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大分トリニータ AWAY

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前半
後半

Coach Interview

前半が良かったという印象です。3つ、4つの重要な局面を作れましたし、シュートも試合を通し多く打ったと思います。その中で先に失点をし、相手にリードされたことで、こちらのバランスも前がかりになり、大分トリニータも空いたスペースを突く、オープンな展開となっていきました。大分の今年の良さはカウンターの鋭さですし、そういった部分でこの試合に向けて準備をしてきたなかで、リードを許してしまうと前がかりとなりより突かれやすくなるのですが、同点、逆転を頭のなかに入れながらも選手たちはそのバランスを最後までコントロールしたことは評価したいと思います。

20本を超えるシュートを打ったと思います。それは枠外も枠内もありましたが、前線の選手全員がチャンスを作りました。暑さで体力の消耗も激しいなかで、これはお互いのチームがそうですが、暑さと闘うということも含め選手は闘う気持ちを見せてくれました。次の試合まで二週間の間隔がありますが、ここでしっかりとトレーニングをすることでフィジカルコンディションもしっかり上げられると思います。それが伴っていなければサッカーというスポーツは難しくなるので、しっかり取り組みたいと思います。今日は「結果を出すんだ」と気持ちを込め、それに拘って試合に臨むことが大切だと試合前にも選手に伝えました。そこはしっかりやってくれたと思います。

  • 失点してからはロングボールが増えましたが、監督の意図だったのでしょうか?

    あの状況となってから、こちらが押し込むたびに相手10人全員がペナルティエリアに入って守るといってもいいシチュエーションでしたので、どういう指示をするというよりも、クロスを縦に入れるか横から入れるかで空中を使うしかないなかで、そういう展開となりました。その中で相手は我々に少しボールを持たせて足もと、足もととつないで、ワンツーを使ったり、足もとを使ったプレーというのをこちらが選びたくなるような瞬間っていうのを狙って、そこで奪ってカウンターというイメージを持っていたと思いますが、そこを選手が我慢をして、弾き返されるシーンも多くありましたが、うちはジョーが起点となるということもあり、そこをしつこく続けたことは判断として良かったと思います。

    同点ゴールのシーンはディフェンスの選手が積極的に前へと上がりパワープレーのような形でしたが、状況を考え監督からの指示だったのでしょうか?

    あのようなシチュエーションで私がどのような指示をするかは、丸山なら言わなくてもわかるところもありますし、状況的にも正しい判断だったと思います。その理由としては、ボランチにネットを入れ二人のボランチが少し引いた位置で左右に振ることを求めていました。ボールを失ってもボランチ二人が後ろに残している状況でしたし、センターバックの二人が前に残るのもチームのバランスとして大丈夫だったと思います。

    まだこのチームを率いて二週間ほどですが、素晴らしい選手が揃っているとあらためて思います。この世界にいれば、いまの自分がどう評価されているか、チームがどう見られているかなど、もちろん敏感に感じるようにしていますが、いまのチーム状況、私が就任する前に16試合で勝ち点11しか獲得していなかった状況でしたので、こういうサッカーをやりたいという理想を言っている場合ではないと選手には伝えています。もちろんグランパスの今シーズンの試合は全て見ていますが、今日のような展開でバランスを崩してしまったり、0-1から1-1へと追いつくのではなく0-2、0-3と点差を広げられてしまう試合も、これまでは、もしかしたら多かったかもしれません。そういった中で、いまは勝ち点を積み上げることでチームとしてやりたいことにフォーカスを当てる。とにかく泥臭いサッカーになったとしても、勝ち点を獲得することにこだわらなければいけない、瞬間瞬間で「こういう試合をしたい」ではなく「こういう試合をするべき」と状況を読んで判断しようと。サッカーでは運というものも絡み全てがうまくいかない瞬間もあれば、なぜが全てうまくいくときもあります。全て自分たちが悪いせいではありませんが、それでも自分たちができることがやれているのか、そこに取り組もうという話をしています。シュート1本を打って入る時もあれば、4本打っても入らない時もあります。大分トリニータは良いチームだと思いますし、今シーズンはすごく良いサッカーをしています。今日のような天候のなかで対戦したくない相手でしたが、失点をしてもバランスを失わない。まずやるべきことをやる。リードされているのならまず同点としなくてはいけない、点差を広げられてはいけない。でもゴールを狙う。常にそのようなことを考えながら選手たちが難しい状況のなかでやった。博打に出たのではなく、ちゃんと考えてプレーしたことは評価できると思います。何かを大きくかえて、それが上手くいったのなら良いが、そうじゃなかったら残念だったね、というようなことは私がいまやるべきことではありません。

