明治安田J1リーグ 第4節:
名古屋グランパス vs FC町田ゼルビア
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− | 後半 | − |
GOAL
Coach Interview
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たくさんのグランパスファミリーの皆さんが応援に来てくれたなか、ホームで勝利を分かち合うことができなかったことに対して、監督として大きな責任を感じていますし、申し訳なかったと思っています。選手は最後まで闘ってくれましたが、ここ数試合はディテールの部分により失点してしまっています。前半の失点はきれいに背後を取られる形でしたが、逆から入ってくる選手に対してもっと体をぶつけ、簡単に入れさせないこともできたと思います。2点目は相手に当たってセカンドボールを押し込まれましたが、そこへの反応、打たれる前の寄せはどうだったのか。そういうところにこだわって、今後やっていくしかないと思っています。町田に押し込まれてどうしようもないという展開ではなかったと思います。昨シーズン、町田にはダブルをくらい、試合が終わった後に「インテンシティで負けた」というコメントをした記憶がありますが、今年に関しては彼らと闘うことができたと思っています。彼らをリスペクトしすぎているわけではありませんが、選手たちは「闘う」というやるべきことをやってくれました。クロスから大きなチャンスを作ることもできていました。前の選手が点を取らないとチームはノッていかないと思っています。失点ばかりがクローズアップされますが、しっかり前の選手が取り、後ろの選手が守れれば試合に勝つことができます。今はそれがうまく噛み合っていない状況です。一つ、きっかけを作ることが大事だと思います。「どこかのタイミングで」と悠長なことを言っていられませんので、次の試合できっかけを作れるようにしたいです。その先に未来が待っていると信じて闘っていきたいです。もう一本というところを詰めていかないと勝利をつかみ取ることはできませんので、この1週間で選手たちにフィードバックをした上で闘っていきたいです。
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今日のメンバー構成の狙い、そして実際の評価はいかがでしたか?
狙いとしてはもっといきたかったですが、(佐藤)瑶大のところで受け渡しをしながら、という対応をしました。前半のうちに修正し、「もっといっていい」という話をして、稲垣(祥)が前にいけるようになりました。長いボールを蹴られることは仕方ないということで、その後にしっかり回収できるようになったと思います。前半の中盤ぐらいまで、後ろの選手が前に押し出し、後ろも余らずにもっといきたいと思っていましたので、それを伝えてからは悪くなかったと思っています。ラインが下がりすぎて相手に放り込まれ、セカンドボールを拾われるというシーンはあまりなかったのかなと思っています。
相手の背後を取りにいくことについてはいかがですか?
うまく走った永井(謙佑)を使えなかったシーンがあったので、ハーフタイムに映像を観せながら「うまく使っていこう」という話をしました。
後半、攻撃のほとんどがロングスローやセットプレーになったかと思います。それは攻めているからこそのものだったかと思いますが、もう少し落ち着いて攻めたかったところもあるのでしょうか? 攻撃に関する感想も教えてください。
落ち着いて攻めるのが一番いいと思いますが、状況が状況なので、選手たちの気持ちも分からなくはないです。試合前に「熱い試合をしながらも冷静さを(持とう)」という話を選手たちにしました。熱くなりすぎると、落ち着いて闘うことができなくなってしまいますから。ただ、後半はああいう展開になってしまいました。1点勝負だと思っていましたし、そういう展開に持ち込みたいと思っていましたので、3連戦目となった宮(大樹)、アップダウンを繰り返していた野上(結貴)を早めに交代しましたが、なかなかうまくいきませんでした。
開幕から苦しい闘いが続いています。現在の状況で最も難しいと感じていることは何でしょうか?
キャンプのときと比べると失点が多くなってしまっていて、落ち着いてゲームを組み立てることができていません。先に失点することが多いです。そこがしっかり噛み合わないと、ゲームはうまく進んでいかないと思っています。キャンプでは攻撃陣がたくさん点を取ってくれていましたが、公式戦が始まってからはチャンスこそあるものの決め切れていません。前の選手が点を取ってくれるとノッてくると思います。攻撃も守備も、ちょっとした噛み合わせの部分というか。開幕戦の川崎(フロンターレ)戦に自信を持って臨んだのですが、4失点してしまったことが尾を引いているのかなと思っています。
「その先に未来がある」と話されましたが、このチームが持つ可能性、手応えは感じているかと思います。具体的にどういったものが見ていますか?
