明治安田生命J1リーグ 第17節:
名古屋グランパス vs ヴィッセル神戸
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GOAL
Coach Interview
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阿部選手、相馬選手に交代の準備をさせてから交代まである程度時間がかかりましたが、試合の流れを見ながらの判断だったのでしょうか?
一度、給水タイムの前に体力的に厳しいかと思っていたのですが、給水タイムがあり、あと5分はプレーができるかなという判断をしました。バランス的に悪かったわけではないので、(交代する選手には)あと5分、しっかり走ってくれと伝えました。そのあと5分経ったか経たなかったか正確にはわかりませんが、疲れが出ていると思い、あの2人を交代で入れました。阿部選手も相馬選手も、こういう1点も取られてはいけない試合展開で、ヴィッセル神戸のようにサッカーについて良くわかっている選手が多いチームを相手にやっているなかで、途中から入ることは簡単ではありません。もちろん、最初から出ているメンバーにとっても簡単ではありませんが、途中から入る方が難しいと思います。そういった中で、2人がまずしっかりと試合に入ってくれたと思いますし、あとで入った選手もすごく良かったと思います。守備の対応をしっかりとし、決定的なチャンスを相手に作らせませんでしたが、もう少しボールを持つ時間を作らないとずっと受けるばかりになる中で、そういう狙いもあり阿部選手をあの位置へ入れました。そのあとは我々もボールを持つ時間が交代前よりも増えました。交代選手も含め、それぞれが役割を果たしてくれたと思います。
2本のPKについて、どちらも別の選手が獲得したPKを金崎選手が蹴りました。これは監督からの指示だったのでしょうか?
他に蹴る選択肢として多くの選手がいたなかで、今日のシャビエル選手やマテウス選手が蹴っても問題ありませんでしたが、チーム全体で誰が蹴るかとなると金崎選手かなと思います。試合前日にPKの練習をしていたのも彼だけですし、そういったところも含め「俺が蹴るんだ」という姿勢を普段から示しています。その彼に対して、他の選手が蹴るということを言える雰囲気ではなかったのではないかと。もちろん彼自身が、今日は空気的に自分じゃないと感じればそれを言う選手ですし、自信を持って言うのなら周りも「夢生ならやってくれるだろう」という感覚で、誰も問題なく送り出したと思います。彼がこれだけ体を張ってチームのためにプレーしてくれいているなかで、フォワードというポジションでやはり数字も欲しいと思います。私も含めチーム全員が、彼が今日2得点決めたということで幸せな気持ちです。
先制されながら逆転した試合は今シーズン三度目となります。昨年は一度もそういう結果がなかったチームでそういう試合が増えてきたことは、やはりチーム力が上がっているということなのでしょうか?
チームとしてどうやったらチャンスを作ることができるかという部分で、自動的にチャンスを作れる戦い方を探してやっていますし、点を取るという部分に関しては各選手が手応え、自信があると思います。押し込んでいることで裏を取られての失点がありますが、まず攻撃の部分で、そういう失点があっても試合中にやり方を変えずにやっていけばチャンスを多く作ることとができますし、取り返せるだろうという自信があると思います。それでも、失点してもいいかといえば、今日のような失点はあってはいけないことですし、そこはしっかりと見つめ直し修正をしなければいけませんが、質問の内容は、私が失点に対しどのくらい怒っているかということではないと思います。気持ち的に、昨年よりも自信というものが、昨年なら諦めてしまうようなところでも、まだまだ全然平気だという雰囲気がチームに浸透していると思います。できれば先に先制し、2点目、3点目と重ね失点しないことが理想的ですね。
今日からスタジアムの入場制限が緩和され1万人以上の方がスタジアムに来場されました。まだまだ100%の入場者ではありませんが、それでも観客の増えたスタジアムについて、監督の率直な気持ちをお聞かせください。
規制が少し緩和したことでこれだけの方々がスタジアムに入ることができるようになったと言う状況があった中、クラブが設定した人数にほぼ達する方々がスタジアムへと来てくれたことは本当にありがたく感じました。サポーターのチカラというものを強く感じましたし、まだ声を出しての応援が許可されない状況でも、手拍子でチームを鼓舞してくれているということを、選手たちもグラウンドで感じていると思います。そのチカラを感じながら結果が出せなければ、この話はきれいに纏まりませんでしたが、そういうものを強く感じ、そして勝利したという話にまとめられたことを嬉しく思います。
Player’s Comment
44 金崎夢生
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逆転勝利を収めました。試合の振り返りをお願いします。
先に失点してしまいましたが、それに対して選手全員でリアクションを取れて、結果的に逆転できたので良かったと思います。
PKで2得点を挙げました。
PKに関してはうちにいいキーパーがいるので、いつもいい練習ができています。マテウスや(前田)直輝らがたくさんチャンスメイクしてくれたので、僕は最後に決めるだけでした。
マッシモ フィッカデンティ監督は金崎選手がPKキッカーを務めるのは、みんなが納得した上でのことだったと言っていました。チームに復帰した時からPKキッカーを志願していたのでしょうか?
ストライカーなので、チャンスがあれば蹴りたいと思っていました。誰が蹴ってもいいと思いますけど、自分が蹴りたいと思ったので蹴りました。
PKを蹴る方向はどのように決めているのでしょうか?
ボールを置いた時の雰囲気で決めています。あとはその方向へ思いきり蹴るだけです。
PKを蹴る前に観客から手拍子が発生したと思います。聞こえていましたか?
手拍子があったというのは感じていました。PKを蹴る前は自分のことに集中していましたね。
前半途中から2トップに変更されたと思います。攻撃にどのような変化があったと感じていますか?
監督の指示でポジションを変更することになりました。今日の試合に限らず、どの試合でも途中からポジションを変えることがあります。前の選手は特長がそれぞれあるので、それと照らし合わせて、「こういう形が一番いいんじゃないか」というふうに監督が決めたと思います。
前線の選手の連係が非常に良かったと思います。
そうですね、いいシーンを作れていました。最後のところを決めきれなかったシーンもありましたが、結果的にしっかり勝てたので良かったと思います。
前線から激しくプレッシャーを掛け、連係した守備ができていたと思います。前節からどのような改善がありましたか?
悪い流れの時に選手同士で話をして、もう一度立て直すことができていると思います。そういったところは試合中のコミュニケーションが大事です。今日の試合ではそういうところをしっかり話し合って、修正できたところが良かったと思います。
監督は「先制されたあとも我慢して闘えていた」と言っていました。選手たちはピッチ内でどの部分を修正し、コミュニケーションを取ってプレーしたのでしょうか?
最近の試合は先制されることが多く、「そういう状況になってからどうしよう」という感じでした。まずは先制されることがダメだと思います。何試合か続いているので、チームとしてすぐに直さなければいけません。先制されたあとは選手間でコミュニケーションを取って、同点、追加点を決めることができたのは良かったと思います。しかし、それは本来の自分たちの形ではありません。先制点を与えていることに対し、改善しなければと思います。
約1万2000人のファミリーが会場に駆けつけました。応援の数が増えると選手の力になりますか?
そうですね。5000人の時とはまた違う雰囲気でした。少しでも多くの方に来ていただけると僕たちも勇気付けられますし、それはプレーしている選手が一番感じていたと思います。こういう中で勝てたので良かったです。
次節はアウェイでG大阪との対戦です。意気込みをお願いします。
今日の勝ちを大事にして、次の試合も頑張りたいと思います。
そのほかランゲラック選手と米本選手のコメントテキスト、
稲垣選手マテウス選手のコメント動画は、INSIDE GRAMPUSにて掲載しております。
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