ある程度受けなければいけない、マリノスが押し込むということを分かっていた中で、引いていてもここはやらせない、相手に選択肢がないという戦いができていました。（相手の）シュート数も多くあったと思いますが「あれがもし入っていたら」というような話しをする必要のないシュートだったと思います。そこにプラスし、こちらが相手にダメージを与えるというプレーがもっとできれば良かったのですが、4つの大会を闘いながら、そしていま勢いがありJリーグに集中して戦えるマリノスを相手に、そこまで贅沢は言えないと思います。

アグレッシブに後半をスタートできたことはもちろん、そうやって入ろうと声を掛け合ってやったことでしたので、ボールを奪った前田はもちろん、冷静に決めたクバ（シュヴィルツォク選手）も素晴らしかったと思います。

どちらのチームがどういう状態でということでは、前回の対戦とは違った条件でした。前回敗戦した時にも、タイ（ACLグループステージ）での疲れと帰国後の連戦で疲れが抜けきっていないという話をしたと思います。その重さが、前回の試合あたりの数試合では影響があったと思います。今日も、先日のACLがあったり、その疲れはありますが、サッカー以外の部分で、隔離生活のようなストレスはありませんし、充実した環境で過ごせています。この試合に向けどうメンタルを準備するか集中できたうえで、あとは受けるべきところはしっかりと受ける、相手にやらせたくないという気持ちはありますが、マリノス相手に何もやらせないということは難しいですし「この部分はやらせてもいい」と理解したうえで、繰り返しになりますが、もう少しこちらが相手にダメージを与えられる展開にできていれば、スコアを2-0としたあとに、試合を上手く回せるということになったと思いますが、それができないと選手たちの体を理解したうえで最後まで受け切るんだと心を決めて、やりきったことは素晴らしいと思います。