オフザピッチ研修 パートナー企業講話 ~東洋グリーン株式会社~

前のページに戻る

2019年12月14日@トヨタスポーツセンター

名古屋グランパスのアカデミーではオフザピッチ研修としてU-15選手を対象に『パートナー企業講話』を行いました。
昨年からの取組みで、第2回となる今年は東洋グリーン株式会社 エンジニアリング部西日本管理課に所属する野澤佑太氏を講師としてお招きしました。

191227-toyo-1.jpg

野澤氏は日頃からグランパスの練習会場をメンテナンスしていただいてお世話になっており、見慣れた顔ということもあり選手たちはリラックスした様子で話を聞いていました。

まず始めに会社の概要説明を受けました。
「スポーツの舞台を作る、支える」という会社理念のもと、グランパスのホームスタジアムであるパロマ瑞穂スタジアム、豊田スタジアムを始め、全国各地のJリーグのスタジアムの芝生の管理をされていて、選手たちから「おーっ」と声が上がりました。

続いて、野澤氏から、「芝生の縞模様はどうやって作っているか知っている人!」と質問。
答えは、芝刈り機で刈り込む方向によってできるデザイン!!選手たちには以外な答えだったらしく、残念ながら正解者はいませんでした。その後、試合によってはひし形や円形、文字等こだわって作っていることも話してくれました。

1年中緑に保つため、どのようなことに気をつけているか等、本当に細やかにメンテナンスされていることが良くわかりました。
選手たちが身を乗り出して聞いていたのが、チームのスタイルによって芝生の長さを調整しているということでした。
チームスタッフと話し合い、芝生の長短、水まきのタイミング等々。
実際にレアルマドリードがホームスタジアムへバルセロナを迎え入れた試合では、パスを繋ぐバルセロナ相手に芝生を長めにしてボールが転がりづらいように苦戦させ、レアルマドリードの勝敗を左右させた、と説明をすると選手たちからどよめきが起こりました!!

191227-toyo-2.jpg

野澤氏が大切にしている師匠から言葉である、「ピッチ内のケガの半分は我々の責任」を胸に日々芝生を観察しているそうです。
いかなる仕事も「責任」があるということも選手たちへ伝わったのではないでしょうか。
最後の質疑応答では、選手から天然芝の上でやってほしくないことは?」という質問に、
野澤氏は「使った氷を芝生の上で捨てたり、スポーツドリンクを捨てたりしないで欲しい。芝生は、人間と同じ生き物。
冷えすぎると凍傷になるし、水分も適度に必要。そういう気持ちで扱って欲しい」と話しました。
他に「どこの部分が消耗しやすいですか?」という質問に「やはり、ゴール前が一番激しい。サイド攻撃がありがたいですね」という答えに会場にも笑いがおき和む場面もありました。

選手たちは、今回の野澤氏のお話しを聞き、自分たちが日頃練習しているピッチが東洋グリーンの皆様の日頃の管理のおかげだと感謝の気持ちを持って、今まで以上に芝生を大切にトレーニングに励むことでしょう。

東洋グリーン株式会社 野澤様、貴重なお話ありがとうございました。引き続き名古屋グランパスのご支援、ご声援よろしくお願い致します。

■東洋グリーン株式会社 公式ホームページはこちら