オフザピッチ研修「ティーンズビジョンチェック」実施~キクチ眼鏡専門学校~
12月12日(日)、名古屋グランパスのアカデミーではオフザピッチ研修として株式会社キクチメガネ様とキクチ眼鏡専門学校様にご協力を賜り、グランパスU-13選手を対象に「ティーンズビジョンチェック」を行いました。
当日、キクチ眼鏡専門学校に集合。
最初は、選手たちもリラックスした様子でしたが、視力測定等が始まると徐々に、「あの検査は苦手なんだよなぁ~」など、ちょっとドキドキ感が伝わってくる雰囲気が漂っていました!
基礎検査が終わると教室へ移動し、グランパスくんと一緒にキクチ眼鏡専門学校の吉原智先生から「スポーツビジョン」について説明を聞きました。
私たちは、五感を使って、あらゆることを「認知」していて、なかでも「視覚」は85%以上を情報収集のために使用していること、スポーツでは、「今、起きている事」を「瞬間」でとらえて判断する力が必要不可欠だという話で始まりました。その瞬間をとらえる「視覚」が「スポーツビジョン」だと聴き、選手たちは真剣なまなざしで吉原先生の話を聴きメモをとっていました。
そして、これから始まる測定に先駆けて、その場で「瞬間視」の測定の始まり。
5/100秒という、ほんの一瞬表示される6桁の数字を読み取るテスト。3回表示されますが、画面を逃さないように見つめ、スタート!
見方のコツを教えてもらいましたが、それが瞬間で物事をとらえる「見方」のコツでした。
その後、様々な視力を測定し、得点化されることを知った選手たちはワクワクしながら、測定会場へ。
7項目のテストを選手たちとグランパスくんが挑戦!
テストは、スタッフの皆さんの強化方法をアドバイスいただきながら実施。
目と手の協応性を測るテストは、画面に表示される光を「間違いなく押す」もので、楢崎コーチが現在グランパスの中で最高得点と聞き、選手たちは選手同士、楢崎コーチの壁と競い合い、「こうした方がもっと押せるのでは?」と作戦も考えながら、時間ギリギリまで何度もチャレンジしていました。
測定が終わると再び教室に戻り、検眼エキスパートである渡邉典久様より、今後の目との付き合い方についてお話いただきました。
始めは、先ほどの測定の中の目と手の協応性を測るものに「目と足の協応性」の測定にチャレンジ!
「自分もやりたい!」とたくさんの選手がチャレンジしました。
次に、足元の光るボタンに足を掲げ、渡邊さんの手にあるボタンが光ったら手をかざし・・・「目と手と足の協応性」を測る測定にチャレンジ。さすがに選手はかなり苦戦しました。
様々な検査で体感したことから、「スポーツビジョン」はトレーニングによって向上すること、その前に「視力」、「見えること」が大事で、視力の悪い方はすぐに矯正をした方がいいとアドバイスがありました。
また、日頃の生活では、コンタクトレンズの扱い、スマートフォンとうまく付き合っていくことが大事だということ等、目の大切さをお話いただきました。
最後は、選手から先生方、スタッフの皆様にお礼の挨拶。
代表して、加藤輝一選手が「今日はありがとうございました。ここで学んだことをしっかりこれからのトレーニングや家庭生活で生かして自分たちの成長につなげられるようにがんばります」と御礼を伝えました。
自分の眼と向き合い、矯正、トレーニングしていくことが大切だということを痛感したようです。
これからも、アカデミー選手の「視力」にも注目し、個々のパフォーマンスを向上させるよう、キクチメガネ様のアイデアやご支援を賜りながら進めていきたいと思います。
キクチメガネ様、キクチ眼鏡専門学校様、この度は選手たちに貴重な体験をさせていただき、ありがとうございました。
今後も選手たちの育成にお力添えをお願いいたします。