「スポーツ心理学」研修実施
名古屋グランパスアカデミーでは、アカデミースタッフを対象に「スポーツ心理学」についての研修を実施しました。
講師は、中京大学スポーツ科学部准教授の草薙健太氏。
草薙氏は、日本スポーツ心理学会のスポーツメンタルトレーニング指導士の資格を持っていることに加え、一昨年の東京オリンピックでは水泳オマーン代表のコーチを、今年開催されたワールドユニバーシティゲームズ(中国/成都)では競泳日本代表のヘッドコーチを務められました。
概 要
実施対象
名古屋グランパスアカデミースタッフ
開催日
2022年12月20日(水)
目 的
トップアスリート育成における心理学的理解を深め、パフォーマンス向上に繋げる
内 容
自己改善(セルフレギュレーション)と選手に対するコーチング(レインフォースメントとフィードバック)
講 師
中京大学スポーツ科学部准教授 草薙健太氏
昨シーズンに引き続き、スタッフ対象の「スポーツ心理学」研修を実施。
今回のテーマは、「自己改善(セルフレギュレーション)と選手に対するコーチング(レインフォースメントとフィードバック)」。
選手へ心理学の側面からアプローチするコーチングも大切ではありますが、今回はコーチ自身の『コーチマインドの重要性』をメインに研修いただきました。
昨今変わりつつある心理学の見解として、「アスリートファースト」はもう古くなりつつあるということ、そして選手とコーチ双方が一緒に成長をすることの重要性について、有名な水泳選手の例を踏まえつつお話しいただきました。また、「セルフコントロール」と「セルフレギュレーション」の違いなど、スタッフが想像しやすいよう、サッカーになぞらえてご説明いただき、それを活用したコーチング方法についてもお話しいただきました!
実際に草薙先生が今年のワールドユニバーシティゲームズで体験されたことなど、他では聞けないお話しも盛りだくさんで、スタッフ各々感じることがあったように見受けられました。
研修後にはスタッフより心理学を選手にコーチングするにあたり、選手へ「学び方を学ばせる」必要があるのではないかと質問があり、草薙先生も愛知県内で現在活動されている小学生対象の講習での様子やイメージトレーニングの大切さについて語っていました。また、他のスタッフからも実際の現場で感じた、思春期の選手のセルフコントロールに対しての指導方法など具体的な質問が飛び交いました。
草薙先生、貴重なお時間をありがとうございました。
2022シーズンより始めた、「スポーツ心理学」という試みですが、今後も、スタッフ一同タッグを組んで、様々な角度からアカデミー選手の成長をサポートしていきます。