GRAMPUS SOCIO PROJECT 第3弾|GIRLS SOCIO PROJECT 2日目
GRAMPUS SOCIO PROJRCTの第3弾、「GIRLS SOCIO PROJECT」のテーマは「一人でも多くの女性がもっと笑顔になれるグランパスを考える」。その第2回ミーティングを10月26日名古屋市中区にある名古屋観光ホテルで行いました。いつもとは違うシャンデリアのある部屋でのミーティングに、参加したグランパスファミリーのみなさんのテンションも上がっている様子でした。
この日は試合日ではなかったため、SOCIO PROJECTの事務局以外の各部署からも多くのスタッフが参加することができました。各スタッフが自己紹介をした後、各テーブルを回り参加者と意見を交わします。「直接グランパスファミリーのみなさんの話を聞く機会がなかなかないので、生の声を聞くことができてとてもうれしかった」(矢野/MDグループ)と、スタッフにとっても貴重な経験になりました。
今回は、前回考えた「10年後、2034年になりました! グランパスと一緒に、今までよりもっと女性が笑顔になっている世界は、どんな世界??」など、未来に向けてこうありたいと想像した姿を、より具体的な形に落とし込むセッションとなります。「女性がもっと笑顔になれる1日」を思い描きながらグッズやイベントなどの企画を考えていきました。
まずは、どんな女性がグランパスと共に楽しんでいるのか、その女性の年代や所属、グランパスを好きになったきっかけ、何が好きなのか、を付箋に書いていきます。その次に、逆にどんな女性がグランパスを楽しめていないのか、好きではない理由を挙げていきます。
好きな理由としては「かつてサッカーをやっていた」、「マスコットのグランパスくんが好き」、「家族ぐるみで応援している」。逆にネガティブな意見としては「サッカーのルールが分からない」、「バレーボールのほうがイケメンが多いイメージがある」、「スタジアムの雰囲気が怖い」などの理由がありました。
そして、どんな女性にグランパスを好きになってほしいのか、参加者それぞれが年齢、出身地、趣味など架空の女性のプロフィールを作成していきます。ここでは5歳からシニア層まで幅広い年代の女性像が作られていきました。
ハーフタイム(休憩)明けには森島司選手がスクリーンに登場。プロジェクトメンバーに向けたサプライズメッセージが流れると、会場から大きな拍手が上がりました。後半戦は自分が想定した女性と近いプロフィールを考えていたメンバー同士でグループを組み、さらにその架空の女性像を深掘りしていきます。まず考えたのはその女性の1日のスケジュール。平日と休日を分け、どんなタイムテーブルで生活しているのか、自由に想像していきます。
自分たちと同じ20代前半の女性の1日を考えていた女性ばかりのグループは、常に笑い声が絶えず大盛り上がり。その輪の中にいた主婦層のさやかさんは、「異文化交流みたいな感じですね。こういう若い年代の子を取り込むとやっぱり強いと思う。今一番、グランパスサポーターになってほしい年代ですね」と、若い世代のパワーに刺激を受けている様子でした。
そして最後のステップとして「女性が思わず参加したくなる笑顔で楽しめるイベント」をグループで考えました。想定した女性をベースに試合の当日だけではなく、数日前から楽しめるイベントやグッズなど、いろいろな角度からアイデアを出していきます。また、来シーズン以降の「ガールズフェスタユニフォーム」のデザインアイデアを考えるグループもありました。
主だったイベントアイデアとしては、「シニアの方向けに試合までのウォーキング歩数によりプレゼントを進呈」や「子どもたちに向けたグランパス給食」、「ガールズフェスタ限定の選手による特別電車内アナウンス」、「初めて観戦した女性でも楽しめる駅からスタジアムまでのおもてなしロード」のほか、「日中の推し活を充実させるためにしっかり眠るための快眠グッズ」や「グランパスくんパックなど美容系のグッズ」、「甘いカクテルやヘルシーフード」、「髪型を崩さないカチューシャ」などのグッズ類から、「暑さで崩れたメイクを直せるメイクルームの整備」などの要望も出ていました。
「今日は皆さんにさまざまなアイデアを出していただきました。その中からいろいろなエッセンスをいただきながら、やれるものはすぐにでもやっていきたいと考えています」(児玉智洋/GRAMPUS SOCIO PROJECT事務局)。今後はこの日出たアイデアを社内で検討して、できるだけ多く実現できるようにしたいと考えています。
参加者の声
