいけないですし、チームとしても僕個人としても試されているなと感じていました。苦しいときにどういうプレーをするかだったり、チームにどういう影響を与えられるかというのは僕自身に求められている部分だと思います。いいときは誰でもいいと思うので、こういう苦しいときにどれだけチームを勝利に導けるかとか、チームをいい方向に持っていけるかというのはみんなが試されていた部分だと思うので、そこは常に自分に言い聞かせていました。人のせいにしたりとか、矢印を外に向けるのではなく、常に自分に向けて、今何をすべきなのかを常に考えて行動してきたつもりです。全員がブレずに、自分たちに目を向けていました。一個勝てばまた自分たちの流れ、試合にできると思うので、ここからしっかり勝ち続けていけるようにしたいです。まだまだ足りない部分もあると感じているので、そこをしっかりとやっていきながら、一個一個勝っていきたいなと思っています。
基本的には背中やプレーで引っ張るタイプだと思いますが、苦しい状況のなかで違う影響力の出し方を考えていましたか?
常にポジティブな声をかけるようにしていましたし、言うためにはまず自分がやらないといけないのでそこも意識していました。結果が出ていなくてネガティブになってしまう部分はありましたが、どれだけ前向きに自分たちがやっていることを信じてやれるかが大事なので、そういったことを意識して言っていました。ただ、6試合勝てなかったのは正直本当に苦しかったですし、勝つのは簡単じゃないなとあらためて感じました。これを続けていくというか、1試合1試合、勝つためにやるべきことをやっていく、それを90分やり続けるのが大事です。勝っていない試合もやれていないわけではなくていい時間帯はありました。ただ、90分間やり続けられなかったり、どこかで隙を見せてしまっていた部分があって、そこをなくしていければ自ずと自分たちの時間が増えていくというのはあるので、そこはもっとやれる部分です。今日も最後に失点しているので、まだまだ隙があるのかなと思います。隙をなくしていきながら、キャンプからやり続けていることをより高い精度で、量を出していければと思っています。
苦しい時期に自分を支えてくれたものはありますか?
家族もそうですし、仲間もそうだし、グランパスファミリーもそうです。応援してくれる人、勝利を待ちわびてくれる人がいたので、そういう存在がモチベーションになりました。自分のためというより、応援してくれる人や身近な人のためにやっていました。やっぱりそういう存在がエネルギーになると思います。今日こうやって勝って、あらためてグランパスファミリーの偉大さというか、助けをすごく感じました。去年もそうでしたけど、苦しいときも一緒になって闘ってくれているとすごく感じています。結果が出ていないなかで言いたいこととかもいろいろあったと思いますけど、一緒に闘ってくれているとすごく感じていました。宮崎の試合にもたくさんの方が来てくれて、どんな試合でも皆さんの想いが伝わってきて、それが自分たちの力になっているので、そういう人たちにもっともっと喜んでもらいたいです。今日3万人以上の方が来てくれて勝てたので、そういう想いがより強くなりました。
小野選手・和泉選手のコメント全文、シュミット選手・稲垣選手のコメントは
INSIDE GRAMPUSにて掲載しております。
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