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Coach Interview

すごく大事な結果を伴いシーズンを終えられることができ、本当によかったと思います。シーズンの頭からすごく良い形でスタートが切れましたが、これが最後まで持つのか。シーズンが始まる前から昨年をあのような形で終え、今シーズンは良い結果を出したいと言っていましたが、どれだけの方がそれを信じていたか。いま、結果が出たことで驚いている方の方が多いのではないかと思いますし、それだけ難しい作業をやり遂げたと思っています。

  • しっかり守りチャンスを決める、グランパスらしい試合での勝利だったと思いますが、先制ゴールを決めるまでの流れをどう感じていたのでしょうか?

    どういう状態で今日の、今シーズン最後の試合を迎えたかというと、「中何日」という見かたをすると、今日は対戦相手より何日か回復期間がありました。それでもこの時期まで、このメンバーで闘い続けてきたことで疲労が溜まっていますし、最後の力を使っての一試合になったと思います。怪我の影響もあり選手が揃わない状況もあり、どのようなサッカーを目指してという形で今シーズンをスタートしましたが、最後の一ヶ月、二ヶ月はここまでやってきていまのポジション(順位)にいるから、ここから先は、それぞれの目の前の試合に対しいまやれることを信じやっていこうと。もちろん新しい形になりつつあるサッカーも同時にやらなければいけないのですが、最後の期間はそういうことを選手が受け入れ、得点シーンが減ったりプレーの迫力や形で厚みがない前線でのプレーが増えたかもしれませんが、それでも試合結果を見てみると、勝った試合の方が多かったと思います。結果にこだわる、それを一年間やり切ってくれた選手を褒めたいと思います。

    昨年のシーズン終了後セレモニーは、サポーターからブーイングもありました。今シーズンのセレモニーでは、声こそ出せない状況でしたが、多くの拍手で迎えられました。昨年の思いをどうご自身の中でもち続け、そして今シーズンを終えたいま、どう感じられているのでしょうか?

    名古屋グランパスが一度、J2へ降格してからぎりぎりの状況でJ1へと戻り、その後も厳しいシーズンが続いていました。名古屋グランパス自体が流れとしてずっと苦しい状況の中にいて、昨年も私が就任した時点では難しいシチュエーションにあることは分かっていました。その状況でブーイングの全てを私が受け止めなければいけないのか、サッカーの世界の中でそれをどう受け止め処理するかという能力は自分には備わっていますので、そのことを重圧に感じるよりは、それだけグランパスというチームに対しての思いを抱いている方が多いんだと昨年のセレモニーで感じました。そこに対して喜び届けることが、このチームに私がきた役割だと思っていますし、昨年もそう言葉にして伝えています。それをやり遂げられたと思います。マスクをし言葉にして伝えてもらうことはできない状況でしたが、昨年はあれだけブーイングを受けたのだから今年は温かい言葉を言ってもらえたらなと感じました(笑)。全員で喜び合えばいい、結果が出ていない時はいろいろな気持ちがありますが、良い結果が出せた時はファミリー全員で喜び合う、そういうものですし、これをパワーに替え、来年以降さらに上を目指すエネルギーにしたいと思います。

    先ほどのセレモニーでも「来シーズンは今シーズンよりさらに難しいものになる」と話されましたが、そのシーズンに向けまずどこを強化したいとお考えでしょうか?

    もちろん今シーズンより難しいものになる、単純に試合数だけ見てもそうなりますし、高いレベルでのゲームを結果を伴いながらやり続けたいということを考えると、もっと選手層に厚みをもたさなければいけないということは、クラブと一緒に取り組まなければいけません。単純に数を備えなければそれだけの試合数をこなせませんし、数だけではなく質も揃えなければいけません。具体的に、金崎を見ても、一日も早く戻れるよういま頑張っていますが、来年の前半はほぼ戻ることができませんし、戻ってきてからも本来の力を出し始めるまでには来年一年をしっかり使い、再来年の頭からしっかりとしたプレーをするという位置付けをしなければいけません。その部分もまず補強をしっかりとやっていかなければいけないと思っています。

    記者のみなさんも、一年間ありがとうございました。みなさんと一緒に仕事をできたことはよかったですし、また来年もよろしくお願いします。

    (日本語で)ありがとう。

Player’s Comment

25 前田直輝 前田直輝

 
   
         
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    勝利を手繰り寄せる決勝ゴールを挙げました。

    今年は不本意だったというか、僕自身なかなか結果を残せていませんでした。ここで一つ結果を出せて良かったなと思います。

    得点シーンを振り返ってください。

    前半から試合を見ていて、山﨑(凌吾)選手が空中戦で勝ち、ボールを収められる確率が高いと思っていました。山﨑選手にボールが入った瞬間に動き直しをして、自分の得意ゾーンにボールを出してほしいと要求したところ、シュートを打ちやすいボールが来ました。力まずにいいゴールを決められたと思います。

    第19節清水戦以来、約3カ月ぶりのゴールとなりました。得点のない期間、どのような心境で過ごしていましたか?

    チームが勝てている状況でも、自分は結果を残せていなかったので悔しさがありました。その中で試行錯誤してというか、自分なりにいろいろと整理してきたことで今日の結果につながったと思うので良かったです。

    以前、「終盤戦で爪痕を残さなければいけない」と話していましたが、爪痕を残せた感覚はありますか?

    終わり方という意味では良かったと思います。来シーズンはゴール以外の部分も突き詰めていきたいです。

    チームは3位で今シーズンを終えました。2020シーズンを振り返っていただけますか?

    サッカーをしていいのかという状況の中で再スタートしました。苦しいシーズンだったと思いますけど、結果的に3位で終えられたことはチームとして良かったと思います。

    自身のゴールにより、チームを9年ぶりとなるACLの舞台へ導いたことをどのように感じていますか?

    毎回言っているように、自分たちが勝てば切り拓けると思っていたので、(他会場は)気にせずに勝利だけを目指して闘いました。その結果があとでついてきたんじゃないかなと思います。

    新型コロナウイルスにより難しいシーズンを過ごした中で、チームの成長をどのように感じていますか?

    スタジアムに行くべきなのか行かないべきなのか、ファミリーの皆さんはそこからのスタートになったと思います。それでもスタジアムに来てくれて、手拍子で後押しをしてくれました。(ファミリーが)いるのといないのとでは全然違うなと感じました。皆さんがあっての自分たちだと感じましたね。チームの成長があったからこそ、スケジュールがタイトな中でもいい結果を残せたのかなと思います。

    今シーズンの収穫を教えてください。

    世の中が苦しい中で、サッカーができる幸せを改めて感じました。また、こういう状況でもたくさんのお客さんが観に来てくれることに対するうれしさを強く感じました。

    来シーズンも過密日程での闘いが予想されます。

    プレーオフで勝った上でアジアの舞台に立ち、そこで自分たちがどれだけできるかを見据えてシーズンオフに入りたいです。一からやり直したいなと思っています。

           
         
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丸山選手のコメントテキスト、稲垣&山﨑選手のコメント動画は
INSIDE GRAMPUSにて掲載しております。

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