第16回「U-12グランパスカップ」(第1日目 低学年の部)
名古屋グランパスは地域に根ざした普及活動の一環として、地元サッカーチームとの交流ゲーム『U-12グランパスカップ』(主催:(株)名古屋グランパスエイト)を、毎年春休みに開催しています。
今年で16回を迎えたこのグランパスカップ。今回も3月26日(土)〜28日(月)までの3日間の日程で開催され、トヨタスポーツセンター第2グラウンド及びサッカー場に、元気溢れるちびっ子サッカー選手たちが集いました。
第1日目・26日は、低学年(小学1年生〜3年生)のチームによる、順位を決めない交流ゲームが行われ、日頃のトレーニングの成果をこの場で試してやろうと、皆、ウォーミングアップからやる気タップリの様子を見せていました。
朝方は少し冷え込み、最初のゲーム開始の笛が吹かれた頃はまだ肌寒さを感じるピッチ上でしたが、次第に激しさの増してゆくゲーム同様に、気温の方も上昇し始め、各コートはポカポカと暖かな春の日差しの下、チャンスの度に大きな声援を送るご家族の声を背に受けながら、ハードで熱い内容のゲームが繰り広げられていました。
試合の合間に行われる選手参加のイベントの前には、グランパスチアスクール生が駆け付け、キレのあるダンスを披露、この日のゲームを大いに盛り上げてくれました。
午前11時半過ぎ、トレーニングを終えた西村弘司選手・武田洋平選手・和泉竜司選手・森勇人選手・小屋松知哉選手・杉森考起選手・グスタボ選手の7人が第2グラウンドを訪れ、今か今かとイベントを待ち侘びていたちびっ子たちと共にミニゲームを楽しみました。
ゲーム中は、子どもたちを楽しませるような"大人"の対応が見られるかと思いきや、選手達は巧みな足技を披露しながらゴールを量産。特に森選手と杉森選手は、テクニシャン振りを見せて子どもたちを翻弄、巧みなトラップから次々とゴールを沈めて派手なガッツポーズを決め、周りから「大人げな〜い」とブーイングを浴びていました。
「これからもグランパスの応援をよろしくお願いします。またスタジアムにもゲームを見に来て下さい。ありがとうございました。」と西村選手が挨拶してイベントを締め括ると、ミニゲームに参加できなかった子のために参加者全員とのハイタッチが行いながら選手が退場、目の前でプロの技を見せられて、すっかり感動したちびっ子たちは、その興奮冷めやらぬ程の盛り上がりを見せて応対し、正に満面の笑みで7選手を送り出してくれました。