明治安田生命J1リーグ 第29節:
名古屋グランパス vs ベガルタ仙台
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GOAL
Coach Interview
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後半早い段階で赤崎選手、ネット選手を投入しましたが、選手交代の意図をお聞かせください。
試合展開、相手の出方を後半に見ても、まずしっかり守るということを優先していました。時間が経てばタフになってくるということが見えていたので早めに手を打って挑戦する人数を増やしました。赤崎だけでなくネットも、彼の役割を理解しやってくれました。宮原にはあまりプレーする時間を与えてあげられず、交代したタイミングで試合展開としても難しくなってしまいましたが、それでも短い時間の中で彼の特徴が出ていたと思います。途中で入った選手たちは状況を理解してプレーしてくれたと思います。
前半はサイドからのクロスが多く、後半はつないで崩すシーンが多かったように感じますが、監督自身の狙いだったのでしょうか?
これまで話した試合展開というものとつながってくると思いますが、前半は自分たちもスペースを与えてしまいましたが、仙台が後ろに守っていたため少ないパスでクロスを上げられる状況が多くありました。後半はよりパスを回してからやっとクロスを上げられる展開となりましたので、クロスの数では違いがあったと思います。ああいう展開になると、仙台としては後半45分間ただ守るのではなく、我々の足元へのパスを狙い、カウンターというのがサッカーではセオリーですので、それにつられず辛抱強く状況をみながら、結果にはつながりませんでしたが、選手たちはやっていました。後半、チャンスを作り相手にPKを与えてしまうまではいつ追いついてもおかしくない展開でした。あそこで点が入らなかったことが信じられないくらいチャンスは作っていたと思います。
ゴール前まで迫りながら決めきれないのはフィッカデンティ監督が就任する前から同じ状況です。そこで決めきるために、何が必要だとお考えでしょうか?
もちろん質問されている意図はわかりますが、私としては今日の試合についてと、次の試合に向けてどうするかということで、点が入らない時は入らないですし、それよりもなぜ失点してしまったかということに頭がいっています。実際に試合をライブで観ている感覚ですと、選手時代も含め35年ほどこの世界にいるのですが、試合中に、ちょっと今日はこういう試合かな、あの試合に似た空気だなというなかで、今日はレフリーがあと一時間プレーする時間を与えてくれたとしても点が入らなかったかもしれません。サポーターも今日だけではなく何試合にもわたって、そろそろ(決める)という雰囲気があると思います。今日の結果は本当に苦く受け止めるべきです。選手たちも、なぜ決め切れなかったのかということを自分たちに問わなければいけません。赤崎がヘディングしたシーン、ジョーのポストプレーからシュートしたシーンなど、もう一度やれば入るようなシーンだったと思いますが、どう取り組めば結果に繋げられるか、答えは実際にはわかりませんが、私はメンタルな部分だと思います。選手が頭をどう準備するか、失点したシーンも得点できなかったシーンも自分たちでそういう流れに持っていくしかありません。サッカーの世界に長くいますが、こういうシチュエーションではメンタルを強く持った者が抜け出せますし、そうでない者はそのまま終わってしまう、とにかくそこはやっていこうという話をしました。言葉でどうやるべきかということを話しましたが、その作業はとてつもなく難しことだとわかっていますし、それは選手にも伝えました。そこでできなければこの世界にいる資格はありませんし、その中でどう取り組むか、まず第一に今日の試合後の姿勢でサポーターが残念に思っていることは選手にも私にも伝わりました。最後の一秒まで応援してくれていることを感じましたし、それを大きなチカラとして使わせていただき、さらに自分たちはこの世界でやっていきたいんだ、J1でやっていくんだという想いをエネルギーとして取り組んでいきたいと思います。
Player’s Comment
29 和泉竜司
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今日の試合をどのように受け止めていますか?
