オフザピッチ研修「アカデミー生対象キャリア教育」を実施
名古屋グランパスアカデミーでは、オフザピッチ研修としてアカデミーU-18・17・15・14選手を対象に「キャリア教育」の講習会を開催しました。
今回の講師、株式会社Blueberry代表取締役CEO柴田涼太郎氏は、日本各地の大学や高校でキャリア教育を行っている名古屋グランパスアカデミーのOBです。
また、株式会社Blueberryは、名古屋グランパスのエデュケーショナルパートナーです。
実施対象
名古屋グランパスU-18/17、U15、U14選手
開催日
2023年5月4日(木・祝)
※U15選手のみ5月5日(金・祝)
目的
社会で生きていくために必要なスキルに関して具体的に言語化したプログラムとして実施し、サッカーにおける目の前の課題解決に日々全力で取り組むことで、サッカーと課題解決のスキルを大きく伸ばすため
内容
- 課題解決への思考の習慣を身に付ける
- 課題設定能力など3つの能力を伸ばす
- 視点など5つのアプローチを日頃から意識する
講師
株式会社Blueberry
代表取締役CEO 柴田 涼太郎 氏
プログラム名
「Blueberry Go-Dream Program」
アカデミー生のキャリアを考えるということで、株式会社Blueberryの柴田涼太郎代表から「課題解決能力(正解のない問題の答えを導く力)」を身に付けるためのお話しを頂きました。
佐々木アカデミーダイレクターから、柴田氏の紹介と本日の目的など説明後、開始しました。
柴田氏ご自身が2003年イヤーブックのアカデミー選手紹介ページに載っている話でアカデミー選手を引き付け、パイロットになったときのアメリカでの訓練のお話し、アカデミー生がイメージしやすいようにサッカーの話も織り込みながら、課題解決能力を3つの能力に分解する少し難しい話も、アカデミー生の興味を引く様にお話し頂けました。
また今回はその一つ、正確に課題を見つける力「課題設定能力」についての説明を受けました。選手は課題を正しく設定するため「視点」や「深く考える」などのアプローチ方法を、自分のプレーなどに照らし合わせて考え、サッカーノートに書いて発表していくことで、様々なアプローチ方法の実践を行いました。
※「サッカーノートを有効に使う」ことも実施
アプローチの一つ「視点」では、様々な立場で見方は変わることを考えました。前日のトレーニングマッチのプレーを思い出し、一つのプレーを自分の視点だけでなく、味方、対戦相手やコーチの視点などを考えてノートに記入し、何名かの選手に発表してもらいました。発表後には、他の視点を自分で想像するだけでなく、「どう見えたか」や「どう考えたか」を当事者に聞いて知ることも大事とのアドバイスも頂きました。
途中、休憩を挟み他のアプローチ方法も実践し約2時間の「課題設定能力」の講習が終了しました。
大切なのは、日々の活動からサッカーの課題解決につながる様に、選手が様々なアプローチ方法を継続して意識し取り組んでいくことになります。
次回は解決案の設定などを実践して課題解決能力より高めていき、今後も様々な角度からアカデミー選手の成長をサポートしていきます。