名古屋グランパスU-12カタール遠征レポート
名古屋グランパスU-12が、3月11日~16日までカタール遠征を行い、U-12、U-11の2チームで選手26名がアスパイアアカデミーフェスティバルに参加しました。
アカデミースタッフによる遠征レポートをお届けいたします!
3月12日(日)
出発前に数グループに分かれ、カタールの文化や歴史、日本とのつながりなどを調べ、実りある遠征にすべく事前研究・発表会を実施しました。
カタール・ドーハの気温は約24℃で過ごしやすく、心地よい気候でした。ただ、時おり強風で砂が舞い上がり一面が異様な雰囲気に覆われる一幕もあり、日本では味わえない体験もすることができました。滞在したアスパイアアカデミーの施設は、エリート・アスリート育成のために12面の屋外サッカー場、陸上競技場、五輪規格の水泳プール、ウエイトトレーニング室、宿舎、医療センターなど多くの施設があり、アスリートの発掘・育成に力を入れていることを肌で感じることができました。
3月13日(月)~3月15日(水)
試合は、アスパイア、マレーシア選抜、グランパスの3チーム総当り戦を実施。
U-12は「vsマレーシア選抜6-4/vsアスパイア3-0」で勝利し見事優勝を飾ることができました。
それぞれの試合では、立ち上がりこそ相手の体格・スピード・激しいプレッシャーに戸惑いはあったものの、時間が経過すると共に上手く対応・修正し、ボール際も激しく奪い合い、最後まで諦めない強い姿勢を貫きました。
一方U-11は「vsアスパイア4-8」負け、「vsマレーシア選抜4-1」勝利しました。
リスクマネジメント、予測、準備が甘く、視野の確保ができていないことなど課題が残る結果となりましたが、ゴールに向かう姿勢やハードワークができたことは大きな収穫でした。今まで味わったことのない経験で緊張感もあり、自信を持ってプレーすることの大切さを感じました。
遠征では、ケガ人や体調不良者も出ること無く終えることができました。しかし、今回が初めての海外遠征の選手が多く、約12時間のフライトや食文化の違い、環境の変化に対応することができず苦戦する選手も目立ちました。特に、食文化の違いに適応できない選手のパフォーマンス低下は顕著に現れていたので、常日頃の生活習慣を見直す良い機会になったと思います。
この経験を活かし、今後の世界大会にも臆せずアウェイで闘える選手の育成に励んでいきます。