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セレッソ大阪 AWAY

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---- KICK OFF

前半
後半

Coach Interview

すごく素晴らしいゲームだったのではないかと思います。どちらのチームも戦術的な理解度が高いチーム状態で、それぞれの選手一人ひとりを見てもその瞬間瞬間で、そういう理解が背景に見られるプレーが随所に見られました。そういう試合を制したということがチームの成熟度だと思いますし、そういう意味でも他の勝利よりも嬉しい勝利でした。

そういうぶつかりあいがあった中で、たまたまこちらに勝利が転がり込んできたというよりは、勝つべくして勝ったと言えると思います。セレッソ大阪も本当に強かったですが、我々が今日はそれを上回るサッカーができたのではないかと思います。

  • 今日は後半に阿部選手とシャビエル選手を同時に投入しました。これまで、二人を同時に入れることはなかったと思いますが、同時に交代で入れた意図をお聞かせください。

    彼ら二人をあのタイミングで入れたのは、相手が引いて守る割合が高くなりスペースができましたので、そこでチームの走力を上げることより、もちろん二人も走る選手ですが、それよりも一気に押し込みたいと考え、あのタイミングで交代をさせました。もちろん二人ともスタートから起用しても問題のない選手ですが、阿部選手に関してはけがからプレーを再開しある程度時間は経っているのですが、プレーしながら、けがと付き合いながら直していくという面があります。そのため今日は途中出場という起用法になりましたが、プレーをすればあのようなクオリティを見せてくれることは知っていますし、シャビエル選手と共に、彼ら二人なら当たり前だなというプレーを当たり前にこなしてくれました。

    得点のシーンですが、オ ジェソク選手がボールを奪うところから素晴らしい流れでしたが、あらためて得点シーンを振り返ってください。

    なかなかあの時間にクオリティの高いプレーをすることは、疲れもあり難しいのですが、91分というところで、オ ジェソク選手がボールを奪い、そこからシャビエル選手へとボールをつなぎ、冷静に仲間も見つけ、それを決めたマテウス選手もしっかりとやってくれました。全員が試合を通し前からボールを取りにいくという奪い方、そして奪ってから前へといく準備が頭の中ででき、そういうサッカーができていました。奪ったあと前へとつなぐ、そういうリズムがチームに出てきた、そして(試合の)時間内に決めるということもできるようになってきました。

    ここ一ヶ月半、白星と黒星が交互に続きましたが、今日の結果で久しぶりの連勝となりましたね?

    もちろん、連勝というものほど元気にさせてくれるものはありません。「今日はとにかく連勝するぞ」ということではなく、ずっと連勝をしたいとチーム全員で準備をしていました。残念ながら、なかなか結果のついてこない時期もありましたが、選手たちは当たり前ですがそこで諦めることはなく、絶対に上位に残るんだ、なるべく高い位置(順位)で今シーズンを終えるんだということに拘ってやってきました。それが結果として現れたので、選手のためにも良かったと思います。

    今日は固い展開の試合が続きましたが、後半、自分たちに押し込める時間帯がくると信じ、そのためにも阿部選手、シャビエル選手を残しておいたのでしょうか?

    今日はどのメンバーでいくか、ホームゲームではありますが、昨日までに選んだメンバーでベンチも含め戦いました。こういう天候で、試合ができるか自体もわからない状況で昨日、今日と過ごしていました。その中で、試合が行われる決定を今朝聞き、そこからは30分ごとにグラウンドの状態はどうか、瑞穂の天候はどうかということを聞き続け、メンバー表の提出の時間まで待ったうえでメンバーを選びました。試合前、あるいは試合中にも雨が降る可能性があるところで、自分たちが思い浮かべているようなサッカーをクリーンに行えるコンディションではない、少なくとも試合の最初はそう感じていました。こぼれ球などに体を張ったプレーも大切になると考え、相手に先手を取らせないためにも我々はそういう戦い方から試合に入る準備をし、試合状況によって少しオープンになったり、こちらが押し込めるようになったらという考えもありましたが、毎回そういうイメージをしている一つが今日は、はまったと思います。

Player’s Comment

16 マテウス マテウス

  • 試合を振り返ってください。

    難しい試合になると予想していました。上位チームとの対戦で簡単な試合はありませんからね。最後の最後まで粘り強いサッカーをして、得点を決めることができてすごくうれしかったです。

    得点シーンを振り返ってください。

    (ガブリエル)シャビエル選手がスペースにボールを持ち運んで、僕のほうを見てくれました。そこで声を出してボールをもらい、コントロールからシュートを打ちました。僕のゴールでチームの勝利に貢献できて、すごくうれしいです。ただ、注目しなければいけないのはディフェンス面。チームが無失点に抑えてくれましたからね。オフェンス面だけではなく、ディフェンス面もすごく良かったと思います。シャビエル選手と阿部(浩之)選手が、途中からいい形で入ってきてくれたことも大きかったです。

    相手の堅守を崩すためにどのようなことを意識しましたか?

    C大阪の強さは把握していました。長い時間でボールを持って、動かさなければいけないと思っていました。成瀬(竣平)選手が阿部選手にパスを出して、決定機になるシーンもありました。最後にチャンスがあり、それを決めることができて良かったです。

    失点をしないためにどのようなことを取り組みましたか?