さやかさん(SOCIOプロジェクトメンバー)
サッカーはまだ男の人が観るスポーツ、やるスポーツというイメージがあるので、若い女の子を取り込むには何かの取っ掛かりが必要だと思います。女子人気をグッと増やすには、やっぱりイケメンの選手をちょっと前に出すというのも大きいと思います。どんどん広げていってほしいですね。
あっちゃんさん(SOCIOプロジェクトメンバー)
いつも親子でスタジアムに行っています。もっと盛り上げたいというのはみんなの共通認識だと思います。子どもの意見が無垢で面白くてとても感心しました。駅からスタジアムに行くまでの意見が何個か出ていて、それができたら違いが出るので、難しいかもしれませんが、やってほしいというか見てみたいなと思いました。
Keyさん(SOCIOプロジェクトメンバー)
今回もすごく面白かったです。1回目のGRAMPUS SOCIO PROJECTから参加していますが、今回は短時間で熱がグッと上がる感じで、アイデアがすごく広がったと思います。企画を考えると言いながら、今まで引っ掛かっていた部分を放出できた感じもあって、「こうだったらいいのにな」という内心で思っていたことが意見として出せたと思います。これがちゃんと伝わって、もっと良くなっていくんだろうなと期待感が"マシマシ"です
みさっちゃんさん(SOCIOプロジェクトメンバー)
前回とは違うグループの人たちと新しい話ができて、みんな熱量が高いので、話しているとどんどんアイデアが湧いてきて、話が盛り上がって楽しかったです。一緒のグループに中学生の女の子がいて、若い子しか知らないこともあったので、なるべくアイデアを取り入れてもらって、いくつか実現してほしいです
にいなちゃんさん(SOCIOプロジェクトメンバー/小学5年生)
グランパスのファンになって1年目なのでちょっと恥ずかしかったけど頑張りました。グランパスのカップホルダーがあったらいいなと思いました。グランパスが好きな理由はイケメンの選手が多いから。和泉(竜司)選手のファンです。
松浦(株式会社名古屋グランパスエイト・人事部)
普段は人事業務を行っているので、ファン・サポーターの皆さんの声を聞く機会があまりないですが、今日皆さんの熱い想いや、サポーター目線のアイデアを一心に受けさせていただいて、刺激になりましたし、それを会社の中でどう生かしていくのか考えていきたいと思います。個人的に気になったのは、選手がガールズフェスタ限定のメッセージを送るというアイデア。いろいろな言葉を想像して、グランパスファミリーの皆さんに喜んでもらえるし、楽しんでいただけるだろうなと思いましたね。普段は実現できそうかとか、コストとかを考えてしまいがちですけど、「これは喜んでもらえそうだな」とか、そういう目線で考えることが大事だなと感じました。グランパスファミリー目線でいろいろな企画をしていきたいと思いました。
矢野(株式会社名古屋グランパスエイト・MDグループ)
GRAMPUS SOCIO PROJECTは、いつも応援してくださっている方たちと意見交換できる貴重な場だと感じました。皆さんの新しいグッズに対する熱がすごく高くて、直接お話しできて、一つでも多くその熱い想いを形にできるようにしたいなと思いました。いろいろな世代の方が集まっていらっしゃったので、本当に参考になりました。中でも、「シニアの方に」という意見があって、確かにこれまであまり目を向けていないことだなという気付きもありましたし、原点に立ち返る機会になったなと思います。
児玉智洋(GRAMPUS SOCIO PROJECT事務局)
今年はU-15の子どもたちと、女性の皆さんと、2つのGRAMPUS SOCIO PROJECTを行い、本当に熱い想いが溢れるミーティングになりました。ガールズソシオプロジェクトは本当に熱く、和気あいあいとした会になりました。それぞれたくさんのアイデアをいただけたのもありがたいですが、それ以上にこのプロジェクトメンバー同士が仲良くなって、スタジアムで挨拶を交わしているということも伺い、SOCIO PROJECTのつながりが広がっている実感があって、それがとてもうれしいです。30周年を機に、クラブの未来をグランパスファミリーと共に創っていくという想いのもとスタートを切ったプロジェクトですので、今後もいろいろな企画を考えています。来年以降の第4弾、第5弾も期待していただけたらと思っています。グランパスファミリー、地域の皆さまと一緒に成長して、もっとグランパスの輪を広げていきたいと思っています。
共創アドバイザー協力: Future Sessions 上井雄太氏