「TOHO×名古屋グランパス ガールズサッカーフェスティバル」の模様
8月22日(土)、愛知東邦大学日進グラウンド(日進市米野木町南山945)において、「TOHO×名古屋グランパス 第2回ガールズサッカーフェスティバル」(主催:愛知東邦大学 協力:名古屋グランパス・愛知東邦大学女子サッカー部・愛知県サッカー協会女子委員会)が行われ、小学校1〜4年の女の子を対象に、名古屋グランパスサッカースクールの小野・今井・大島・本田の4コーチが指導にあたりました。
昨年度よりクラブパートナーとしてご支援を頂いている愛知東邦大学との教育提携の一環として、愛知県内の女子サッカーの普及活動、並びに、学生の実施研修も兼ねて昨年から開催されているこのガールズサッカーフェスティバル。愛知東邦大学女子サッカー部員もコーチ役として、この日のイベントを盛り上げました。
名古屋グランパスが日々練習を行っているトヨタスポーツセンターから車でおよそ10分の場所に位置する、ここ愛知東邦大学日進グラウンド。受け付けを開始した頃には夏の日射しが注いでいたものの、時折、まとまった雨の落ちてくる不安定な天候でしたが、雨が打ち水の効果となって気温があまり高く上がらず、サッカーをするには丁度良いコンディションとなりました。
開始に先駆け、愛知東邦大学サッカー部監督から「この広いグラウンドで、たくさんボールを蹴って、たくさん学んで下さいね。」と挨拶の後、小野コーチが「"サッカーが楽しかったな"って思えるように、今日は頑張りましょう! 」と参加者に気合いを入れて盛り上がったところでサッカー教室がスタートしました。
まずは全員で手を繋ぎ、『鬼ごっこ』形式でウォーミングアップを行いました。時折、鬼が入ることが出来ない安全地帯のフープを上手く活用しながら、鬼役のスクールコーチやサッカー部のお姉さん触られないようにと、楽しい笑顔を見せて逃げ回っていました。
しっかりと身体がほぐれたところで、いよいよ学年毎に分かれて、サッカーメニューにトライしました。コーチからのレクチャーを聞きながら、どうしたらボールを上手く扱えるか等、真剣なまなざしを見せて取り組んでいました。
しかし、実際に自分でサッカーボールを蹴ってみると、初めのうちは(ナシ)ボールのコントロールが難しく、なかなか上手く前へと転がしてゆくことが出来ませんでしたが、徐々にボールに慣れ始めると、行き先を阻むサッカー部のお姉さんを器用に交わしながら、行きたい方向へドリブルが出来る様になりました。
小野コーチは各学年を巡回、「顔をあげて、前を見ながらドリブルしよう」とアドバイスを送りながら、上手く出来ている子には「そうそう、良いドリブルだよ!」と激励の声を掛けることも忘れず、子どもたちの"やる気"をしっかりと引き上げていました。
ドリブル練習でボールの扱いに慣れたところで、今度はコーンを的にしたシュート練習を行いました。小野コーチがお手本として勢い良くボールを蹴ってコーンに当てて倒すと、子どもたちから大きな歓声と拍手があがっていました。
ゴール前に配置されたコーン目掛けてシュートを放ち、パコーン、パコーンとサッカーボールが当たって倒れる音があちこちから聞こえ始めると、皆、気持ちがより一層高ぶった様で、徐々にスピードに乗った鋭いシュートを蹴るようになり、次々と的を射止めていました。
そして、しっかりとボールをコントロールして蹴る感覚を養ったところで、この日の総仕上げとしてお待ちかねのミニゲームが行われました。
この日の指導で覚えた"テクニック"を忘れない様にと、ちびっ子たちは巧みなドリブルでボールを運び、この日のイベントに参加して仲良くなった友だちとパスを交換し合いながら、積極的にシュートを放っていました。
ひとたびゴールが決まった時には、チームメイトと喜び合うだけでなく、コーチやサッカー部のお姉さんに駆け寄って熱いハイタッチを決める子も見られ、ミニゲームは大いに盛り上がっていました。
イベント終了後、サッカー部の子から「今日楽しかった人?」という質問に「は〜い!」と、元気一杯の大きな声と共に全員の手が挙がり、雨が降ったり止んだりと落ち着かない天候とは裏腹に、この日参加した子たちのその表情は、終始"晴れやか"で、この日初めてサッカーを経験した子も、サッカーの楽しさをしっかりと身をもって感じ取って貰えたようでした。
名古屋グランパスは、女子サッカーのさらなる普及とより良い発展のための活動をこれからも推進していきます。