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名古屋グランパス AWAY

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---- KICK OFF

前半
後半

Coach Interview

前半が本当に良くない、元気がない状態となってしまいました。実際に選手がプレーするところを見て、「グラウンドが滑る」と言いたい気持ちはありますが、神戸に来る前から明らかに多くのチームが、このスタジアムで滑っていることは分かっていました。それにふさわしい準備をして試合に入ろうとしましたが、やはり我々の選手の方がよく滑っていましたし、その部分でも今日の試合への準備ができていなかったのではないかと思います。

後半はどちらかというと前半よりオープンな展開となり、我々にも阿部選手のシュートシーンがありました。決めてもおかしくなかったチャンスはありましたが、逆にヴィッセル神戸がそのチャンスを決めたことで、オープンな展開ではじまった後半でしたが、神戸はしっかりと守るようになりました。そこで追いつき、試合をひっくり返す流れに持ち込めないほど、神戸はしっかりと守っていたと思いますし、そのことを評価したいと思います。

このあと質問をいただけば全て答えますが、その前に私からの感想として最後に、前半にそういうファールを名古屋側の選手がやっても「こういうファールがありました」と言わなければいけないのかもしれませんが、サンペール選手に米本選手が踏まれてしまいました。あのような踏まれ方で選手キャリアを終えてしまう可能性もあった良くないファールでした。それが意図的かそうでないかといえば、そうでなかったと思いますが、実際に全てのファールにおいて、意図的ではないにしても相手に大きな怪我をさせる可能性があったとしたらそれなりの処分を受けるべきです。審判が4人いて、もちろんV.A.R.はありませんが、それが見えなかったのは少しおかしいと思います。どういったゾーンでそのファールがあったか、失点をしないためにやむを得ずやったファールか、あそこで米本選手があのようなファールを受けなければいけないようなゾーンではありませんでしたし、そこで決定的なシーンに繋がるものでもありませんでしたし、そういうファールを無かったこととしても神戸は勝っていたという話で終えるのではなく、そういうプレーがあったということをもっと騒いでもらいたいと思います。そうでないとあのようなファールは触れられずに終わってしまいますが、選手が怪我をしてキャリアを終えてしまうような可能性のあるものでした。テレビでご覧になっている方はV.A.R.であるかのように見て判断することができるかと思いますが、なぜそのようなことが起きたのか、ルールはルールとしてしっかりやっていかなければいけないと思います。米本選手とはFC東京でも一緒にやっていましたが、怪我に苦しみ、それを何度も乗り越え今こうやってプレーできている状況で、あの後プレーを続けられましたし、あたりどころが良かったということになればいいですが、本当に大きな怪我をしていた可能性もあったかもしれません。サッカーのルール通りちゃんとやってほしい。我々にとって明日になれば忘れるという話ではありませんし、全選手の安全を守るためにも、これは騒いでもらいたいと思います。

  • 攻撃の形を作るのが難しい試合だったかと思いますが、後半の給水タイムでの選手交代を含め、試合中どのような修正をされたのでしょうか?

    選手の交代も含めた中で、バランスを少し前にかけどういう配置でやろうか選手に求めました。なかなかグラウンドの中でそこからチャンスが多くできたとか試合内容が変わるようなものではありませんでしたが、選手はそれをしっかりやろうとし、気持ちの面でも最後までしっかりと走ってくれました。こういうサッカーが前半からできていればと思います。プレスが全体でかかるようになり、どうやったら前へと行けるか、どうやったら相手のプレーする時間が少なくなるかということを試合終盤になってやっとできるようになりました。その疲れている時間では気持ちを持って走らなければそれはできませんし、その部分でチャンスを多く作ったわけではありませんが、最後まで選手がなんとかしようと闘ったことは評価したいと思います。

    前半、後半ともに阿部選手のポジションに曖昧さを感じましたが、監督からはどのような指示をされたのでしょうか?

    阿部選手に関しては逆に、どの試合を見ても今日と同じようなゾーンで自由にプレーをさせています。自由とは好き勝手にプレーをするのではなく試合状況を見て、彼はそういう試合状況を読むことにとても優れていますので、彼が他の選手とポジションを入れ替わったりするなかで、阿部選手が一番プレーしやすい状況を作れているとは思ったのですが、なかなか今日の前半は彼のコンディションもまだ上がりきっていないかなと感じる部分もありますし、そこがもっと上がれば、よりチャンスを作る意味でも良いプレーができると思います。ただ、ここまでしっかりと結果が出ていた時期、彼がずっとプレーを続けていた時期にチームに与えてくれたものは大きいですし、(怪我から)戻ってきても良いプレーを続けています。さらにコンディションを上げることで、よりチームを勝利に導くプレーができるようになるかと思います。いまは、コンディションの問題かと思います。ポジションがどうこうという質問に対しては、いつもこのように言いたいと思います。

Player’s Comment

16 マテウス マテウス

  • 相手に仕掛けるプレーがいつもよりも少ないように感じました。

    アップの段階で「難しいアウェイゲームになる」と感じていました。なぜかと言うと、我々はピッチの状態に馴染むことができなかったからです。実際に滑るシーンが多かったと思います。しかし、ピッチの状況は言い訳になりません。僕自身、仕掛けられるチャンスがある時には、なるべく勝負をする選択をしました。また、チャンスを作りながら決めきれない状況が何度かありました。(稲垣)祥にパスを出し、そのボールが阿部(浩之)ちゃんに回ったシーンもありましたが、残念ながら決めることができませんでした。中3日で浦和との難しいアウェイゲームを迎えます。下を向いている時間はないので、しっかりと切り替えて修正し、いい状態で次の試合に向かっていきたいと思います。

    神戸にボールを持たれたことで、相手ゴールが遠い感覚はありましたか?

    相手がボールを持ちたいチームだということはわかっていました。我々はボールを奪い、裏のスペースを使っていくことを狙っていましたが、その目的を達成できずに負けてしまいました。しっかりと切り替えて、次に向かって頑張っていきます。

マテウス選手のコメント全文、宮原選手のコメントは、
INSIDE GRAMPUSにて掲載しております。

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