「NTP名古屋トヨペット檀渓通店 中村直志&米山・千代反田スクールコーチ トークショー」の模様
大きな拍手に迎え入れられ、少し照れた様子を見せながら中村・米山・千代反田の3人が登場。かつて名古屋グランパスに所属していたことのある3人と言うことで、プロフィールが簡単に紹介されると、早速トークショーがスタートしました。
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-本日はよろしくお願いします。現役時代に苦労した話があれば教えて下さい。
米山:僕が結婚した年ですね。その年はまだヴェルディにいて、チームがJ1からJ2に降格した年でした。また珍しい病気にもかかり大変な年でした。
中村:確か2005年だったと思うのですが、チームが降格圏内に入っていて、次のホーム戦で負けると降格してしまう様な状況でした。前日に皆でミーティングをしたのですが、点をとられないように11人でディフェンスするか、と言う様な意見も出る状況でした。ただチームみんなが一丸となって、ホームの豊田スタジアムでのガンバ大阪戦を勝利し何とか降格を逃れました。
-引退後のお仕事の内容を教えて頂けますか?
中村:僕は名古屋グランパスのホームタウン担当として働いています。朝9時に会社に自転車と電車で行っています。仕事の内容としては、市役所や商店街に伺って企画のお話をし、それを採用して貰うと、今度は日程を調整して、イベントを実施しています。少しでも地域の方達に、名古屋グランパスを知って貰う、根付かせる様な活動をしています。
米山:グランパスには13箇所にサッカースクールやチアスクールがあり、僕はサッカースクールのコーチとして教えています。
千代反田:僕の仕事も米山さんと同じです。あと幼稚園や小学校に訪問してサッカーを教えています。
米山さんと事務所が一緒なので、デスクワークをする際、パソコンの操作が分からない時にはお互い教え合っています(笑)。
(※ここからはサイコロを振って出た目の質問を応える。)
「現役時代に記憶に残っていること」
千代反田:僕がまだアルビレックス新潟にいた時なのですが、2009年のグランパスとの試合中にマギヌン選手が退場になり、それに対して名古屋のみんなが抗議していました。その時、僕がライン際にいて抗議の輪の中にいたのですが、ストイコビッチ監督に胸を思いっ切り押されました。グランパス入団時の会見の時にも話した程良く覚えてました。
僕はセンターバックというポジションなので、相手の選手との接触時に結構強い攻撃を食らうので、負けないようにと、時折、熱くなりますね。
「現役時代に記憶に残っていること」
中村:ずっと名古屋グランパス一筋でしたので、やっぱり2010年にリーグ優勝出来たことですね。その年はチームがとても団結していて、選手達もしっかり一丸となっていました。
MC:実は私も優勝時たまたま休みでスタジアムにいました。あの時は凄く興奮した覚えがあります。
「○○さんの秘密」
米山:実は中村は、現役時代、飲み会に殆ど来ないこと、来てもすぐに帰ることです。
中村:僕はお酒が苦手で、体育会系のノリも苦手なんです。特に増川選手と阿部選手の近くのいると長いこと絡まれるので、当時、そういう席ではなるべく近くにいないようにしていました(笑)。
米山:大学時代は?
中村:さすがに先輩の誘いは断れないので、潰れたことは何回かはありましたよ。
千代反田:ただ2010年の優勝時の直志さんは凄かったですよ。飲み会にも率先して参加して、みんなの前に出てパフォーマンスとかもしましたから(笑)。
米山:え〜(笑)?見たかったな〜、お金出してでも(笑)。
(ここで会場のお客様からの質問タイム)
-最後に出場した(2008年の)札幌戦でのFKの時はどんなお気持ちでしたか?
米山:名古屋を退団する事が決まっていて、報道もされていたのでストイコビッチ監督も気を遣って途中から起用してくれました。普段のFKの時は、本当は小川が蹴る流れだったのですが、彼からボールを貰い、流れで蹴ることになりました。
思い切って蹴ったらゴールに入ったのでとても嬉しかったですし、良い思い出になりました。当時のことを知る選手やサポーターに覚えていてもらって嬉しいです。今でも瑞穂に行くたびに思い出します。
-現役時代、監督時代と両方のストイコビッチさんを知っていると思いますが、どんな方でしたか?
中村:選手の時は友達のように接してくれていましたが、監督になってからはとても厳しかったです。クオリティの低いプレーをするとハーフタイムのロッカーで、強い口調でとても怒られました。なのでハーフタイムに入る時はみんなびびっていましたね。サイドバックをやっていた阿部(現甲府)なんかは、ベンチから近い位置にいて、試合中でも良く怒られていました(笑)。
-千代反田さんのお父さんが車を買い換える予定と聞きましたが、どんな車にする予定ですか?
MC:是非トヨペットで買って頂けると嬉しいですね(笑)。
千代反田:かなり迷っているみたいで、色んな車種を見てるみたいです。今のところトヨタの『L』の付く車が一番候補みたいです。僕はちょっと親父には向いていないような気がするので「まだよく考えた方が...」とやんわり言ってます(笑)。
-もしサッカー選手になっていなかったらどんな職業になっていましたか?
中村:僕は日本大学出身なのですが、プロになる事は全く考えていなくて、就職活動していました。もしプロのサッカー選手にならなかったら、職種は分かりませんが、普通に就職していたと思います。
米山:若い頃からプロのサッカー選手になる事を目指してやってきたので、他は考えていませんでした。ただ小さい頃の憧れで、家の設計や建築をやってみたいと思っていたので、もしかしたらなってましたね。
千代反田:教員免許は取りましたが、プロになることしか考えてなかったです。実は(笑)良く外出すると家のデザインを見て回るのが好きなので、よくドライブとかで見回っていました。それで家の建築をしてみたいなと思っていたこともあったので、ひょっとしたらそれかもしれないですね。
トーク後には抽選会が行われ、事前に配布されたクジの番号を3人が引き、当選者には3人の直筆サイン入りのサッカーボールやグランパスの選手のサイン色紙がプレゼントされました。
そして最後には握手会が行われ、つめかけて頂いた方々一人一人にしっかりとお礼をしてお見送りしたところでグランパスOB3人によるトークショーは終了しました。会場となった名古屋トヨペット檀渓通店内では、9月11日(金)から「名古屋グランパス展」が開催されており、トークシューが終わった後もかつて在籍した選手の写真や歴代ユニフォームに多くの人が足を止め、懐かしそうに見入っていました。