名古屋グランパスU-12 夏休みオフザピッチ研修「異種目スポーツ指導体験」

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名古屋グランパスアカデミーでは夏休みを利用し、オフザピッチ研修として「でらスポ名古屋」加盟チームにご協力を賜り、U-12選手を対象に 「異種目スポーツ指導体験」を行いました。

概 要

実施対象

名古屋グランパス U-12 選手

開催日・会場

  • 7月12日(土)会場:オーシャンズフィールド(屋内コート)
  • 8月1日(金)会場:豊田通商緑体育館
  • 8月29日(金)会場:ブラザー荒崎体育館

内 容 /講 師

  • フットサル 名古屋オーシャンズ 木暮トップチーム監督、仲井ユース監督
  • バスケット ファイティングイーグルス 青木アカデミーアドバイザー、宇都宮 陸 トップチーム選手
  • ハンドボール HC名古屋 藤本トップチームコーチ

目 的

異種目スポーツ指導を体験し、身体の使い方やステップワーク等を習得し、今後のプレーの幅を広げる


夏休み期間を利用し、U-12選手を対象に「異種目スポーツ指導体験」を行い、普段とは違う身体の使い方やステップワーク、ルールを学び、楽しみながら今後のプレーに活かせる動きを体験しました。

【フットサル】名古屋オーシャンズ

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指導を受ける前にFリーグ所属の『名古屋オーシャンズ』トップチームのトレーニングを見学し、その後、選手とハイタッチをしたりサインを貰ったり、写真撮影を行い、交流を図りました。U-12選手もテンションが上がったところでトップチーム木暮監督の声がけによりフットサル指導開始。
木暮監督はトレーニング内容を示したら「まずやってみよう!」とプレーさせ、途中で集め、自らデモンストレーションを見せながら「今スペースはどうなった?」「突破する為にはどうしたらいい?」と選手に問いかけながら考えさせ、またトレーニングに戻しながらアドバイスを送りました。

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トレーニング中に木暮監督から
「味方が動けば狭かったスペースが広くなる。誰かが動けば新しいスペースが生まれる」
「大切なのはボール持ってない人が、どうしたらマークを外せるか」
「味方がどういう動きをするか良く見ながらプレーし、マークが外れた瞬間にパスをする」
とたくさんアドバイスを送り、「サッカーもフットサルも同じ。ボールと味方と相手とスペースを上手く見ることが大切」
と選手は真剣な表情で聞ききながら楽しくプレーしておりました。

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選手は「サッカーとフットサルと違うこともあったけれど、両方ともオフ・ザ・ボールの動きが大切だと思いました。
小暮監督に教わって、とても良い経験になりました」と貴重な時間を過ごしました。

【バスケットボール】ファイティングイーグルス

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夏休み期間を利用したピッチ外研修2回目はB1リーグ所属の『ファイティングイーグルス名古屋』の青木アカデミーアドバイザーとトップチームの宇都宮選手にバスケットボールのご指導をいただきました。
アカデミー選手たちは開始前からボールを受け取ると次々にゴールへシュートし待ちきれない様子でした。

最初はボールを使ったウォーミングアップから入り、ボールを2個使いながらコーディネーショントレーニングを取り入れました。次にチェストパス練習。青木アカデミーアドバイザーから「投げた後は手のひらが外側に向くように。足は片方を前に出す」とアドバイスをいただき、ドリブル練習の時は「手からボールが離れたら、なるべく早く次の手でさわれるように!」とドリブルのポイントを伝えました。宇都宮選手もお手本を見せながら、楽しそうにアカデミー選手と一緒にプレーしておりました。
続いてシュート練習。「レイアップシュートはボールを持った手をしっかり伸ばし、ゴールに置きにいくイメージで!」とアドバイスを送り、アカデミー選手たちは次々にジャンプしてシュートしました。

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最後は宇都宮選手も入りゲームを行い、途中でサッカーとは違うルール説明を受けながら、攻守の切替え、ゴール前の攻防などサッカーに似た部分もあり、アカデミー選手たちは楽しそうにプレーしました。
宇都宮選手からは「サッカーとバスケには共通する部分もある。今日、学んだことをサッカーにも生かして欲しい」と伝えました。

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最後にアカデミー選手から宇都宮選手へ「Qプロ選手になる為に必要なことは」と質問があり、「Aまわりの選手と同じではなく、自分の得意なプレーを伸ばすこと!」と答えました。また「Q 身長の高い選手に勝つためにはどうしたらいいか」との質問に「A自分は背が高いわけではないのでスピードで勝負する」と自分の得意なプレーで勝負していることを伝えました。

選手は「バスケで学んだドリブル・ターンをサッカーでも生かしていきたい」と普段のピッチとは違うアリーナでの手を使った体験はとても貴重な機会となりました。今後のプレーのヒントにして欲しいです。

【ハンドボール】HC名古屋

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夏休み期間を利用したピッチ外研修第3弾。今回はLEAGUE H所属の『HC名古屋』トップチームの藤本コーチにハンドボールのご指導をいただきました。

サッカーとは違い手でボールを扱い、手でシュートをするハンドボール。ほとんどの選手が経験のない種目ですが藤本コーチから投げる時は「片足を前に出して」「ボールを押し込むように」「受け手の胸から顔周辺に」とアドバイスを受けデモンストレーションいただきながら2人1組でキャッチボールを行いました。
また、走りながらのパスキャッチでは「受け手がスピードを落とさないように少し前へ投げよう」「受け手が取りやすいパスをしよう」とアドバイスをいただきましたが、これはサッカーと同じです。味方にパスを出す時はまわりの状況、受け手のことを考えてパスを出すことを再認識しました。

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次にシュート。藤本コーチがデモンストレーションでジャンプシュートした時の高さに驚きました。サッカーではあまりないシーンですが、ジャンプしてGKの前でバウンドさせることによってGKが取りにくいシュートを打つことは、今後サッカーでもヒントになるのではないでしょうか。ゴールキーパーを見ながら狙ったところにシュートを打つところはサッカーと同じ感覚で、良いコースにシュートを決める選手もいました。

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最後はゲームをしましたが慣れないルールにとまどいながらも、終盤にはGKキャッチから速攻を狙うプレーなど攻守の切替えでチャンスを生み出すプレーはサッカーと同じ。積極的に狙っておりました。
藤本コーチからは「サッカーと共通するところがたくさんあると思います。今日の経験を今後のプレーに役立てていただければ」とアドバイスをいただきました。

夏休みを利用した異種目スポーツ指導体験はとても貴重な経験となりました。
今回の経験を活かして、今後は今までのプレーにプラスして創造性豊かなプレーをして欲しいです。

名古屋オーシャンズの皆さん、ファイティングイーグルスの皆さん、HC名古屋の皆さん、貴重な体験、ご指導ありがとうございました。