今日の試合のために準備してやってきたことを、しっかりと出しきることができなかったと感じます。逆に、カウンターや早い段階でのクロスなど、相手に準備してきたであろうことを出させてしまったと思っています。そこは反省点だと思います。
前半30分過ぎから、ポジションをサイドに移しました。
試合の中でポジション変更はよくあることです。中の選手は求められているプレーを忠実にやるだけだと思います。どのポジション、フォーメーションであっても、役割を理解してプレーすることが大事だと思います。誰もがしっかりと、ポジティブにやろうとしていたと感じます。
試合後にはサポーターから厳しい声が届きました。
ファン・サポーターは勝ちを欲していて、ああいう声が出るのは当然だと思います。僕たちはプロである以上、結果で示すしかありません。もらった言葉を自分たちで受け止めて、次の試合に勝つために一人ひとりがやるだけだと思います。勝てない中でも変わらずに声援を送ってくれているので、早く勝ちをプレゼントしたいという想いがあります。「勝って一緒に喜びたい」という想いは強いです。僕たちは勝つための準備をして、それを試合で出して、勝てればいいと思います。札幌戦で勝てるように、一人ひとりが前を向いてやっていくだけだと思います。
残り5試合、どのようなプレーを見せていきたいですか?
どのポジションで出たとしても、まずはチームの勝利のために献身的なプレー、気持ちを見せたプレーを出していきたいと思っています。苦しい状況でチームを救えるようなプレーを見せていきたいです。得点やアシストでチームの勝利に貢献できれば一番いいと思っています。
2 米本拓司
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前半は守備面で相手の後手に回るシーンが目立ちました。
サイドから(クロスを)上げてきたりして、スクランブルを狙っていました。セットプレーが相手の特徴と言われていた中で、始まってすぐに失点をしたのはもったいなかったです。そこは改善すると言っても、点を取られている現状があるので。このサッカーをする上では先制点が大事になります。まずはやられない。そして先に点を取る。それができれば、一番勝利に近づくと思います。まずはしっかり守るということを考えながらやっていきたいと思います。
後半にはペースを握る時間帯が増えました。
もう一度試合を見てみないとわからないですけど、しっかり決める場面があれば、もっと押し込めたかもしれないです。だけど、そこでバランスを崩して、2失点目を喫してしまった。それが痛かったと思います。あれが1−0の状況だったら、前節のようにアディショナルタイムで追いつけた可能性もありました。
大きな展開が多い中で、前線へのフォローが少ないように感じました。今日の攻撃面についてはどのように分析していますか?
それはインサイドの僕と(和泉)竜司や、サイドバックが絡んでいかないといけません。縦に速い攻撃をした時、裏に(前田)直輝へ1本出した場面もありましたけど、できるだけそこに間に合うようにしたいです。だけど速い攻撃になると、なかなかサポートに行けないというか、後ろに引っ張られる部分もあるので。そこは改善しないといけません。監督がやりたいことを考えながらやるのではなくて、自然とそれができるようになった時はハマると思います。その時間がなかなかないという現実もあるので、そういうところを考えながらやらないといけません。今は負けた後なのでなかなか整理つかないですし、試合を見てみないとわからない部分もあります。もう一度帰ってから試合を見て、考えたいと思います。
試合後にはサポーターと選手の話し合う場面がありました。米本選手が伝えたかったことは?
監督が代わったことで、もしかしたらサポーターの方から、今までのサッカーと違って「闘っていない」と言われてしまうかもしれません。だけど、僕らもやっていないわけではないです。監督のやろうとしていることを、練習の中で理解しようとしています。試合に出ているメンバーも出ていないメンバーも必死にやっています。そういう時に「闘っていない」と言われると、僕たちも悲しいです。あと泣いても笑っても5試合しかないわけなので、あそこで言い争っていてもなんの意味もありません。もう一度選手、スタッフ、サポーターがチーム一丸にならないといけません。「闘っていない」ということは絶対にないと、この場で言いたいです。それをたまたま僕が言っただけで、絶対にみんながそう思っているはずです。だけど、勝てていない。本当になかなか勝てていないことは、サポーターに対して申し訳ない気持ちでいっぱいです。そういう中でも監督のやろうとしていることを、みんなが一生懸命に理解しようとしています。練習時間が今までより長くなっていますけど、みんな真面目に聞いて、一生懸命取り組んでいます。そこは理解してほしいと思います。米本拓司選手
そのほかシミッチ選手、ネット選手、吉田選手のコメントテキスト、
丸山選手のコメント動画はINSIDE GRAMPUSにて掲載しております。
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