「2015 体の動きづくり教室」の模様
12月6日(日)、名古屋グランパススクール生(小学1〜6年生)を対象に、陸上7種競技日本記録保持者の中田有紀選手(日本保育サービス所属)を講師に迎えた「2015 体の動きづくり教室」が旭グラウンドにおいて実施されました。
2004年のアテネ五輪に出場した中田有紀選手。陸上競技の基本であり、すべてのスポーツに役立つ、しなやかでロスのない動きを身につける"動きづくり"をスクール生が、現役トップアスリート選手から、日頃のサッカーに活かせるような体の動かし方、スムーズな走り方を中心に学びました。
中田選手から歩き方の基本や膝の向きなどを教えて貰いながら進行してゆくものの、普段、あまり意識することがないような内容のため、当初は歩き方もぎこちなく、スクールのコーチ陣やアシスタント役を務めてくれた三好FCの選手等から、「歩き方おかしくなってるよ〜!」と冷やかされていたものの、スクール生は神妙な表情を見せ、真剣に取り組んでいました。
走る際の腕の振りやスムーズな体重移動のやり方など、様々なメニューを進めてゆくうちに、次第に足の運びも格段に良くなり、キリッと姿勢を正してスピードに乗った鋭い走りが見られるようになって来ると、速く走れるようになったことの喜びを感じた様で、多くの子が満面の笑みを浮かべながら、何度も嬉しそうにチャレンジしていました。
上級生たちの回では、直接サッカーでも役立てることが出来る両足のステップワークやスムーズなターンの方法等、メニューも少し高度な内容になり、困惑した様子を見せて取り組んでいましたが、時折、見本に鋭いスプリントを披露する中田選手の走りに、思わず「はやっ!」と感動の声を挙げ、少しでもスピードに乗った走りを覚え、スムーズな身のこなしを身に付けて帰ってやろうと、熱心な様子で取り組んでいました。
教室の最後に、「少しでも早い時期から今日やったようなことを続け、しっかりと身に付けてゆくことで、中学や高校、大学、そしてJリーグの選手になっても、役立ちますので、これからも頑張って下さい!」と中田選手から熱のこもった激励の言葉に、皆「ありがとうございました!!」と、しっかり感謝の意のこもったお礼の挨拶で応えていました。