明治安田生命J1リーグ 第6節:
大分トリニータ vs 名古屋グランパス
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GOAL
Coach Interview
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今日の三得点は全て守備的なポジションの選手が決めましたが、そのことをどう捉えているのでしょうか?
全員で攻めも守りもやっていこうと取り組んでいるなかで、すごくポジティブな結果なのではないでしょうか。攻撃をしている時にディフェンスの選手も参加しているから、そうでないとゴールは決められません。決してフォワードの選手が努力していないのではなく、各ゴールを一個一個のプレーを見ても前線の選手が絡んでチャンスを作り出し、たまたま全員でゴールを狙ったなかで今日決めたのが守備的な選手三人だったということです。実際に、守備面で失点しなかったのも、前線の選手がしっかりと走ってくれていたからで、守りやすい形を作ってくれていました。そういう意味で、全員を褒めたいと思います。
前半の早い時間帯で阿部選手が負傷交代しましたが、そこでゲームプランの変更はあったのでしょうか?
最初の阿部選手の交代は、そのままシャビエル選手に同じ役割をやってくれと送り出しました。それを理解し攻撃も守備もやってくれましたし、戦術的な変更はなかったと振り返ってみて思っています。ただ、そのあとの稲垣選手の交代、米本選手の交代では本職のボランチの選手、中盤の真ん中の選手がシミッチ選手だけになってしまいましたので、そのあとは形、システムを変え後ろを五枚としマテウス選手に後ろへ下がってもらい相馬選手、シャビエル選手がインサイドハーフのような役割で前田選手と金崎選手を前線に。なぜそういう形に変えたかを選手等が理解しやってくれたと思います。
金崎選手がゴール前のポストプレーで二得点に絡みました。金崎選手自身、新型コロナウイルスの感染で出遅れましたが、現在の彼の状況と、彼が戻ったことでチームにどのような影響を与えているとお考えでしょうか?
確かにスタートは遅れましたが、彼がどういうプレーをできるか、名古屋へ来て初めて一緒に闘うわけでありませんし、どういうサッカーをするか理解したうえで名古屋へと来てくれました。チームのために体を張る、もちろんゴール前で相手の脅威になる。フォワードとしてやるべきことを全てできる選手ですし、今日もしっかりとアシストをしてくれましたし、すごく良い状態でプレーし、名古屋のためになっているのではないでしょうか。
Player’s Comment
23 吉田豊
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なかなか攻め手を作れない中、攻撃に絡んで得点を決めました。どのような狙いを持っていましたか?
準備してきたことをできずにいた中で、えぐってクロスを上げるのか、中央に潜っていってシュートを打つのか、そういったことを考えていました。いいボールがムウくん(金崎夢生)に入ったので、思いきって潜ろうとした結果、ああいった動きになりました。
シュートの感触も良かったのでは?
そうですね。思いきってというのが一番でした。蹴った時に手応えがありましたね。
ゴールの味はいかがでしたか?
うれしかったですけど、なかなかゴールを決めることがないので、喜び方がわからなかったです(笑)。ゴールが決まったことで少し楽になったところもあり、チームのためになったという意味では本当に良かったと思っています。
前節の試合後には「もう少し攻撃参加をしていきたい」と話していました。今節を迎えるまでの期間、攻撃面での意識を強めてきたのでしょうか?
「チャンスがあれば攻撃に参加していく」という思いはありました。ゲームの状況が変わっていく中で、チャンスがあれば出ていくというのは強く思っていましたし、思いきって動こうと考えていました。今日プレーしたことで、「思いきりが大事だ」と改めて思いましたね。
チームは得点を重ねていく中で、布陣変更を行いました。プレーしていていかがでしたか?
いろいろと変わっていきましたけど、迷いはなかったです。入ってきた選手もスムーズに、同じことを考えてプレーできていたと思います。
3試合連続で対戦相手を無失点に抑えています。ディフェンスとして手応えを感じていますか?
そうですね。3点のリードがありながらもディフェンスライン、中盤の選手は「ゼロで終わろう」という意識を持っていました。大きな自信になっていると思います。もちろん、修正しなければいけない点、もっと良くしていかなければいけない点もあります。
今シーズンはさまざまな選手が得点を記録しています。守備的な選手もゴールを決めている現在の状況をどのように捉えていますか?
絶対的なエースも必要だと思いますけど、その選手だけではなく、今日のようにディフェンスラインの選手も中盤の選手も得点を取ることができると思っています。誰かに頼るのではなく総力戦というか、特に過密日程ではそういった力が試されると考えています。そういう意味では「全員で闘っている」と感じられますし、結果にも出ていると思っています。
守備の選手が得点を取れているというのは、高い位置でボールを取れていることが大きく影響しているのでしょうか?
そうですね。毎試合、準備していることが異なる中で、今日のように高い位置でボールを奪ってチャンスを作るというのは準備してきた部分です。サイドバックの選手もチャンスがあれば前に出ていって、シュートを打ったりクロスを上げたりする。そういったところは成瀬(竣平)も強く意識していると思うので、それを毎試合出せるようにやっていきたいと思います。
3 丸山祐市
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本日の試合を振り返っていかがですか?
環境は大分の選手と同じなので言い訳にはしませんが、湿度が高い中での試合でした。相手はこちらの分析をしてきましたが、僕らも短い期間の中で相手の長所と短所を分析し、その中でプレーすることができました。前半に(吉田)豊が点を決めてくれたので、いい形で試合を運び、前半を終えることができました。後半はしっかりと守備から入ることを意識し、そこからさらに2点が入って、いいゲームになったと思います。ただし、試合の終わらせ方でバタバタした、というのが個人的な感想です。
チームの2点目は丸山選手のゴールでした。
本当に僕だったのか、映像を見ないとわからないですけどね。マテちゃん(マテウス)がルヴァンカップの鹿島戦であのような位置から決めていましたし、ニアに打つと話していたので、そのあたりにいました。知念(慶)選手とポジション争いをしていた中でマテちゃんのすごいボールがきました。結果的に僕が触っていて、僕のゴールであればうれしいです。
試合終了間際は布陣を変えて対応しました。
失点ゼロで試合を終わらせる、という意味を込めたフォーメーションの変更だったと理解しています。守備時は5バックにしたのですが、やり慣れていない部分があったので、少しバタバタしてしまいました。今日の課題として、最後の終わらせ方や守り方はしっかりと映像を確認したいと思います。今後もこうやって失点ゼロで終わらせられるように、またもっといい対応ができるようにやっていきたいです。次に対戦する広島も3トップで来ると思うので、(準備できる)日数は少ないですが、修正していきたいと思います。
3試合連続で無失点です。どのような部分に手応えを感じていますか?
全員が監督が求める守備の共通理解を持てていること、そして無失点が続いていることで、自信を持ってプレーできていると感じています。練習からレベルの高い競争ができていて、その中でコンディションがいい18人が今日の試合に選ばれているのだと思います。試合に出ている選手だけではなく、チーム全員が監督の求めるサッカーを理解して、共通意識を持って練習に取り組めていること、その中でいい競争ができていることがこの結果につなっていると思います。
そのほか中谷選手、前田選手のコメントは、INSIDE GRAMPUSにて掲載しております。
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