Coach Interview

いいトレーニングマッチになったと思います。立ち上がりから岐阜が気持ちを見せてプレーしてきて、システムを変えざるを得なかったぐらいの圧力がありました。キャンプを含めお互いに疲労が溜まっていたなか、簡単なゲームにはなりませんでした。この時期に今日のような本気のゲームができたことは、いろいろな意味で良かったと思います。1点を取られましたが、しっかりと切り替えて逆転することができました。とはいえ、3点目、4点目を取れればさらに良かったと思います。まだまだ決め切るところが足りていないと思いますので、引き続きやっていきたいと思います。

  • 森島司選手がいいパフォーマンスを披露しました。

    キャンプに続き、ゴールを決めました。ただ、タッチはまだまだというか。ボールロストが少ない選手なので、開幕までにタッチの感覚を上げていってもらいたいと思います。

    早いタイミングで内田宅哉選手に代えて野上結貴選手を投入しました。その狙いを教えてください。

    相手の圧に押され、クリアしきれなかったり、球際で持っていかれるシーンがあったので、野上で手当てをしようと。また、相手のFWが縦関係になりながら、椎橋(慧也)の裏側でボールを受けていたので、ダブルボランチにしました。その形にしてから、(ハ)チャンレ、ボランチのところで相手のツートップを管理できたと思います。前半の立ち上がりのように決定機を作られる回数は減ったと思います。試合前からそういう状況になるとなんとなく感じていたので、ミーティングをして「こういうやり方にしよう」と準備していたのですが、それを上回る岐阜の圧力があったこと、全体が間延びしてしまったことで、相手に突かれてしまいました。それにより、手当てをせざるを得なかったということです。

    両サイドが攻撃を活性化させていました。

    中山(克広)は点を取ってくれて、期待以上だったかなと。山中(亮輔)は精度の高いクロスを上げてくれたと思います。ただ、キャンプでは森島が左に入ることが多く、途中で立ち位置を変えたことでコンビネーションに関してはなかなかうまくいかなかったかなと。途中から出た久保(藤次郎)にしても小野(雅史)にしても、持ち味を出してくれたと思います。今シーズンは、昨シーズンよりもいかにサイド攻撃を高めていけるか。パトリックのヘディングなど、ああいうところで決め切れると、得点力アップにつながっていくんじゃないかなと思います。

Player’s Comment

27 中山 克広

  • 今日のゲームを振り返ってください。

    まずは逆転勝ちできたことが良かったと思います。

    得点シーンを振り返っていただけますか?

    いいところにボールが転がってきました。ファーストタッチがうまく決まらなかったんですが、自分の打ちやすいところにボールを置いて振り抜きました。いいコースにいってくれて良かったです。

    立ち上がりは苦しい展開になりました。

    チームとして望んでいたプレスの掛け方ができなかったと思います。試合中にどのように改善していくのか、今後の課題になってくると思います。

    後半はリズムが良くなりました。どういった変化があったのでしょうか?

    「3-4-3」にフォーメーションを変えたことが一つです。いく選手がはっきりし、うまくバランスを取りながら戦うことができたと思います。

    個人として良かった点、悪かった点を教えてください。

    点を取れたことが一番大きいと思います。ただ、タッチのフィーリングがすごく悪かったことは課題です。また、もっと味方の選手と合わせていかなければいけないし、僕のところでもっと攻撃のチャンスを増やさないといけません。

    今シーズンの抱負を教えてください。

    とにかく自分の特長はスピードなので、それを生かして相手の背後を取ったり、ゴールに直結するプレーを見せていきたいと思います。

14 森島 司

  • やっと点を決めることができましたね。

    プレシーズンですけど、良かったです。

    取れたことが重要だと思いますし、形も良かったと思います。

    ボールを回してゴール前までいって崩すというのもありますけど、取られたあとに切り替えてボールを奪うことが一番チャンスになると思うので、そこをできて良かったです。

    序盤は苦しい展開でしたが、システムを変えたことで状況が変わったと思います。流れについてはどう感じていますか?

    最初は噛み合わせが悪かったり、距離感が少し遠かったかなと思います。ただ、形は変わりましたけど、キャンプでやってきたことをできたと思うので、そこはキャンプの成果が出たのかなと思います。

    運動量が多く、コンディションが上がってきていると思います。

    そうですね。意識して走るようにしています。

    もっと決定機を作れた、もっと決められたという感覚もありますか?

    そうですね。決められた場面もありましたし、そこはずっと課題だと思います。特長を生かして、カツくん(中山克広)やヤマくん(山中亮輔)のクロスは出せたかなと思うので、あとはそこで決めきるところかなと思います。

    システムを変えたあとの形への手応えはいかがですか?

    形が変わって距離感が良くなって、数的優位を作って、相手より先手を取ってボールを回せたのはすごく良かったかなと思います。

    細かいパスをつないで、大きな展開に持っていく部分も良かったと思います。

    みんなが逃げずにボールを受けられていたと思います。ああやって時間を掛けて、人数を掛けて崩すことでゴール前に入っていけると思います。

    序盤の苦しい時間帯はどこにうまくいかなかった原因があったと感じていますか?

    自分の左後ろに人がいたり、形的な問題がまずはあったかなと思います。

    時間が経過したいく中でメンバーが代わっていきました。そういった部分はいかがでしたか?

    メンバーが代わっても、良さを出せていたと思います。最後、2−1のギリギリの試合で守り切れたことは良かったかなと思います。

    改めて、自分が点を取れる位置に入れたことについてはいかがですか?

    前半からクロスが結構上がっていて、ヤマくんはギリギリのボールを出してくれますし、最終的には「これは決めるでしょ」というボールを出してくれたので、試されたのかなと思います(笑)。

    ダイレクトでボレーを打つかと思いました。

    真下にボールを落としてボレーをすればいいかなと思ったんですけど、ちょっと離れてしまったので焦りました。決められて良かったです。

森島選手のコメント全文、
山中・ハ チャンレ・ランゲラック・椎橋・稲垣選手のコメントは、
INSIDE GRAMPUSにて掲載しております。

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