中京大学包括連携 柳下幸太郎フィジカルコーチによる特別講義

前のページに戻る

名古屋グランパスのアカデミーでは、2022年4月より学校法人梅村学園中京大学スポーツ科学部トレーナー学科大家利之研究室との包括連携がスタートし、目的の1つである「愛知で活躍する優秀な学生と共に実体験やプロ指導者による講義と実技指導を通じ、積極的な人材の交流を図る」を実現するべく、今回は柳下幸太郎フィジカルコーチがトレーナー概論の1コマで特別講義をさせて頂きました。
また、昨年も実施しました大家研究室のゼミ生への特別講義と実技指導は7月に予定しております。

23_0616_academy_01.jpg

概 要

開催日

2023年6月12日(月)

講 師

柳下幸太郎 アカデミーフィジカルコーチ

内 容

・「フィジカルコーチとは」
フィジカルコーチの仕事の詳細、大事にしているポイント、選手との関係等
※倉持准教授のトレーナー概論10回目として特別講義

対象者

トレーナー概論の受講1年生約100名


まずは、柳下フィジカルコーチから自らの経歴について、中学生時代に海外で日本人のトレーナーが働いているのを知りトレーナーに興味を持ち、大学生時に選手のパフォーマンスを上げるための体の勉強がしたくフィジカルコーチを目指した経緯を学生に語りました。

大学院卒業後は、様々なトップアスリートを観ることで自身の成長にもつなげていきたいという思いから、森永製菓(株)ウイダートレーニングラボ(現 森永製菓inトレーニングラボ)に所属し、オリンピックを目指す選手のパフォーマンスコーチとして働いた話に、学生たちも自分を重ねて熱心に聞いていました。

グランパスのアカデミーとトップチームのフィジカルコーチに就任時には、実際の映像を交えてパフォーマンスの向上が結果につながった話があり、現場の映像とも相まって興味津々で受講生は聞いていました。またトップチームとアカデミーにおける仕事の違いや、コンディショニングを行う上での具体的な考え方、リコンディショニングにおけるスタッフ間の連携について、そしてチームの勝利、選手の成長のために自分で考えて貢献していくことが、この仕事のやりがいであるという講義の中核の話をしていきました。

最後に、柳下コーチから学生に向けて大学1年生時からできることとして「基礎的な学問・知識の追求」「インプットとアウトプット(知識は現場で活かして初めて意味がある)」「ひたむきにすべてに全力で」とエールの言葉が送られました。

質疑応答では、受講生からの質問で「トップの選手は何の質問をしてくるのか」「大学院に進むのはどう思うか」「トップレベルの競技経験はないがサポートスタッフは出来るのか」など学生の立場から気になる質問もあり、1つ1つ丁寧に返答して講義は終了しました。

講義後、、、
・学生の感想
「フィジカルコーチという名前だけしか聞いたことない職業を、簡潔に伝えて頂けたのでとても為になりましたし、アスレティックトレーナーとの関連性も見えて、自分の進路に新たな選択肢が開けた気がしました」
「自分のキャリア形成について悩んでいたため、経歴や仕事内容の紹介がとても参考になりました。また最後のスライドの(大学1年の今やれること)というのがすごく印象に残っていて、忘れずに続けていこうと思いました」
「将来に不安を感じるのは誰もが同じで、それの解消には自分から行動することが大事だとお話しされていて、受け身では現状維持しか出来ないのだと学びました。知識を持っているだけなく現場で活かす事ではじめて意味を持つ、と言う言葉にとても納得できました」

・倉持 梨恵子准教授
「入学直後の導入科目であるトレーナー概論で、プロの現場で活動されている柳下コーチを特別講師にお招きし、学生時代から現在の職場におけるスタッフ連携にまで詳しくお話して頂きました。仕事をする上で何が大切なのか、そして、今の自分に何ができるのか、について強くその言葉が響いた様子でした。基本を学び、実践の場でアウトプットしながらインプットする。今日の講義が終わった後のホットな気持ちを是非明日からの学生生活に活かしてほしいと思います!」

学校法人梅村学園中京大学スポーツ科学部トレーナー学科大家利之研究室と包括連携お知らせ
https://nagoya-grampus.jp/news/pressrelease/2022/0331post-1912.php