GRAMPUS SOCIO PROJECT 第二弾|U-15 SOCIO PROJECT 2日目

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「次の30年の未来に向けて、グランパスファミリーの皆さんと共にクラブの未来を創っていく」、その誓いを込めて2023シーズンに発足した「GRAMPUS SOCIO PROJECT」。プロジェクトの第二弾となる「U-15 SOCIO PROJECT」は15歳以下の子どもたちが中心になって、子どもたちがもっと笑顔で楽しめるグランパスを考える」をテーマに、どんなイベントや企画があったら子どもたちがより楽しむことができ、より多くの子どもたちにスタジアムへ行きたいと思ってもらえるかということについて対話を重ねています。

7月28日(日)に開催された第2回SOCIOミーティングでは、第1回で出た20以上のアイデアの中からクラブスタッフがピックアップし、実施に向けて協議をしてきた7つの案を、さらに具体的に検討する「アイデアのブラッシュアップ」を行いました。

クラブがピックアップした7つの案は次の通りです。

  1. 永井謙佑選手に挑戦
  2. 選手にとどけ!!メッセージ
  3. 子ども応援席
  4. グランパスビンゴ
  5. グランパスくんかくれんぼ
  6. ○○な人選手権
  7. 赤ちゃんスペース

まずはクラブスタッフがピックアップした7つの企画の概要を説明し、実施に向けて検討した実施場所やスタッフの配置等、現在抱えている課題を伝えました。参加者は「自分にとってより良いことは?」、「友達や家族にとってより良いことは?」、「グランパスにとってより良いことは?」の3つの観点から、さらに良くするためのアイデアを考えました。

例えば「永井謙佑選手に挑戦」であれば、永井選手が当日の試合のメンバーに入った場合は実施不可となるので、どういったタイミングで行うのがベストなのか。あるいは永井選手の代役を立てる場合はどの選手にどんなことで挑戦すると楽しいのか、スタジアムのサイネージを使って当日は選手が関与しない形にできないのかなど、クラブからメンバーにご提案した後、グループ内でそれぞれのアイデアを出し合い、共有しました。

そして、その7つの案の中から最も実現したいと思った案をそれぞれが一つ選び、同じ案を選択した参加者と新たなグループを作って対話を行いました。ここではより実現性を高めるために、それぞれの案を持ち寄りながら、さらにブラッシュアップを重ね、アイデアスケッチに写真を貼ったり、キャッチコピーを記入して「見える化」させていきました。そしてそれぞれのグループがブラッシュアップした案を発表しました。

最後に、それらを踏まえて各グループが練りに練ったアイデアを発表していただきました。第1回では「こんなことができたら面白い」といった小さな芽だったアイデアが、対話を重ねたことでより良い、実現性の高いものになりました。

次に、自分たちが創ったアイデアをいかに多くの人に知ってもらうのかという、広報戦略を考えました。ここではスーパーや学校でポスターを掲出することややテレビ、新聞などのメディアを活用すること以外にも、YouTubeやTikTok、InstagramなどのSNSを使った現代的な告知方法がアイデアとして出ていました。

すぐに実現可能なものは今月(8月)のホームゲームで実施する予定で、その他のアイデアもクラブスタッフが実現に向けて可能性を探っていきます。
子どもたちが中心になって考えたイベント。それは子どもたちがやってほしい企画そのものでした。子どもが楽しめるスタジアムはどんな空間になるのか。ぜひ豊田スタジアムで体感し、楽しんでください。

