みよし市×名古屋グランパスU-18 サッカー教室
10月21日(日)、みよし市と名古屋グランパスU-18と合同でみよし市在住の小学5-6年生20名を対象にサッカー教室を行いました。
プロ選手ではないU-18選手がコーチを務めるのはクラブとして初めての試みとなるこの教室、練習メニューの構成から運営まですべて高校3年生が行い、選手は初めてのサッカー教室の運営に戸惑いながらも事前にシミュレーションを実施して臨みました。
まず始めに井上亮雅選手を中心にウォーミングアップ。じゃんけんに負けたら近くのコーンまで走るゲームで身体を温め、2回目は後ろ向きに走るなど工夫をこらしました。
続くストレッチでは、「走る前にストレッチでは...。」と他選手から鋭いツッコミが入る和やかな場面もありました。
ウォーミングアップを終えると、参加者を3つのグループに分け、各15分ずつパス、ドリブル、シュート練習を行いました。
パス練習を担当したのは、来季トップチーム昇格が内定している成瀬竣平選手をはじめ、浅井昂介、手嶋秀、長江裕真の4選手。左右の対面パスをしたのち、5mの距離からボールを蹴り、ミニコーンに当てる練習。パスの正確性を求めます。最初は距離を短く、徐々に距離を伸ばしていき、プロの世界でもパスの正確性を求められることを伝えました。
ドリブル練習は萩野滉大選手をはじめ、井上(亮)、井上詩音、松岡ジョナタンの4選手が担当、
FW松岡選手がお手本を見せ、まっすぐ並べられたコーンをジグザグドリブル。コーンに当たらぬよう正確性を求め、加えて速さを競い合いました。
次にディフェンスのいない方へドリブルしシュート。周囲を見て、状況判断能力を養うトレーニングとして行いました。
シュート練習は、藤井陽也選手をはじめ、小野凌也、久島隆維、兵藤健斗の4選手が担当。
お手本ではFW兵藤選手が迫力あるゴールを披露。
参加者はGK久島選手を相手にシュートを打ち込みました。「GKにシュートストップされても、リバウンドまで求め、貪欲にゴール奪う姿勢を伝えました。
最後に参加者による3チームとU-18チームによる4チームで総当りのミニゲーム。
U-18古賀聡監督や成瀬選手などが小学生チームの助っ人として加わったこともあり、U-18はまさかの3連敗を喫しました。
そしてミニゲーム後に集合写真を撮影、ハイタッチで解散約90分の練習を終えました。
全体を取りまとめた萩野選手は「未経験者や女の子がいる中で練習メニュー作成は難しかった。事前に練ったメニューも当日の状況で臨機応変に対応することが求められ、非常に勉強になった」と普段の練習では経験できないことを学んだ様子でした。
また、参加者の皆さんからは「シュートなど間近で迫力のある見本が見られて良かった。」「ミニコーンにパスを当てる練習は難しかった。」「DFのいない方にドリブルする練習は面白かった」といった感想があり、U-18選手が自分たちの手で考えたメニューに満足してくれたようでした。
ホームタウンの小学生にサッカーや身体を動かす楽しさを伝えるだけでなく、コーチを務める選手たちにとっても学びの場となりました。
みよし市教育委員会教育部スポーツ課、及び各小学校関係の方々のご協力のもと、初のU-18選手によるサッカー教室を無事終えることができました。ご協力いただいた皆様、本当にありがとうございました。