この4試合、一方的にやられてしまったかというと、そういうわけではないと思っています。そこは自信を持ってやっていいと思っています。ただ、結果として出ていないのが現実なので、そこの整合性を取っていかなければいけません。落ち着いてボールを動かすことができれば、もっと多くのチャンスを作れると思っていますが、点が入ったり、勝利をつかんだりして気持ちの余裕が生まれなければ、簡単にはいかないと思います。今は苦しいかもしれませんが、やってきたことを引き続きしっかりとやっていくこと。難しい時間帯にどれだけみんなで闘い、ゴールを守れるか。チャンスを作っている時間帯に点を取ることができるか。また、今は先制点が大事だと思いますので、先制点を取れるような試合を作っていくこと。それが勝利に近づく第一歩じゃないかなと思っています。
きっかけを作るために、選手の顔触れを変えたり、やり方を変えたりすることは考えていますか?
誰かが奮起するというか、結果を一つ出せれば、流れは変わってくると思います。特に前線の選手の結果がチームに勢いをもたらすと思っています。やり方、メンバーを変えるというよりも、前線の誰かが結果を出してくれることが一番のいい薬になると思っています。
Player’s Comment
3
佐藤 瑶大
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今日の試合を振り返ってください。
結果にこだわらなければいけない試合で負けてしまいました。僕が先発することでチームに変化をもたらせればと思っていましたが、結果に結びつけることができなかったので悔しいです。
安定したパフォーマンスを見せていたかと思います。
失点は僕のところから生まれたものなので、映像を観て振り返らなければいけません。相馬(勇紀)選手への対応を前後半でうまく変えながらできて、後半に関しては手応えがあったかなと思います。
どのように対応を変えたのでしょうか?
裏を取られてしまうと速いですし、かといって足元に入れられたときに寄せが甘いとスピードに乗られてしまいます。足元に入ったときにいかにスピードに乗らせないよう寄せられるか、後半は特に意識していました。ビビったら負けだと思っていたので、うまく潰すことができて良かったと思います。
4試合で11失点を喫しています。守備の課題はどこにあると感じていますか?
監督も言っていたかと思いますが、ディテールの部分だと思います。1失点目は僕の体の向きやポジショニング、2失点目はシュートを打たれる前の寄せの部分。寄せること、味方に寄せさせる声がすごく大事だと思います。人任せになっている部分がどこかにあると思います。失点を誰かのせいにするのではなく、全て自分のせいと捉えるぐらいでやっていかないと、失点は減らないと思います。
18
永井 謙佑
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試合を振り返っていかがですか?
悔しいです。前線のメンバーが点を取れていないので責任を感じています。次節こそしっかりと結果を残せるように準備していきたいです。
積極的に裏抜けを狙っていましたが、なかなかボールが出てこなかった印象です。
ハーフタイムに「(パスを)入れてほしい」と言いました。そこは言い続けて、やり続けるしかないと思います。まずは相手のラインを下げないと、間で受けたり、相手が嫌がるプレーが増えないと思うので、まずはそこを見てもらえるようにやっていきたいです。
相手の守備陣形を崩していくためにもそういった動きが必要だったと。
そうですね。センターバックを吊り出したかったですし、変化させたかったので、積極的に裏を狙っていました。そこをチームとしてもっとやっていけるようにしたいです。僕の動き出しをもっとはっきりさせないといけない部分もあると思いますし、出し手と受け手で詰めていきたいです。
ポストプレーが得意な山岸祐也選手が入ってからもなかなか前線で起点を作れなかったと思います。
サイドで押し込んでもクロスをニアで弾かれてコーナーキックになったりしていたので、そこを決定機にしていけるようにみんなで修正したいです。セットプレーを取れていることは悪くはないので、そこでプラスアルファの変化が出てくると、得点の匂いがよりするのではないかなと思います。前半のガミ(野上結貴)のクロスなんかも人は入っていたけど合わなかったので、そういったところを修正していきたいです。
佐藤選手・永井選手のコメント全文、
森島選手・椎橋選手・稲垣選手・三國選手のコメントは
INSIDE GRAMPUSにて掲載しております。
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