Coach Interview

我々はつい先日も試合をし、一方の神戸は少し日程が空いている中での試合でした。この日程で神戸を相手に勝つために、体力的なところでどうその差を埋めるかという試合でした。用意したとおりの戦いを試合が始まった瞬間からその戦い方に相手を引き込まなければいけないという中で、選手達が最初の入りのところから、我慢をして我慢をして、いつもなら前からプレスにいきたいところも行くなと、少し受ける形で、ただ受けている中でどこのゾーンは絶対に使わせるな、ここで相手にボールを持たせる、ここへきたら絶対に止めるということを本当に準備したとおりにやりきってくれました。

途中から相手もオープンになったところでこちらも多くチャンスを作りました。複数得点を取ることができれば良かったですし、もっと早い時間に点を取れていれば良かったのですが、点を取った後の試合最後のところで、相手がバランスを崩して前掛かりになった相手に少しピンチのシーンを作ってしまったところ以外は、ほとんどリスクのない試合をやれたと思います。このタイミングで神戸と試合をしなければいけない中で、(相手に)ポゼッションをさせる、それが相手の素晴らしい武器ですし、それをされても仕方がないから、こういう試合展開にして最後に勝とうと、用意したとおりのゲームになったと思います。

  • 後半の交代はある程度準備していたものだったと思うのですが、交代のタイミングや試合展開など、予定した通りだったのでしょうか?

    9日、12日、15日、そして今日とこの日程で4試合目になるので、ある程度はプログラムされた状態、予定を組んだ状態でした。もちろん大まかなもので、何分にどうという組み方ではないですけれど、そういう試合の流れに持っていくと。よりどちらかというとスタートから送り出したメンバーはバランスが取れていて、チームとしてのプレーをずっと保ち続けていて、ある程度狙ったとおりのサッカーができると。その中で後半最後の方のメンバーを見ていただくと、クバ(シュヴィルツォク選手)と前田とマテウスと柿谷、どう見てもオフェンシブな選手を前に並べていますので、そこで勝負を仕掛けるというところで、本当に気持ちいいほど狙いがはまったと思います。

    シュヴィルツォク選手が素晴らしい決勝ゴールを決めましたが、今日はどういうことを伝えピッチへと送ったのでしょうか?

    彼がゴールを決めるという役割、あの構成の中で担うんだと、そういったポジションの取り方で、プレーをしてくれと送り出しました。サイドの組み立てのところだったり、組み立てる部分に関わり過ぎて最後にゴール前に人がいないということは避けたかったので、まだフルで動ける状態ではない彼に対しては少し役割を限定して、必ずゴール前でボールが来た時には君がいる状態にしてくれと伝えました。その通りのことをしてくれたのではないでしょうか。その前のプレーで前田からのボールも良かったですし、前田に出した柿谷のボールも含め、全員がその瞬間にどういう役割かを理解して、うまれたゴールだったと思います。

Player’s Comment

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  • 移籍後初ゴールを挙げました。現在の心境を教えてください。

    移籍してきて最初にゴールを挙げるのは難しいことです。待ち望んでいたゴールを今日決めることができ、とてもうれしいです。このゴールにより、いい感触で進んでいけると思っています。みんなの助けがあってこそ、今に至ることができました。本当に良かったと思います。

    監督から「ゴールを狙うような動きをしてほしい」と言われていたそうですが、どのようなプレーをイメージしていましたか?

    どう動くべきか、指示をもらっていました。また、相手の特徴も聞いていましたので、それに従う動きをして備えていました。

    スタンドには多くのポーランド国旗が掲げられていました。どのように感じていましたか?

    異国の地でポーランドの国旗を見られることをうれしく感じました。強化部長をはじめ、クラブスタッフは私を助けてくれました。グランパスでいい雰囲気でプレーすることができています。

    練習する時間が短い中で、チームメイトとはどのようにコミュニケーションを取ってきたのでしょうか?

    (チームメイトは僕に)声を掛けてくれて、コミュニケーションを取ろうとしてくれています。ピッチの内外を問わず、助けてもらっています。みんなの力を感じています。

そのほかシュヴィルツォク選手(全文)、前田選手のコメントは、
INSIDE GRAMPUSに掲載

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