GRAMPUS SOCIO PROJECT 第三弾|GIRLS SOCIO PROJECT 1日目

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グランパスファミリーの皆さまと共にクラブの未来を創っていく「GRAMPUS SOCIO PROJECT」。その第3弾はGIRLS SOCIO PROJECTとして「一人でも多くの女性がもっと笑顔になれるグランパスを考える」をテーマに、9月22日に豊田スタジアムで第1回目のミーティングを行いました。

参加者は小学生から大人まで幅広い年代の約40名。グランパスは普段から誰もが笑顔で楽しんでいただけるスタジアムを目指していますが、女性の来場者比率は30%を下回る傾向があり、他のクラブやスポーツと比べると高くありません。今回は、より多くの女性に楽しんでいただけるためのアイデアを考えていただきました。

受付を済ませた後は、簡単なスタジアムツアーを行い、普段は入れない記者会見室やフラッシュインタビューのエリアなどを見学しながら、ミーティング会場へ。

そしていよいよミーティングへ。まずは2人1組になって「推しのグランパスの選手は?」をテーマに対話のウォーミングアップから始めました。この日が初対面というメンバーがほとんどでしたが、話しやすい話題で打ち解けます。

さらに、「3年前、想像していなかったけど今起きていることは?」、「3年後、2027年になりました! 振り返ってどんな想像できないことが起きていますか?」と、グランパスの未来像に近づけたテーマで対話を重ねていきます。「ユニフォームの胸の星が10個になったので大きな星になっている」や「日本代表のほとんどがグランパスの選手」などのありたい未来の姿で話が弾むなか、発表時に一番大きな拍手が起こったのは「ミッチ(ランゲラック選手)が帰ってきている」という夢でした。

次のステップはグループでの対話。テーマは「10年後、2034年になりました! グランパスと一緒に、今までよりもっと女性が笑顔になっている世界は、どんな世界??」。それぞれが思いついたアイデアを付箋に書き出し、大きな用紙にスタジアムでの出来事とマチナカでの出来事を分けて貼っていきます。「選手と撮影できるプリクラ」や「バーチャルでのルール解説」など、いろいろなアイデアを出し合い、語り合う参加者たちの表情はどんどんと明るくなっていきました。

たくさんのアイデアの中から、「特にこれを達成したい」と思ったものを"推しアイデア"としてシートに書き出します。そして同じような推しアイデアをピックアップした人とグループを組み、さらに対話を深めます。今度はグループ内で出たアイデアを「未来アイデアシート」に書き出し、イラストや写真を使いながら具体化させていきました。さらに「2025年にこれがあったから2035年のありたい未来を実現できた」という、近い未来の"来年"に実現できるようなアイデアも加えました。

30分ほど話し合った後、グループごとにまとめたアイデアを発表していただきました。「もっと街中にグランパスを」というテーマの装飾やグッズ展開、「見たい時に見たい人が」をテーマにしたバーチャルウォッチ、防音設備や赤ちゃん連れでも安心なファミリールームなど、女性が笑顔になれる未来がたくさん語られました。

この日に出たアイデアはスタッフ間でも共有し、さらに第2回SOCIOミーティングで対話を深めて、一人でも多くの女性が笑顔になれるグランパスを実現できるように進めていきます。

参加者の声

キラリさん

「私はデザイン系の学生で、みんなでコンセプトを考えて作り上げることをやってみたいと思って応募しました。未来はVR系が進化していると思うので、例えばオフサイドのルール解説とか、なぜ審判の方が笛を吹いて止めたのかとか、そういう『今起きたことが瞬時に分かるVRが出る』というアイデアがいいと思いました。10年後、今のグランパスがどう大きくなっているのかをすごく楽しみにしています」

りなさん

「もっと同世代の友だちと一緒にサッカー観戦できたら楽しいだろうなと思っていて、どういうイベントがあれば一緒に観に行ってくれるのかをみんなで考えたいと思って参加しました。普段、駅から歩いてスタジアムに来ますけど、暑くて歩きたくない人も多いと思うので、『スタジアム直通の涼しいルート』というアイデアが気になりました。あと女性、特にママさんは荷物が多いので、パウダールームや洋式トイレなども気になります」

みさっちゃん

「SOCIO PROJECTは去年から気になっていて、今回はガールズソシオということで何かの役に立てるかなと思って参加しました。スタジアムが汚いと女性は足を運びづらいので、ゴミが落ちていないとか、汚いヤジがないことも笑顔になれるポイントだと思います。あと、他の人の意見でしたけど、グッズショップとか他のブランドとのコラボ商品に関するアイデアも楽しそうだなと思いました」

Ayaさん

「私は毎回参加していますが、今回は女性のためということで、小さいお子さんから年齢の上の方まで、幅広い女性のグランパスファミリーがいらっしゃって、こういうSOCIO PROJECTに興味を持っている人がたくさんいるんだなと実感しました。アイデアの中で気になったのは『バーチャルで選手と触れ合える』や、『バーチャルユニフォーム』。ボロ負けした後なんかはユニフォームを脱ぎたいと思う人もいると思うので、そういう時に着替えずにバーチャルで色やデザインが変えられるのは面白いですし、赤色が似合わない人もいると思うのでいいですよね。誰にでも柔軟に対応できるユニフォームを想像できるのはすごいなと思いました。皆さんと一体となって盛り上げるイベントを期待しています」

ヒカリさん(小学生)

「学校の友だちを誘っても、なかなか一緒に来てくれることはなかったけど、『私が考えたんだよ』ってなれば、いろんな子がグランパスを観に来てくれるかもと思って参加しました。いろんな人と交流してグランパスの未来を考えることがすごく楽しかったし、自分がグランパスに貢献できるのもうれしいです。他のメンバーが考えた『(グランパスコラボ)ドーナツ』がすごく面白くて、カフェを作るとか、みんないろいろなことを考えられるんだなって思いました」

井上グララさん(中学生)

「周りに女子サポが少ないので、少しでも増えたらいいなと思って参加しました。今日はいろんな世代の人たちと共通のグランパスの話で盛り上がって、自分の社交性を身につけることができたり、発揮できたりしたのも良かったです。気になったアイデアはいっぱいあったけど、『女子カフェ』とか面白いなと思います。本当にあれば絶対に行きたいですね。チームには、今年はルヴァンカップを絶対に獲って、来年はもっといっぱいタイトルを獲ってほしいです」

ニコさん

「学校でグランパスのことを語り合える人はいないので、今日初めてこういう場に来て、自分の推しの選手(永井謙佑選手)のことを語ることができて楽しかったです。『女子のチームが出来ている』というのは、たしかに他のチームでやっているところがあるし、女子のチームがあったらサッカーをやりたいと思う女子も増えると思うのでいいなと思いました。私たちも胸に星をたくさんつけて歩きたいので、チームには勝ってほしいし、そのために全力でゴール裏から応援します」

共創アドバイザー協力: Future Sessions 上井雄太氏