JリーグYBCルヴァンカップ 第2戦:
京都サンガF.C. vs 名古屋グランパス
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GOAL
Coach Interview
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確かに点差があり難しい試合だったと思いますが、その状況で攻めすぎず、守りすぎずという良いバランスの戦いだったかと思います。改めて、今日のゲームプランはどういうものだったかお聞かせください。
前半は一切繋ぐな、ラインをしっかりと上げて蹴れという話をしましたが、それ以外には言いませんでした。中途半端なプレーはせず、前半の45分は相手が来る時はしっかりとラインを上げ、酒井、もしくは相馬を目掛けてということでした。普段であればしっかりセットし、繋ぐ時は繋ぐようにやっていますが、前半は特にそういう形でやっていこうと。前半は酒井で起点がしっかりとできていたので、後半も今日は飛ばすキックをということで、それだけでした。それ以外は選手たちがしっかりと理解し、締めなければいけないという思いで闘ってくれたと思います。
森下選手と相馬選手、両ウィングが攻守という意味でバランス良く戦っていたかと思いますが、今日の2人への評価をお聞かせください。
90分間、京都の両サイドのパワーのある選手を抑えながらも、しっかりと自分たちで返す、攻め込んでくれたことは素晴らしい仕事を2人ともしてくれたと思います。そういう意味で今日は2人とも交代させず最後までピッチで闘わせました。
試合が終わったから言えることですが、4失点しても大丈夫な状況での試合でしたが、そのような試合でも選手たちからは勝利に対する執念のようなものを感じましたが?
1点取られると、勢いを相手に取らせる試合だったと思います。サンガというチーム自体が非常に勢いにのるチームだと思いますし、1点取られると若干ナーバスになると思っていました。そこをゼロでということに拘って選手たちは闘ってくれたと思います。ゼロで抑えるというよりは、勝つために先制点をということを考えいつもどおり闘わせました。先ほども言いましたが、フリーキックの時だけはチームとして約束事を決め闘いましたが、それ以外では選手たちで考えしっかりとプレーしてくれたと思います。
1stレグの時は連動性も感じましたが、今日はそれが少し足らなかったのではないでしょうか?
京都サンガが前から、勝つために5点取らなければいけない試合だったので、ファーストプレッシャーをうまく外すという形になったと思います。ですので、諸手を挙げてという試合ではなかったのですが、前半の途中くらいからサンガのプレシャーが若干落ちたくらいからしっかりと展開し、自分たちの形でゴール前のシーンを少しずつ増やすことができたと思います。そういう意味では、選手たちもしっかりアジャストしながら闘ってくれたと思います。
カップ戦の勢いをリーグ戦に、という話をされていたかと思います。今日の試合も新しいヒーローがでたという試合ではありませんでしたが、それでも結果を出したことで次につながるのではないでしょうか?
6点取った1stレグも自信になる試合だったと思いますが、今回の2ndレグも京都が本気で点を取りにくるなかで、しっかりとクリーンシートに抑え勝つことができたということは非常に大きな自信になると思います。
Player’s Comment
19 齋藤 学
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丸山祐市選手とのパス交換から待望のゴールを挙げました。
ルヴァンのプレーオフということで、アウェイゴールや点差もあり、正直5点も開いていると緩みがちなところがあると思います。0−0でずっと推移していたので、チャンスが来たら仕留めてやろうと思っていました。ただ、まずは失点しないとかチームのルール、約束を守ろうと思って試合に入りました。僕の前にいくつかチャンスが転がっていて決められなかったんですけど、「まあでも……」と思っていました。レオ(シルバ)からボールが来た時は仕掛けようと思っていました。仕掛けている時に誰だかわからなかったのですが、後ろを走っている選手がいると感じたので、ちょっと時間を作ってパスを出したらきれいに折り返しがきました。シュートについてはタイミングをずらそうと思って、止めることなく蹴れました。“無”ですね。あまりなにも考えずにシュートを打てたのが良かったと思います。
丸山選手からのパスだとわかっていなかったんですね。
はい(笑)。喜んでいる時に「やっぱりいいコンビだな」という声が聞こえたんですけど、僕は「誰といいコンビなんだろう」と思っていました(笑)。マルくんはずっと励ましてくれていましたし、歳は1つ上ですけど、友だちのように過ごしています。マルくんからのパスで点を取れたことは一生の宝ものになりました。
今シーズン、公式戦初ゴールとなりました。
0−0でもプライムステージに進出できましたけど、このゴールで次のリーグ戦に向けていい波が来ると思います。いつも言っていますが、僕のゴールというよりかはチームが勝利できたゴールというのが一つです。また、天皇杯も含めてケガ人が多くて、ユースの選手たちに練習に来てもらってやっと練習が成り立っていました。ここに来ていない選手もいますし、チーム一丸で闘っていると僕は思っています。僕もなかなか試合に出られない時間もありましたし、高校1年生と練習したこともありました。みんなが腐らずに準備して、トレーニングを続けてきたことで僕のゴールがあったと思うので、今日来ていない選手も含めてみんなに感謝しています。
今日はビジター席が完売になるほどたくさんのファミリーがアウェイの地に駆けつけました。
ほかの会場で声出しが解禁されているので、声を出せる日が来るのが待ち遠しいですね。すごくたくさんの方が来てくれて、本当に力になりました。
連覇に向けて意気込みをお願いします。
優勝はいいものなので、またみんなで味わいたいなと思います。
15 稲垣 祥
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ほぼパーフェクトな試合だったと思います。
結果として、「0」で抑えながら最後に1点取るというのは良かったと思います。ある程度コントロールしながら試合を運べたと思いますけど、求めているところはもっと上にあるので、もっとやれたところもあると思っています。
ピーター ウタカ選手は特に警戒していたと思いますが、今日は中盤に降りる時間帯もあり、予想と違う部分もあったと思います。
そうですね。特に後半は下がってボールを受けにきていたので、そういったところは変わっていましたけど、変化に対応しながらできたかなと思います。
プレーオフステージ進出の条件としては4点までなら取られても大丈夫でしたが、勝利への執念のようなものを感じました。
みんなで共通認識を持って、しっかりとこの試合で勝つと思いながら試合を進めていました。
危ないシーンもほぼなかったと思います。
今日に関しては最低限やるべきことをしっかりやったかなという感じで、もっと上を目指せると思います。
第1戦では大量得点を挙げ、第2戦ではクリーンシートを達成し、違った手応えを得られた2試合だったと思います。
ルヴァンカップの次のステージに進出するという意味で本当にいい形でできたと思います。次からまた新しい戦いが始まるので、もう一回、一から今まで積み上げてきたものを出していきたいです。
稲垣選手のコメント全文、丸山選手・中谷選手・相馬選手・森下選手のコメントは、
INSIDE GRAMPUSにて掲載しております。
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