どこで柏が優勢になっていたかということを考え、両サイドでの1対1の場面で、こちらがしっかりと待ち構えた状態で1対1を迎えたいという狙いがありました。真ん中もクロスを上げられたところでしっかりと跳ね返すことができる、木本は（中盤と）両方ができるという特徴を考え今日は起用しましたが、そのことでサイドの1対1から中へとボールを入れさせないという対応ができたかと思います。特別に練習の中で準備しているというよりは、時間帯の流れの中でこういう配置でこういう戦い方に持っていこうという指示を出しました。

正直なところ、プランという部分まで戻って話をするなら今日は齋藤（学）を起用してということを考えていたのですが、2・3日前の練習で軽い負傷をしてしまい今日は無理して起用する必要はないだろうと。（柏レイソルと）他チームとの映像を見て、このグラウンドコンディションに対するある程度のイメージがあったため、捻挫という不安定な状態があるうえでプレーするリスクを負わせる必要はないと判断しました。これからも試合は続きますし、彼自身にも次以降の試合に向けた調整をしようと話をしました。そういう意味では、攻撃のプランは試合中というより、試合前の段階で変わっていました。それで攻撃が形になっていなかったかというと、あと1本、2本とパスがつながるだけでゴールまで迫ることができるのにそれが繋がらなかった。それはグラウンドの影響もあったと思いますが、それは柏レイソルにもあったと思っています。