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Coach Interview

まずは1年間、取材していただきありがとうございます。皆さんの叱咤激励がいろいろな意味でいい刺激になりました。いい記事をもっともっと書いてもらえるようなシーズンにしたかったのですが、なかなかそうはなりませんでした。自分自身、勝ちきることができるようにならないとダメだと感じました。あの手この手でもっと足掻きながらチャレンジしても良かったかなと思いますが、チャレンジした結果、ぐるっと1周して落ち着くべきところに落ち着いたというところもあるのですが、もう少し早く戦い方がまとまれば、違った形にできた可能性もあったと思います。この反省を来シーズンに生かさなければいけないなと思っています。

今日のゲームに関して、前半の入りは向こうに少しペースを握られたかなと思いますが、途中から徐々に落ち着いていきました。特に(森島)司がボールに触りだしてから、ゲームが落ち着いたと思います。今日を入れてここ3戦、司がチームにフィットしてきて、彼が中心になってゲームを作り出した結果が出たのではないかなと思います。決定機とは言えないかもしれませんが、何度かチャンス、惜しい場面を作ることができました。後半、一進一退の状況でカウンターの形からもったいない失点をしてしまいました。つなぐところで前向きの相手にボールを取られ、そのままカウンターを受けました。一番やってはいけないことだと思います。ただ、そのあとに出た選手が試合を盛り返してくれました。多くのファミリーが長良川に詰めかけてくれたことも影響していたと思います。選手の「負けられない」という気持ちが最後のPKに至ったのではないかなと思います。ホームゲームが国立(競技場)であったり、長良川であったりしましたが、負けなしで終わることができました。感謝しなければいけないと思います。内弁慶になるのではなく、ホームでの強さというのをアウェイでも生かしていけるように、来シーズンは闘っていきたいと思います。最終的に6位で終えたということで、昨シーズンよりも2つ順位を上げましたけど、シーズンの展開からするともっと上にいっていなければいけなかったと思います。いろいろな意味でもう一度見直さなければいけないシーズンだと思います。会見や囲みで、昨シーズンは「分母を増やす」という話をよくしましたけど、今シーズンは自分たちでチャンスをクリエイトできるようになってきました。それは進歩だと思います。ただ、そこで決めきるまで至っていないので、来シーズンは決めきり、さらに勝ち星を増やしていきたいと思っています。ファミリーの皆さん、関係者の皆さんに感謝申し上げたいと思います。1年間、ありがとうございました。

  • 今日の試合において、スタイルとして表現したもの、狙いを教えてください。

    キャスパー(ユンカー)と(永井)謙佑をどう生かすのか、ということです。司を右のシャドーに入れて、そこを起点にしながら、2人をうまく生かしたいという狙いがありました。両サイド、特に(久保)藤次郎のところは前節、非常に難しい形になりましたけど、今日は良さを生かしてくれたと思います。ジエゴはストロングのある選手ですが、そこをうまく突いていければというところで、チームとして狙いを持っていました。前半、特に立ち上がりはなかなかうまく展開できなかったですけど、途中から狙いの形を作れるようになっていき、いい場面を作れたと思います。

    ホーム戦負けなしというのは、クラブ史上初の記録になります。達成できた要因を教えてください。

    選手、ファミリーの皆さんの頑張りだと思います。熱い声援を送っていただいて、それに選手が応えたと。それに尽きると思います。

Player’s Comment

77 キャスパー ユンカー キャスパー ユンカー

  • 引き分けという結果に終わりました。

    この引き分けという結果は残念です。チームはいいプレーをしていましたし、多くの決定機を作ったので、その中でしっかりと決めていれば勝つことができました。そういった意味では勝点3を取れずに残念な気持ちです。それでも、勝点1は勝点0に比べれば、何倍もいいことなので、そういった意味では価値のある勝点1だと思います。

    今シーズンはリーグ戦で16ゴールを挙げました。

    16得点というのは数字で見れば非常にいい数字だと思いますし、簡単に記録できる数字ではないと思います。カップ戦も含めればもっと多くのゴールを決めることができて、それがチームの助けになったことが自分にとっては一番大事なことです。そういった意味では個人的に満足できる数字です。ただ、これに満足せず、来シーズンはどこにいくかわかりませんが、この数字以上のゴールを決めたいと思ってプレーしたいと思います。

    来シーズンへ向けた意気込みをお願いします。

    将来のことなので今言うのは難しいです。今自分がフォーカスすべきは長いシーズンが終わったので、体を休めて、来シーズンに向けてしっかりとエネルギーを蓄えること。それが一番大事かなと思います。

3 丸山 祐市 丸山 祐市

  • グランパスでの最終戦を振り返ってください。

    しっかりとこの一戦に勝ってシーズンを終えること、勝つことだけを考えてプレーしました。結果的には1−1で、もう一押しだったなと思います。

    今の心境を教えてください。

    明日の解散式を終えてみないと実感が湧かないと思います。試合については自分がどうこうというよりも勝ちたいという思いがあったので、残念だったというか、逆転できていたら良かったかなと思っています。試合後のゴール裏では、「自分が思っていた以上にファミリーの皆さんの心の中に僕はいたんだ」と、改めて感じました。あれだけの数のユニフォームであったり、応援幕を出してくれたので。「チームの一員だったんだ」ということをより実感しました。「このチームを離れるのはやっぱり寂しいな」という思いもあります。この場で感謝を伝えたいです。

    随所でいいプレーを見せたかと思います。自身のプレーを表現できたのでは?

    1点を取られたこと、引き分けに終わったことについて、僕個人の問題ではないのかもしれないですけど、11人のうちの1人として実力不足というか、もっと成長する余地があるのかなと思いました。

    自身の役割についてどのように考えていましたか?

    「0」で抑えること、勝ちきることです。そういう意味ではダメだったなと思います。それでも、(前田)直輝がすばらしいヘディングをして相手の手に当ててくれたので(笑)、最後に神様がいたのかなと思います。キャスパー(ユンカー)にも感謝しています。

    時間が経過するごとに自身の良さが増していったかと思います。どういった心境の変化がありましたか?

    素直に勝ちたいというか、まずは1点取ろうと。1点取ってからは逆転を目指そうと。守備に重きを置きつつもチャンスになれば前にいこうと思っていました。僕が点を決めたいということではなくて、誰でもいいから点を取れればいいと思っていたので、そういったプレーになっていたのかなと思います。

丸山選手・ユンカー(全文)、藤井選手・久保選手・内田選手のコメントは
INSIDE GRAMPUSにて掲載しております。

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