『三河PTA研究発表会大会』にて岡山哲也アカデミースカウトが講演

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2月3日(土)、アカデミーグループ所属の岡山スカウトが『三河PTA研究発表会大会』にて小中学校の子どもを持つ親、及び小中学校教員約60名(オンラインで三河地区PTAの方々にも配信)の皆様に【伸びる子どもの特徴】について講演を行いました。

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現在は名古屋グランパスアカデミーグループスカウトとして主にU15年代の選手のスカウトを担当。プロ選手として17年、指導者としてスクールコーチを2年、中京大中京高校で10年間の培った目を活かして、愛知県内はもちろん県外の試合会場に出向いて、将来グランパスのトップチームで活躍出来る選手の発掘に全国を飛び回っています。
今回は、三河小中学校PTA連絡協議会の羽谷会長との対談形式で行われました。

まず初めに、岡山スカウトのプロフィール紹介と現役時代の映像を交えながら、羽谷会長がプレーの質問をしていきました。左足でのシュートの場面では「右利きだが、左足でのパスやキックも苦手ではなかった」、得点の映像では「MFでしたが、得点することはプロ選手になってからより意識した」や「プロ選手は活躍すれば多くの人に笑顔や喜び、夢を届けられる。それがサッカー選手として一番感じていた事」など当時の考えを語っていました。

また、多くの人からミスターグランパスと言われる所以には「名古屋出身でクラブが創立した年に入団し、4年目から安定して試合に出られるようになり、チームや個人の結果を出すことに力を注いだ。13年という長い期間プレーし、結果的に記録より記憶に残る選手になったのではないか。特に練習を見に来たサポーターと会話や写真撮影、またサインもほぼ毎日のようにしていたと思う。イベントにも多く出たし、ファン・サポーターに誰よりも近い選手だったからかな」と現役時代を思い起こしていました。

続いて、ベンゲル監督やストイコビッチ選手(ピクシー)とのエピソードでは、「ベンゲル監督は若手を見出す力は凄いし、監督を信頼しプレーしようと思わせてくれる。よく言っていたのはシンプル イズ ベストで自分も意識した。」
「自分の得点の40得点以上はピクシーのおかげ。当時の日本人にはない感覚やタイミングでパスが来るので、彼のプレーを練習中から常に研究していました。結果として、他の選手では分からない感覚やスペースでパスがもらえ、より多く得点できたと思う。ただ彼が引退した後は3、4点しか得点できなかった、、、」と会場の笑いも誘っていました。

最後に、指導者として中京大中京サッカー部での指導や、現在のアカデミースカウトの経験も踏まえた子どもともかかわりの話もありました。思春期の子どもとの接し方は「親や大人でも子どもと目線を合わせる。例えば自分の失敗談は積極的に話して、失敗することは悪いことではない事を伝えたりし、常に100%で向き合うのが大事。」
伸びる子どもの特徴は「試合や練習でも積極的に行動する子。席に座るときも前に来る子が伸びると思う。ただ指導者時代は、想いを内に秘めている子もいるので、その様な子も見つけて前に出すサポートをしたいと思っていた。それが指導者の役目。サッカーならプレーだけではなく、成長してきた背景、つまり家庭環境もよく見る。親の接し方や様子などもしっかり観察する。それと親の考えを押しつけるのは、学年やレベルが上がると行き詰まってしまう子が多い。親はコーチでなくサポーター。答えは親が決めないで、ぜひ子どもを支えて欲しい」と保護者・大人としての想いも語って終了しました。

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このような場を頂きました三河小中学校PTA連絡協議会の皆様、本当にありがとうございました。
名古屋グランパスアカデミーは『日本を代表するアカデミー組織』を目指し、選手には『人としての成長』を目標に日々成長をサポートしております。
今後とも引続き、名古屋グランパスのご声援をよろしくお願い致します。