    どの試合でも走りきって、守りきるという意識を持っています。みんながチームのために頑張るという思いを持っていますし、今日の試合でもそれが表れたと思います。失点されないように守って、最後の最後にチャンスを決めきるという意識があったからこそ、今日のような勝利ができたと思います。

    後半は前半よりも多くのチャンスがありました。ハーフタイムで変えた部分はありますか?

    大きな変化はありませんでしたが、前半は質が少し落ちていたのかなと。後半は質が高まった結果、チームのチャンスが増えたと思います。サイド攻撃でチャンスを作れるという意識を持っていて、ボールを動かしながらチャンスを作ることができたと思います。前半にうまくいかなかった部分を修正し、次は90分間をとおして質の高いサッカーをしたいです。

    今シーズンの公式戦において、パロマ瑞穂スタジアムで3得点を決めています。相性がいいのでは?

    そこまで深く考えたことはなかったですね。質問をいただいて、「なるほど。自分にとってすごく相性がいいのかな」と思いました。もちろん、豊田スタジアムもやりやすいですよ。ここ(パロマ瑞穂スタジアム)で数字を残せているのはいいことだと思います。

    得点面だけではなく、ここまでの試合で6アシストを記録しています。チームメイトとの連係面について聞かせてください。

    セットプレーでは僕だけではなく、相馬(勇紀)選手が蹴ることもあります。自分が蹴る時は、チームメイトが合わせられるように、気持ちを込めてパスを出しています。アシストが多いのは決めてくれる選手のおかげだと思っています。これからもチームに貢献していきたいです。

    今シーズンは多くの決定機を作り出しています。

    チームに貢献できていること、アシストやゴールを記録し、チームが勝つことはうれしいですね。ただ、チームメイト一人ひとりの努力が勝利につながっています。これからもチームに貢献し続けたいという思いが強いです。

    今日は雨が降る中、多くの観客がスタジアムに訪れました。ファミリーへの思いを聞かせてください。

    再開直後は無観客で、その環境でプレーするのは辛かったです。しかし、観客が少しずつ入るようになって、我々にとって大きな力になっています。今日の1点はファミリーの後押しがあったからこそ決めることができたと思います。

    次節への意気込みを聞かせてください。

    札幌は強い相手です。速い選手が多く、クオリティーの高い選手もいます。今日のようにいい形でスタートして、いい形で終わりたいですね。簡単な試合にはならないと思いますけど、ホームということを生かして勝ち点3を獲得し、ファミリーに喜びを届けたいと思います。

34 オ ジェソク オ ジェソク

  • 自身のプレーを振り返ってください。

    右サイドでスタートし、吉田(豊)選手が負傷したことで左でプレーすることになりました。相馬(勇紀)選手とマル(丸山祐市)のおかげで、スムーズにプレーすることができました。特に後半はいいプレーができたと思っています。

    監督からはどのような指示がありましたか?

    阿部(浩之)ちゃんが入ってからは、彼を中にいかせて、僕は高い位置を取るようにと言われていました。いくつかいいシーンがあったと思います。終盤にマテウス選手がゴールを決めてくれて勝利できたのですごくうれしいです。

    決勝点はオ ジェソク選手のボール奪取から生まれました。

    ブルーノ(メンデス)選手がボールを受ける時に、ほかの選手が前にいないことを確認していました。そこで、(相手選手が)ボールを前に蹴るのではなく、剥がしにくると確信しました。強くプレッシャーを掛けて、奪ったらビッグチャンスになると思っていましたね。ボールを奪ったことが得点につながり、うれしく思っています。ゴールは(ガブリエル)シャビエル選手とマテウス選手のおかげだと思います。

    プレーするサイドによって、縦関係に位置する選手が変わったかと思います。相馬選手と阿部選手、それぞれの選手とのプレーで意識していたことは?

    相馬選手は外に開いて仕掛けるプレーが得意なので、オーバーラップをして自由にプレーさせるようにしていました。ボールを持ったら、相手の裏を狙う準備をしていましたね。次の試合はどちらのサイドでプレーするのかわかりませんが、同じサイドでプレーすることになった場合にもっといいプレーができるように準備していきたいです。阿部ちゃんとはガンバ(大阪)で一緒にプレーする時間が長かったので、それぞれの特長を理解しています。ゲームの中で阿部ちゃんからアドバイスをもらい、いい場面を作ることができたこともありました。「前からプレッシャーを掛けにいこう」など、正しい判断(指示)をしてくれたことが、いいプレーにつながりましたね。ピッチ内でのコミュニケーションがすごく良かったと思います。

    次節への意気込みをお願いします。

    久しぶりに連勝することができ、いい流れで次に向かえると思います。ただ、ここで満足してはいけません。(北海道コンサドーレ)札幌戦でもいいプレーをして、サポーターの皆さんが喜ぶような結果を残したいです。

ランゲラック選手・相馬選手のコメントテキスト、
米本選手・中谷選手のコメント動画は、
INSIDE GRAMPUSにて掲載しております。

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