中京大学包括連携_柳下幸太郎フィジカルコーチの第2回目特別講義実施の模様
名古屋グランパスのアカデミーでは、2022年4月から学校法人梅村学園 中京大学スポーツ科学部トレーナー学科大家利之研究室との包括連携がスタートしました。連携目的の1つである「愛知で活躍する優秀な学生と共に実体験やプロ指導者による講義と実技指導を通じ、積極的な人材の交流を図る」を実現するべく、2022年6月1日の1回目に続き、今回は2回目を大家研究室のゼミ生を対象にグランパスアカデミーの柳下幸太郎フィジカルコーチが特別講義と実技指導をさせて頂きました。
概 要
開催日
2022年11月2日(水)9:30~11:00 @中京大学 豊田キャンパス内
対象者
中京大学スポーツ科学部トレーナー学科 大家利之研究室のゼミ生14名
目 的
愛知で活躍する優秀な学生と共に実体験やプロ指導者による講義と実技指導を通じ、積極的な人材の交流を図る
内 容
講義40分+実技指導50分
・ウォーミングアップの考え方、流れを知ろう
講 師
柳下幸太郎 グランパスアカデミーフィジカルコーチ
まず初めは、講義形式でスタート!テーマは、「ウォーミングの考え方と流れを知ろう」。
柳下コーチから「なぜ、皆さんはウォーミングアップをするんですか?どんなウォーミングアップをしますか?」といきなり質問。
学生からは「けが予防の為」「体を温める為」や「ラダーやジョギング、ストレッチ」などしますと回答。
すると柳下コーチは「全部その通りですよね。でも重要なことは『最適な体のパフォーマンスを試合開始から100%の力を発揮できる状態にすること』がウォーミングアップで大切な役割です」と話しました。
その後も講義は続き、ケガが発生するメカニズムについても学びました。
講義が終わると、いよいよ実技指導です。まずは、ゆっくりストレッチをしながら自分の体の柔軟性を把握していきます。 特に時間をかけて行ったストレッチは、足裏や足首の部分。柳下コーチからは「足の裏にはセンサーがいっぱいある」と説明。ゆっくり丁寧にデモンストレーションを見せながら、時には手取り足取りしながら優しく伝えていました。
足裏と足首のストレッチが終了し、片足でバランスをとりながら立つ姿勢では、ストレッチをする前後では、全く感覚が異なったみたいで、自然と学生からは「えっ!全然違う」「めっちゃ安定してる」など驚きの様子が伝わってきました。
柳下コーチからは「感じてもらえた通り、即効性はあるが持続性はありません。また疲労が溜まると硬さや可動域が狭くなります。だから大切なことは継続してストレッチすることです」と加えて話をしました。
最後に、先日、日本代表に選出された相馬勇紀選手を柳下コーチは大学時から指導に関わり、グランパスのトップチームでも時間を共にしていました。その時のエピソードを話しながら「選手が成長していく上で、ターニングポイントがいくつかありました。フィジカルコーチとしてその変化に気づき、更に成長スピードを加速させる役割は大切だと思います。今こうして日本代表へ選出されたことに対して、みんなに伝えたいことは『可能性は無限大』ということです。」と旬なネタを交えながら熱いメッセージを送り2回目の講義は終了しました。
大家研究室のゼミ生の皆さん、ありがとうございました。