MATCH
第102天皇杯全日本サッカー選手権大会2回戦:
名古屋グランパス vs 同志社大学
Coach Interview
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ダイナミックな展開がお互いに続く前半があり、少し危ない場面もあったかと思います。相手の力を実際にやってみてどう感じたか、試合中にどう修正をかけたのでしょうか?
思った以上に相手がアグレッシブに闘ってきた、ピッチ状況もあったかと思いますが、(我々の)ボランチというかアンカーの脇に1人、10番の選手(岩岸選手)か33番の選手(鹿取選手)が立ってきたので、そこで行ってこいという展開となりなかなか仙頭が絞り切れず左サイドからクロスを上げられたところからそこでフリーで打たれるシーンが前半は何度かありました。後半はボランチを2枚とし攻撃の狙いはやはりサイドからということで、1点目は良い形でサイドから阿部が仕留めてくれました。その後は非常に激しい展開が続くなかで、初出場だった吉田晃を含め若い選手をチームとして、金崎夢生がキャプテンとしてしっかりとまとめてくれました。ベテランの選手が要所でしっかりと闘ってくれたことが非常に大きかったと思います。
前半、少し縦に速い展開が、相手に協調していることもあったかと思いますが、狙いはあったのでしょうか?
ピッチ状況が、少し固めのグラウンドでしたのでボールが両チームとも落ち着かない展開が続いたのかと思います。あえてそういう戦い方で挑んだということはありません。
今日は選手のやりくりも難しい試合だったかと思いますが、その中でもベテランの選手や主力級の選手も終盤は力を発揮しました。やりくりという面でうまくいったと感じる部分があれば教えてください。
ある程度、週末の試合も頭に入れながら、ただ天皇杯の初戦もしっかりと勝たなければいけないというなかで、吉田晃が90分を通ししっかりとプレーしてくれたことが大きかったと思っています。メンバーに入ることも初めてで、もちろん先発で試合に出ることも初めての選手だったので、はじめは少し落ち着きがなかったと思いますが、尻上がりに自信を持ってプレーしてくれたことで、うまく回すことができた大きなポイントとなりました。晃がしっかりとプレーしてくれたことが大きかったと思いますし、あとはチアゴもしっかりとプレーをしてくれた。内田もチアゴも90分、しっかりとプレーしてくれたことが大きかったと思います。
前半は少し嫌な雰囲気もあったかと思いますが、後半、それを打ち消してくれたベテラン2人のコンビネーションや金崎選手のプレーだったかと思います。その点を含め、ベテラン選手への評価をお聞かせください。
コンディション調整が難しいと思います。試合に出たり、メンバーにも入ったり入らなかったりでも率先してトレーニングをしてくれていますし、今日の試合でもしっかりと結果を出してくれる、これは本当に頼もしい存在だと思っています。彼らのプレーという部分に関しては、本当に感謝、評価したいと思います。
長谷川監督が就任してから初めて、名古屋市内での試合となりました、今日は仕事終わりなど地元の人も来られた、そういう雰囲気の中で勝利を飾ったいまの気分をお聞かせください。
天皇杯の2回戦でこれだけ多くの方々が来てくださることは、なかなかないことだと思います。平日の夜にも関わらず、たくさんのファミリーの皆さまが来てくださったことには本当に感謝していますし、やはり名古屋でのグランパスの人気、そして「聖地瑞穂」という横断幕もありましたが、こういう昔ながらのスタジアムで試合ができて、またそこで勝ったということは本当に嬉しい勝利だと思っています。
Player’s Comment
28 吉田 晃
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公式戦初出場となりました。振り返っていかがですか?
初出場というのもあって、すごく楽しかったです。最初は緊張していて、自信もなかったんですけど、ピッチに入ってプレーしているうちにだんだんと慣れていって、楽しかったです。
どれくらいで試合に慣れていった感覚ですか?
前半の途中くらいから慣れてきて、自分の思うようなプレーがしっかりできたと思っています。
どんなことを意識して試合に入りましたか?
みんなから「失敗していいからどんどんチャレンジしろ」と言われていたので、それを意識していました。
積極的にインターセプトを狙ったり、チャレンジする姿勢が出ていたと思います。プレーを振り返っていかがですか?
緊張というのもあったので、まだまだですね。これからです。
たくさんのファミリーの前でのプレーはどうでしたか?
こういうのは初めてだったのですごく楽しかったです。
7 阿部 浩之
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後半開始早々に先制点を挙げました。
ああいうのは得意なので。そういった場面が来た時にしっかりと決められたことは良かったと思います。チームとしてはああいう形をもっと作れればと思います。本来はもっと点を取らなければいけない試合だと思うので、内容を含めてもっと自分たちを見つめ直さなければいけません。
ピッチ状況も含め、ロングボールを蹴る場面が多くありました。攻撃の出来はいかがでしたか?
ピッチ状態に合ったプレーを、というか。先に失点してしまうとしんどい展開になると思うので、ああいうプレーを選択することは間違っていないと思います。その中で(ピッチの)状態のいいサイドをもっと攻略できれば、さらにいい攻撃ができたのかなと。そのあたりはチームとしての共通意識をもっと持たなければいけません。どこでスピードアップするのか、どこから崩すのか、もっと整理しなくてはいけないなと思います。
先制点につながった崩しはイメージどおりだったと。
そうですね。前半から特に左サイドはうまく崩せていたので。(齋藤)学とはイメージの共有ができていますし、ほかの選手も絡みながらいい展開ができたのかなと思っています。
天皇杯の初戦は内容よりも勝つことが重要です。
もちろん。勝つことがすべてですけど、その上で内容の面でももっとできる部分はあったと思います。「勝ったからいい」ではなく、次につなげていかなければいけないと思います。
そのほかマテウス選手・武田選手のコメントは、
INSIDE GRAMPUSに掲載
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