東海地区Jリーグ6クラブが防災をテーマにチカラを合わせる南海トラフ地震や災害に"楽しくそなえる"みんなのチーム「ソナエル東海」発足

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標記の件、このたびJリーグに所属するアスルクラロ沼津・清水エスパルス・藤枝MYFC・ジュビロ磐田・名古屋グランパス・FC岐阜の6クラブは、Jリーグ社会連携本部(通称:シャレン!)が、2020シーズンに推進する4テーマ(防災・高齢者・子ども・一次産業)の1つである「防災」をテーマに、共同でのシャレン!活動をスタートいたしますので、お知らせいたします。

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発足の目的

東海地区のJリーグ6クラブが、今後30年以内の発生確率が80%を超えるといわれる南海トラフ巨大地震の発生や、その他のあらゆる災害に対して「楽しく備える」ことをコンセプトに、地域を中心とした多様な連携パートナーと共に、Jリーグクラブの持つ資源を使っていただくことを通じて、命を守り、そして避難生活に備えるための防災意識の高まりや具体的な行動への換起へと繋がっていくことを目指します。

主たる連携パートナー

主に下記の団体・組織の皆さまと社会連携を進め、「Jリーグクラブを使って」いただくことで、より大きな課題解決を模索していきます。

「ソナエル東海」の活動について

[1]ソナエル東海公式LINE powered by JVOADの開設
昨今の大規模災害時の大きな課題として、正確な情報が届けたい人に届かない、受け取った情報が正しいのか判断がつかない、といった情報に関することが挙げられます。
このたび「ソナエル東海公式LINEをJVOADと共に開設し、防災プラットフォームとして6クラブのファン・サポーターを中心として各ホームタウンの方々に登録を呼びかけます。
災害発生時には、JVOAD管理の下正しい情報を登録者にお届けします。また、平常時も正しい防災知識の
提供や6クラブが行う各地での防災活動に関する情報などを提供していきます。

[2]名古屋グランパスの主な活動

防災キックオフチャレンジ

名古屋市消防局、名古屋市消防団連合会、(株)HITOTOWA等と連携し、SNSを活用し、楽しく備蓄品を学ぶ企画を実施します。コロナ禍の状況の中で今一度家庭にある備蓄品を振り返るきっかけにするとともに必要な備蓄品を学び、そしてその活用方法を学べるオンライン授業を実施します。

グランパスオリジナル防災バッグ

「防災グッズ詰め合わせリュック」と「リュックのみ」の2種類を販売します。リュックは10Lと必要なものがたっぷり入り、防水機能もついています。さらに、このバッグに自身に必要なものを加えていくことを通じて、今一度防災を考えるきっかけにしていただきます。
※発売日、商品詳細、価格等については改めてリリース予定。

9月9日(水)ホームゲームイベント「SDGsアクション」における防災啓発

名古屋市消防局と連携し、起震車による地震に近い揺れの体験イベントや非常食や簡易家具転倒防止用機材等の配布を行ないます。

[3]今後の予定
各クラブがそれぞれのホームタウンで配布、または防災授業の際などに活用できる「防災ドリル」の制作を予定。
制作にあたっては、クラウドファンディングをはじめとする様々な財源確保策を検討。

名古屋グランパス 代表取締役社長 小西 工己 コメント

「ピッチ上ではライバルとして戦っているJリーグクラブが『防災』をテーマに、共にホームタウンを守る仲間として手を取り合うこととなりました。こうした連携を実現できることがJリーグの魅力の1つですし、今まで個別に実施してきた『防災』に関する取り組みをさらにグレードアップすることができると考えております。 Jリーグはサッカーを通して、夢や希望、ワクワクする感情をホームタウンにお届けして参りました。『ソナエル東海』は、そのホームタウンの活力、夢や希望を守ることを目指し、活動してまいります。
名古屋グランパスではSDGsにおける『11 住み続けられるまちづくり』を重点目標として掲げております。
多くの皆様のお力添えをいただきながら、いつ来るか分からない災害から命や大切なものを守るため、日々の備えや防災意識をホームタウンの皆さまに伝えてまいります。」

Jリーグ シャレン!(社会連携活動)とは

開幕以来、全国のJクラブがホームタウンに根ざし、地域と多様な関係性を築くことを方針としてきたJリーグ。ホームタウン活動と呼んで様々な地域密着の活動を展開する中で、これまでの活動に加え、今の社会により適合した、地域との関係性をつくるために整理、再構築を図っている。
Jリーグ公式サイトでは以下の通り説明されている。
「Jリーグ社会課題や共通のテーマ(教育、ダイバーシティ、まちづくり、健康、世代間交流など)に、 地域の人・企業/団体(営利・非営利問わず)・自治体・学校等とJリーグ・Jクラブが連携して、取り組む活動をいいます。
3者以上の関係者と、共通価値を創る活動を想定しており、これらの社会貢献活動等を通じ、地域社会のサスティナビリティ確保、関係性の構築と学びの獲得、それぞれのステークホルダーの価値の再発見につながるものと考えております。」

参考:Jリーグ社会連携本部 シャレン!公式サイト
https://www.jleague.jp/sharen/

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