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名古屋グランパス AWAY

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---- KICK OFF

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Coach Interview

まず今日の試合の内容がどうだったという話の前に、総括の中の総括を話したいと思います。2試合、90分プラス90分の180分という戦いの中で、最初の90分がすごく感動的な、そして今日の90分も、90分というものと180分という要素を含んだうえでものすごく感動を与えるようなゲームでした。それぞれにストリーがあったうえで時間帯により喜怒哀楽があった、そういうゲームをFC東京相手にできたということは、本当にFC東京が素晴らしいチームでしたし、まず最初にFC東京を称えたいと思いこの話をさせていただきます。

試合の流れとしては、開始からすごくオープンな展開でした。どちらのチームもまず1点を取ること、そして2点目を取ることが、このホーム&アウェイで戦うルールのうえですごく意味が変わってきます。どちらが先にスコアを上げるかで、心理的な影響も大きくあるという、第1戦を終えたうえで、第2戦はそのような状況ではじまりました。どちらも点を取りにいった、しっかりと闘っているなかで残念な形で失点をしてしまい、こちらは前田が絡んだ大きな決定的なチャンスで逃してしまいました。その後も相手のオリヴェイラ選手に決定的なチャンスを作られてしまい、選手交代をしたことで流れを変えたかったのですが、後半も高萩選手のゴールでしたが、オリヴェイラ選手にほぼチャンスを作られての失点でした。その前にこちらもクバ(シュヴィルツォク選手)を入れ形を変えたかったのですが、相手が守りに入る状況で真ん中からしか攻めようがない流れとなりました。シャビエルを投入しより相手を開かせサイドからの攻撃の形を作ることを狙いましたが、ここからは選手たちの信じられないような気持ち、「絶対にファイナルへ行くんだ、グランパスの歴史を変えるんだ」という気持ちがどんどんプレーにこもり、それがゴールとして形になりました。「君たちは素晴らしいことをやり遂げた」と、選手には伝えたいと思います。

  • 決勝進出を決めた稲垣選手のゴール、グランパスらしさが詰まったゴールだったかと思いますが、あらためてそのシーンを振り返ってください。

    もちろんそのあとに相手に1点を決められていたらまたすぐ状況は変わる、その続きがうまれる状態となっていました。(あの時点で)決定的なゴールだったのかはわからなかったのですが、我々としてはそこまでに失点していても、怖さというよりは、もう1失点してもまだ大丈夫だという保険ができ、そしてこのまま試合を終えれば決勝に進出できるという、メンタル的に初めて上回れる状況がうまれました。その時に、ファイナルは近づいた、あとは我々が得意な形でこの試合を終わらせようという雰囲気がチームにうまれていることを感じましたし、あの瞬間にこれはもらったかなと確信できるゴールでした。

    決勝ゴールを挙げた稲垣選手は今日も攻守にわたり大きな存在感を示しましたが、彼の存在がチームにどう影響を与えているとお考えでしょうか。

    気持ちの部分が強い、「チームのために」という気持ちがある選手ですし、質問されたとおりどのシーンを見ても彼がいるというプレー内容でした。そういう気持ちを持っていてもプレーに出せなければ意味がありませんが、彼はそれをどう表現するか、チームのために走るんだということを毎試合やり切ってくれる、本当に信頼できる人間です。

Player’s Comment

15 稲垣 祥 稲垣 祥

  • 決勝進出あめでとうございます。今の気持ちを聞かせてください。

    ありがとうございます。本当にタフで難しいゲームでしたが、選手全員が粘り強く、2点取られてからもあきらめずに闘う姿勢を見せられました。そしてなにより、名古屋から2000人近いファミリーの方が来てくれて、そういった方の想いや熱量がゴールに結びついたと思います。普段はあまりそういう表現はしないですけど、全員の気持ちが込もったゴールだったかなと思います。

    魂の込もったゴールだったと思います。あの場面であの位置に入っていったのはどういった気持ちだったのでしょうか?

    ああいった展開にはしたくなかったんですけど、結果的になってしまって攻めるしかないという中で、全員があきらめずにゴールに向かう気持ちがありました。今はこういった観戦の形になっていますけど、その中でもファミリーの皆さんの想いを感じながらプレーしていたので、それが乗り移ったのかなと思います。(今日会場に)来てくれた皆さんに、喜んで名古屋に帰ってもらうことができてうれしいです。

    ゴール前の混戦から押し込みました。

    先ほども言ったように全員の気持ちがこもってああいうところにボールがこぼれて押し込めたと思うので、全員に感謝したいです。最後に頭をポストにぶつけたので少し痛かったです(笑)。

    タイトルまであと1勝です。決勝に向けて意気込みをお願いします。

    チーム全員が本当にこのタイトルに飢えていると思いますし、なにがなんでも手にしたいです。

稲垣選手のコメント全文、森下選手のコメントは、
INSIDE GRAMPUSにて掲載しております。

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