明治安田生命J1リーグ 第19節:
湘南ベルマーレ vs 名古屋グランパス
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AWAY
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GOAL
Coach Interview
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湘南相手に運動量で上回ることは簡単なことではないと思いますが、もう少しビルドアップの面でしっかりと繋ぐことができれば、攻撃面で余裕が生まれたのではないでしょうか?
おっしゃる通りで、なかなか今日は湘南の方がそのあたりをしっかりと対応してきて、押し込むという展開はなかなか試合を通して作ることができませんでした。その中で、(相手の)ディフェンスラインの背後を何度が突き、もう少しという場面も作れていましたので。ホームでの湘南戦は押し込み逆転する試合ができましたが、アウェイで、順位的に下のチームとは、ギャンブルではないですが、取りにパワーをかけてくる、残留を争うような順位を近いチームが相手ですので、闘う方も難しいというか、ガンガンいってミスから危ないシーンもありましたが、そういうシーンをずっと作るというわけにもいきませんので、選手たちは慎重に闘ってくれたと思っています。
後半の20分過ぎに宮原選手、阿部選手、石田選手の3人を一気に交代で投入しましたが、その意図をお聞かせください。
3人を代える選手が揃ってきたという、嬉しい状況です。狙いはインサイドハーフがお互いに運動量の多いマッチアップとなっていましたので、そこを少しでもケアしたいと思い、フレッシュな阿部と宮原を両インサイドハーフに入れ、稲垣はバランス取れる選手でありレオシルバの体力も考えた時に、稲垣をアンカーに残しました。石田にはもっと走ってほしいと思っていますが、湘南のディフェンスも簡単にプレーさせてもらえなかったと思います。そういう意味では、石田にはもう一つ成長してくれることを期待したいと思います。
前半は湘南が前へとパワーをかけてくる状況で後ろに重い展開になったかと思います。そのうえで、後半に向けてどのような修正をされたのでしょうか?
前半も、(相手に)持たれていましたが、危ない場面は、町野選手にミスパスを奪われシュートが枠の外に飛んだくらいで、それほど危ないシーンはなかったと思います。持たれてはいたのですが、きちっとバランスを保ちながら前半も対応できていたので、逆にもっと押し込む形を作りたかったのは事実です。それを湘南相手になかなか作らせてもらえなかった、湘南が非常にコンパクトに最後までアグレッシブに闘ってきたので、我々としてはもっと押し込む形を作りたかったのですが、中々そういう展開にさせてもらえなかった90分間だった思います。ただ、そうした中でリスタート、ロングスローを含めてセットプレーが続きましたが、今日はチアゴが入りましたが、しっかりと対応してくれたことでよく闘ってくれたと思いますし、代わって出場した選手もそれぞれの役割をしっかり果たしてくれたと思います。
チアゴ選手であったり、あとは内田選手が今日はサイドに入り、特に後半はマテウス選手とのパス交換などパスを繋いでいましたが、内田選手は監督からみてどのような印象だったでしょうか?
今節は森下が出場停止となり、チアゴが入りましたが、リーグ戦では移籍後初先発だったと思います。最後は足をつって交代させましたが、そこまでよく頑張って走ってチャンスメイクをしてくれたと思います。
町野選手のシュートが外れたシーンの話がありましたが、彼への対応をどう考えていたのでしょうか?
特に何か策をということはありません。藤井が今日は体調不良で出られなかったので、チアゴを急遽という形になりましたが、我々のいつもやっていることをやっているだけです。前節の鹿島戦でも上田選手と鈴木選手という非常にタフな選手を相手にということもありましたし、今日は瀬川選手と町野選手という非常に良いコンビの2トップが相手でした。最近のゲームで結果を出していることは知っていますし、あとは池田選手が絡んでくるということは分かっていました。非常に調子のいい3人だったと思いますが、そこはチームとしてやるべきことをやって対応するしかないと思っています。特別に町野選手に対して何か策を施したということはありませんが、昨シーズンから片鱗は見せていたと思います。昨シーズンも決定機には顔を出すのですが、なかなか決め切られないというのが昨年の町野選手や大橋選手だった思います。彼らは非常にポテンシャルのある選手ですし、湘南が良い選手を獲得し、良い育成もしているという印象です。それが今シーズン良い結果を、川崎フロンターレ戦で点を取ったということも大きかったのかもしれませんが、自信を得てプレーしていると思います。今日ものっている選手の前にはチャンスが転がってくるということがありましたが、ミッチ(ランゲラック選手)の神通力で(笑)なんとか防いでくれたと思います。
Player’s Comment
15 稲垣 祥
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難しい90分になったと思います。
そうですね。お互いに同じシステムだったことでがっちりとハマり、ともに崩せるシーンが少なかったと思います。いろいろな意味で難しいゲームでした。
相手を崩せなかったのか、それとも相手にやらせなかったのか、稲垣選手はどのように捉えていますか?
勝っていかなければいけない立場なので、崩しきれなかったという感覚です。今日の試合に関して言えば、もっと多くのチャンスを作りたかったです。今まで積み上げてきたものをもっと出せれば良かったと感じます。
最近は後半でパフォーマンスが良くなるゲームが多くありました。今日は終盤に押し込まれる形となりましたが、相手の運動量が落ちなかったからでしょうか?
そうですね。相手も交代選手を入れたことでパワーアップしていました。そのあたりの難しさがあったと思います。ただ、うちも途中出場した選手のパワーで押し返すような展開を作っていきたいです。1回、2回は形を作れていたと思いますけど、それをもっと増やしていきたいです。
4 中谷 進之介
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押し込まれる時間が長い試合になりました。どういった心境でプレーしていましたか?
前半からあまりハマらず、相手にうまく間を使われながら攻められていたので、正直僕的には割り切って、最後のところでやらせなければいいかなという感じでした。ただ、そこまで崩されて、というのはなかったので。後半は押し込まれてしまいましたけど、ああいうところから押し返せるようなパワーと、後ろからのつなぎに関しては少しはミスがありましたけど、ある程度できたと思います。ああいうのを続けながらもっと効果的なところにパスを入れていったりとか、レオ(シルバ)をもっとうまく使いながら前進していくというのはできたかなと思います。
ボールを失うタイミングが早かったり、相手の切り替えも早く難しさがあったと思います。
(ボールを)失うのは早いですね。僕らがハーフウェイラインを超えたくらいの位置でボールを持ちながら、押し込んで展開しないといけないと思います。どうしても一つのサイドにいったら、一方通行のような感じでいってしまうのが、最近のグランパスだと思います。そこからもう一回(サイドを)変えて、せっかくウイングバックがいるので、そこで1対1を作れるような、僕たちからウイングバックに入れるのではなくて、ボランチからウイングバックに入れて1対1を仕掛けるような展開をもっと作れたらいいかなと思います。
相手は常に背後を狙っていたと思いますが、嫌な感覚はありましたか?
前半の池田(昌生)選手に裏に抜け出されたシーンとか、危ないシーンはありましたけど、そんなに。浦和(レッズ)戦の時ほど嫌ではなかったですね。
稲垣選手・中谷選手のコメント全文、チアゴ選手・相馬選手・内田宅哉選手のコメントは、
INSIDE GRAMPUSにて掲載しております。
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