参加者コメント

  • KAITOさん(中学1年生・男性)
    「1回目もそうだったけど、みんなの意見をたくさん聞けたし面白いものがたくさんあって、みんなに喜んでもらえそうなアイデアが出ました。これが実現したら、グランパスのことをもっとたくさんの人に知ってもらえると思います。自分が出したのはビンゴだったけど、他の案も全部採用してほしいくらいです。自分が考えたアイデアが採用されたら素直にうれしいし、自分がそれを体験できるのも楽しみなので期待しています」
  • れんさん(小学6年生・男性)
    「自分の考えをちゃんと言えることができたし、『みんないろんなことを考えているんだな』と他の人の考え方がたくさん分かって、楽しく話し合うことができました。グランパスは多くの年齢層に楽しんでもらえるイベントがたくさんあるので、スタッフの人たちには、今回のアイデアをより面白く楽しくしてほしいです」
  • KUREさん(中学2年生・男性)
    「2回目のミーティングはより具体的ないろんな意見が出たし、広報戦略とかもあって実際にやってもらえる時が楽しみになりました。自分は『永井選手に挑戦』のグループでしたけど、自分が挑戦できたらと思うとすごく楽しみだし、他の人がやっているのもワクワクして見られると思います。今回のプロジェクトで出た意見をどんどん取り入れてくれたら、すごくうれしいです」
  • ぴかみんさん(小学4年生・女性)
    「最初は難しいと思うところもあったけど、いろんな意見を聞けて楽しかったし、自分としても題名をどうするかとか、ハンデの時間を何分にするかとか、自分の意見を言うことができて、ちゃんと話し合うことができて良かったです。頑張って考えたのでグランパスファミリーのみんなに楽しんでほしい。自分がやりたいと思うアイデアもたくさんあったので、自分も体験したいです」
  • MIKさん(保護者・女性)
    「すごく楽しいミーティングで、子どもたちの意見をたくさん聞けて良かったです。1回目からそうでしたけど、子どもたちが出してくれたアイデアは実現できるものも多いので、1つとは言わずに2つでも3つでも、本当にたくさんの企画を実現していただけたらと思います。サポーターとしてはチームが強くなってもらいたいので、そちらにも期待したいです」
  • KUREママさん(保護者・女性)
    「私は子どもがきっかけでサッカーを好きになりましたが、参加者の皆さんは本当にグランパスのことが好きで、いかにクラブを盛り上げていくかをすごく考えていて、いろいろな話ができてすごく楽しく参加できました。個人的にはキッズルームにすごく期待しています。子連れのお母さんがもっと気軽に楽しめるようなスタジアムになってほしいです」
  • としさん(ファシリテーター/第一弾SOCIO PROJECTメンバー・男性)
    「今回は2回目のミーティングということで、皆さん事前準備ができていて、子どもたちも積極的にアイデアを出してくれたので、『グランパスの将来は安泰だな』と感じました。大人は現実的なところから考えますけど、子どもはそれを取り払った自由なアイデアを出してくれるので面白かったです。こういう場でいろいろな人たちと広く話すことを今後も続けていってほしいと思います」
  • 児玉智洋(名古屋グランパス・マーケティング部)
    「今回はU-15 SOCIO PROJECTということで、大人では考えられない角度からのユニークなアイデアを子どもたちが出してくれて、とても有意義な時間になりました。また、保護者さんからも『もっとこうしてほしい』という、保護者目線の細かな意見があって、保護者と子の両軸で対話できたことも良く、これが合わさっていけば、もっと子どもたちが笑顔になれる土壌ができて、私たちもこの先より良い未来を創っていけると感じました。
    ただ、アイデアをもらっただけではダメで、アイデアをすぐにでも実現しようとプロジェクトを進めています。イベントチームだけではなく、クラブ一丸となって、まずは8月のホームゲームのどこかで実施しようと考えています。
    私たちはグランパスファミリーの皆さんに支えていただいています。グランパスファミリーの皆さんと一緒にグランパスの未来を創っていくこと、グランパスファミリーの皆さんがその当事者になっていただくことが大事だと思っています。ソシオプロジェクトを通してファミリーの皆さんと一緒にクラブの未来を考える時間をがあることはクラブとしてとてもありがたいことですし、たくさんの気付きや学びがあります。まず今回参加していただいた方々に感謝していますし、これからも様々なプロジェクトを通してグランパスファミリーの皆さんと一緒に、この地域、名古屋グランパスを盛り上げていきたいと考えています。

共創アドバイザー協力: Future Sessions 上井雄太氏