西尾張地区GK講習会実施!

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佐々木 理アカデミーチーフGKコーチが西尾張地区所属の中学生及び高校生を対象にGK講習会を実施しました!

主 催

西尾張地区サッカー協会

目 的

ゴールキーパーのプレーやトレーニングについて、中学生及び高校生の選手たち、そして指導者の理解の向上

開催日

第1回:2023年10月21日(土)
第2回:2023年11月3日(祝)
第3回:2023年11月18日(土)

場 所

大成高校グラウンド

講 師

名古屋グランパス アカデミーチーフGKコーチ 佐々木 理


西尾張地区のGK講習会は2013年からスタートし、継続して実施してきた活動になります。今年3回に渡って行ったGK講習会に、述べ144名の選手たちが参加してくれました。

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1回目のテーマは、「シュートストップ(GKの基本テクニック)」。シュートを想定したトレーニングの中で、シュートを止めるためのポジショニング、テクニックのポイントを押さえていきました。テクニックとしては、動きやすいGKの姿勢、その姿勢を適切なタイミングでとれること、一回でボールを掴むためのキャッチング、跳びながらセーブするためのダイビングなどがあります。そして、ボールの位置(角度や距離)に応じて、どのようなポジショニングをとるべきか、考えを整理し、実践しました!

2回目のテーマは、「近距離対応」。相手のボール保持者がペナルティエリア内に侵入してきた状況(=ボール保持者とGKが近距離になる状況)のトレーニングを行いました。特に、ブロッキングのテクニック、「ボールを奪う、アプローチしてブロックする、シュートに対応する」という状況に応じたGKの判断を整理し、トレーニングで取り組んでいきました!

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3回目の11月18日は小雨が降り気温が下がったためこれまでよりやや少ない32名でしたが、選手たちはポイントを意識しながら、本当に楽しそうにプレーしてくれました。3回目のテーマは、「クロスの対応」。まず初めに、GKから見てどのようなクロスの状況があるのかということ、そして、その状況毎の対応を理解してから実践のトレーニングをスタートしました。クロスと言うと高いボールへの対応をイメージしますが、現代サッカーの中ではDFとGKとの間への低いクロスやゴールライン際からのマイナスのクロスなどが増え、対応が非常に難しくなってきています。そのため、ゴールライン際やペナルティエリア付近からのクロスに対して、何を把握して、どのポジションをとるべきか、その考え方を整理しました。
トレーニングはクロスのそれぞれの状況を想定し、テクニックにフォーカスしたもの、少し試合状況に近づけて判断を伴うもの、そしてFW役が入ったトレーニングへと発展させていきました!
テクニックについては、GKの構えと移動(ステップ)、キャッチング、ダイビングなどが必要となり、そのポイントをおさえていきました。実際のトレーニングでは、状況に応じたポジショニングを選手たちが考えながらプレーしていました。実際のプレーではGKは決断(判断)が求められ、それは選手にとって勇気のいることですが、選手が決断を繰り返しながら積極的にプレーしていました。
キッカーやFWもGK選手同士が行い、選手たちが日常でも取り組んでくれることを期待したいと感じています。

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トレーニングの後には、日頃試行錯誤されていることやGKのプレーについて、見にきていただいた指導者と意見交換しました。選手のプレーや取り組みを見ながら、GKプレーやトレーニング、そして選手への働きかけについて、考えるきっかけにしていただいていた様子が見受けられました。

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3回に渡って参加してくれた選手、指導者の皆さま、本当にありがとうございました! 名古屋グランパスアカデミーは愛知県の選手育成に関わる全ての皆様と共に、さらなるサッカーのレベルアップを目指していきます。今後も引き続きよろしくお願いいたします。