Player’s Comment

23 吉田豊 吉田豊

  • 前節と比較して攻撃参加する場面が増えた印象です。

    もちろんサイドバックというDFのポジションなので、まずはブロックを作る作業を優先しています。あまりリスクを負うプレーは選択していません。ただし、チャンスがあれば飛び出す場面があってもいいと思います。決して(攻撃参加を)制限されているわけではありません。チャンスがあれば、ああいったように前へ出ていければいいと思います。

    前半は守備がしっかり機能していました。

    準備してきたことをそのままできました。だからハマったんだと思います。絶対ではないですけど、「こういう状況だったら、こう行く。そうしたらこうなるから、こうする」と細かく準備してきました。それは今週だけではなくて、広島戦もそういった準備をしていました。

    前節よりは相手のウイングバックのケアに行く場面が増えました。

    それも予定通りです。もちろん全部行けるわけではないので、そういった時はしっかり声を掛けて、(対応する人を)ずらすことができていました。全体的にうまくいったと思います。

    前半はいい内容のサッカーを展開していた中で、失点によってペースが乱れた印象ですか?

    失点に関してはワンチャンス、ツーチャンスの中での失点なので。そのチャンスを減らすことですよね。それがなんなのかというと、しっかりビデオを見て、どこで崩れたのか、集中が切れたのかを分析しないといけません。それを次につなげないといけません。逆にシュート数は18本も打っていたので、その中でしっかりゴールを決めて、余裕を持たないといけないと思います。チャンスを減らすと同時に、点もしっかり入るようにチーム全体で高めていけば、もっと勝ちにつながると思います。守備ではツーチャンスくらいだったので、もったいなかったと思います。また、18本のシュートで1点はちょっと寂しいかなと思います。そこはクオリティーを上げて点を決めていけたらいいですね。

    監督は「足元をつなぎたくなるような場面で浮き球を選択してくれた」と語っていました。

    準備してきたところでもあるので。体が徐々にそういったところにフィットしてきていると思います。

32 赤﨑秀平 赤﨑秀平

  • 今日の試合を振り返って。

    監督が代わり、前の試合ではあまりチャンスを作れていなかったですけど、今日は前半から多くのチャンスを作ることができました。誰かが決められればいいとは思っていて、結果としてそれが自分だったのでうれしいです。

    得点シーンを振り返ってください。

    (エドゥアルド)ネットからいいボールが来ました。相手は足が止まっていたので、自分が前に入り、頭で触ればなにか起きるかなと思っていました。いい準備ができていて良かったです。

    現在のチーム状況はいかがですか?

    難しい状況ではありますけど、監督も選手も試合に向けていい準備をしています。負けていないことがその証拠になると思います。

    次節に向けて意気込みをお願いします。

    監督が代わり、まだ勝ち星がありません。次の試合まで時間があるので、いい準備をしていきたいですね。次は勝ち点3を取れるようにやっていきたいと思います。

そのほかのシミッチ選手、シャビエル選手、ネット選手、太田選手のコメントは、
INSIDE GRAMPUSにて掲載しております。

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10.19Satvs ベガルタ仙台

  • 14:00 KICK OFF
  • パロマ瑞穂スタジアム