「なでしこサッカー体験教室」の模様
7月11日(土)、パロマ瑞穂ラグビー練習場において「なでしこサッカー体験教室」が実施され、名古屋グランパススクールコーチの小野・鬼木・本田3コーチが、小学1〜3年生(19名)、4〜6年生(13名)の女の子を対象にサッカー指導を行いました。
この日は、体を動かす楽しさ、サッカーの面白さを感じて貰うために、未経験者でも気軽にできるボール遊びのようなメニューを中心に、サッカーの基本的なルールを学んで貰おうという狙いで行われましたが、今回のワールドカップで準優勝を果たした"なでしこジャパン"の選手達の活躍に影響され、自分もサッカーをやってみたいと積極的に参加してきた子も多く見られました。
まだ梅雨明けはしていないものの、朝から晴れ間が拡がり、午前中から気温がグングンと上がり、本格的な夏の到来を感じさせるような厳しい暑さの中での実施となりました。
この日のアシスタントを務めるNGU名古屋FCレディースの選手の紹介の後、元気一杯に「こんにちは!!」と全員で挨拶を交わし、いよいよサッカー教室がスタートしました。
軽いジョギングの後、2人1組に分かれての鬼ごっこが行われ、リーダー役の小野コーチから「鬼の位置をしっかりと意識しながら逃げるのがコツだよ!」と教えて貰いながら、皆、狭いコートの中を楽しげな声を挙げながら逃げ惑っていました。
ボールを使ったメニューでは、"頭"、"目"、"おなか"等、コーチからの号令の合間に、"ボール!"と声が飛ぶと、勢い良く目の前のボールをパートナーの子と奪い合いながら、しっかりと瞬発力を養いました。
その後は、低学年と高学年のグループに分かれ、エリア内に配置されたコーンに外から当てた数を競うメニューを行い、周辺をドリブルで移動しながら、中で守備をする子たちの隙を突いた鋭いシュートやコントロールしたグラウンダーのボールを蹴り入れていました。
最後にはこの日の仕上げとなるミニゲームが行われ、強い日射しのことも忘れ、皆、汗を顔一杯に浮かべながらボールを追い掛け合っていました。
低学年のチームは点を取り合うシーソーゲームの展開でしたが、高学年のチームの対戦では、キーパー役のNGU名古屋FCレディースの選手も本気のプレーでシュートを跳ね返して見せ、経験者の子も何人か居たこともあって、なかなかゴールの決まらない拮抗した内容となり、最後まで、行方が見えず、見学していた家族の方も一喜一憂する白熱したものになっていました。
この日のサッカー体験教室終了後、コーチから"楽しかった人?"との質問に、全員が「は〜い!」と笑顔を見せながら大きな声で右手を挙げて応えてくれ、"体を動かす楽しさ"、"サッカーの面白さ"を、身をもって感じて貰えたようでした。