明治安田J1リーグ 第32節:
名古屋グランパス vs ジュビロ磐田
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GOAL
Coach Interview
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1点目はパトリック選手がうまく前で潰れ、そこに稲垣選手が入ってくるいい形から生まれました。稲垣選手は昨シーズンのゴール数を上回ることになりましたが、得点に絡めている要因をどのように見ていますか?
祥とはシーズン当初に話をして、そこからコンディションを上げていってくれて、ゴールに対する意欲を強く持ってくれたことが良かったと思います。私が監督になる前には8点を記録したシーズンもあります。足首を手術したり、いろいろなことがありましたけど、祥には「ゴールへの意識、意欲を持ってほしい」ということを伝えたところ、本人が前向きに捉え、コンディショニングも含めてさまざまなことにチャレンジしてくれました。それが好調の要因なのかなと思っています。頼もしい選手の一人としてプレーしてくれていると思います。
後半は内田宅哉選手をボランチで起用しました。内田選手のポジションを変えた理由を教えてください。
祥をクロスに飛び込ませるために、です。前半は椎橋(慧也)が後ろにいる回数が多かったです。磐田がスカウティングをしながら立ち位置を取ってきたからだと思います。内田は最終ラインに入ってプレーしている選手ですから、渡邉(りょう)とジャーメイン(良)がどういう立ち位置を取ってもしっかりとやってくれるだろうと。祥をもっと攻撃ができるようシフトさせたいと思っていました。クロスの迫力という面で、祥が中に入っていくのと入らないのとではやはり違いますから。そういった説明をし、本人たちもしっかりと理解してやってくれたと思っています。
椎橋選手の交代は、イエローカードをもらったからではなく、ゲームプランの一つとして考えていたことだったのでしょうか?
パトリックを入れるプランは持っていましたけど、椎橋がイエローカードをもらったことは当然引き金にはなりました。ただ、どのタイミングでパトリックを入れるかというのは状況を見ながらだと思っていて、後半の頭から交代するというプランではなかったです。
後半はアルビレックス新潟戦、川崎フロンターレ戦と違う形で臨み、複数得点を挙げてクリーンシートを記録しました。チームのパワー、いい流れを感じるのですが、監督はどのように見ていますか?
一応、準備はしているので(笑)。準備した通りにプレーしてくれたと思っています。
選手たちはポジションや立ち位置を変えながらしっかりと対応しました。この流れをどのように今後の試合につなげていきたいですか?
紆余曲折あり、選手たちはいろいろな経験をし、苦しい闘いを経た結果、柔軟に戦えるようになってきたと思います。7月の(柏)レイソル戦、ルヴァンカップ(サンフレッチェ)広島戦といった苦しい試合をしたことで、今は自信を持ちながらプレーしてくれています。そのあたりが内容と結果に反映されるようになってきたのかなと思っています。ただ、調子に乗るとすぐに元へ戻ってしまうので、引き続き一戦必勝でしっかり準備していきたいと思います。
今シーズン初めて、複数得点、クリーンシートでの3連勝を記録しました。
まずは先制点を取れていることが大きいと思います。いい攻撃がいい守備につながっている、いい守備がいい攻撃につながっていると考えています。開幕当初からやり続けてきたことなんですが、1試合をとおして内容、結果ともにうまくいった試合はなかなかありませんでした。「半分はできていたけど、半分はできていなかった」というように、紆余曲折を経て今の状況があると思います。もちろん、一足飛びにここまで来ることはできなかったと思います。うまくいかないことも繰り返しながら、選手たちはよくめげずに前を向いて闘い続けてくれたなと感じています。
Player’s Comment
15 稲垣 祥
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試合を振り返っていかがですか?
結果的にはこういう点差になりましたけど、簡単なゲームではなかったです。そのなかでどのタイミングで自分たちにリズムを持ってくるとか、我慢するところは我慢するということをしながら90分間通して闘えたことは、このチームにとって大きな成長かなと思います。それは簡単なことではありませんでした。
前半はなかなかシュートまでいけていなかったですが、後半に流れを変えたと思います。ハーフタイムにどんな修正をしようと話していたのでしょうか?
シンプルに人を代えたというのもありますし、自分たちの立ち位置も含めて、趣向を少し変えたので、采配が素晴らしかったなと思います。
趣向を変えたというのは?
相手にどうやって圧を掛けていくかとか、どの局面で自分たちが勝っていくかとか、自分たちのどういう良さを出すかというところを変えて、それが形になったところもあったと思います。
ゴールシーンを振り返ってください。
ボランチにうっちー(内田宅哉)が入ったことで僕が少し前目のポジションを取ることになって、あそこに入っていけたというところがあります。それは先ほど言ったハーフタイムの修正の効果かなと思います。
得意な形のゴールだったと思います。
あそこに入っていくところとヘディングのシュート、(永井)謙佑くんがよく見てくれていたこと、パト(パトリック)が前でつぶれてくれていたとか、そういうことも含めて、自分個人としてもいいゴールでしたし、チームとしてもそれぞれの良さが出たいいゴールだったかなと思います。
14 森島 司
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今日の試合を振り返ってください。
前半は苦しい展開になりましたけど、そこで耐えることができました。後半に訪れたチャンスを生かし、勝利できたのは大きいです。
後半はいい攻撃の形が多く見られました。前後半でどういった変化があったと感じていますか?
ここ数試合、自分たちは90分をとおして高い強度で闘えていて、相手はそれに合わせてきたと思うんですが、「後半になれば上回れる」と思っていました。チャンスの数も増えると思っていて、そこで決めきることができたところが良かったと思います。
ゴールシーンを振り返ってください。
「オフサイドかな」と思ったこともあり、気楽に打てました。
1対1の状況だからこそ難しい部分もあるかと思いますが、冷静にゴールネットを揺らしました。
オフサイドだと思っていたので、「股でいいかな」と。ゴールが決まったあと、副審を見たら旗を上げなかったので、「ないんだ」と。
試合をコントロールしてもいい状況でゴールを狙い、仕留めたことは大きかったのでは?
途中から守備をする場面が増えてきて、「キツいな」と感じていました。(菊地)泰智が入り、中盤で動かしてくれたので、流れの中で前にいくことができました。いいボールが来ました。
稲垣選手・森島選手のコメント全文、
三國選手・内田選手・ランゲラック選手のコメントは、
INSIDE GRAMPUSにて掲載しております。
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